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第五十二課 祈

  1. * 祈とは何でありますか。

    祈とは天主に心を挙げて、天主と語ることであります。

  2. * 祈の目的は何でありますか。

    祈の目的は、一、天主を讃美し、二、その御恩を謝し、三、罪の赦と四、御恵とを願うことであります。

    祈には、心の中で誦(とな)える黙祷と、言(ことば)に現す声祷とがあります。

  3. * 祈は必要でありますか。

    祈は天主に対する義務を果し、又、救霊を得るために、最も必要であります。(コロサイ4:2、ルカ 11:9-13)

  4. 祈る時には、まず何事を願わねばなりませんか。

    祈る時には、まず第一に天主の御栄と、救霊とを願わねばなりません。(マテオ 6:9-13)

  5. 現世の利益を願うのは、正しいことでありますか。

    天主の御栄と霊魂の救かりとに妨とならぬ現世の利益ならば、之を願うのは正しいことであります。(マテオ 8:5-6、25、同 9:18)

  6. どのような心をもって祈らねばなりませんか。

    信心、謙遜、信頼、忍耐の心をもって祈らねばなりません。(トビヤ 12:8、マテオ 6:5-8、同 21:22)

  7. * どのような時に祈らねばなりませんか。

    屡々祈らねばなりません。ことに、毎日の朝晩、禍や誘惑に会う時、又、主日祝日に当り、秘蹟を受ける前後、とりわけ、臨終の時に祈らねばなりません。

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