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第四十七課 キリスト教的徳

  1. 人はただ罪を避けるだけで足りますか。

    人は罪を避けるばかりでなく、徳を修め、できるだけ完徳に進まなければなりません。

  2. 徳とは何でありますか。

    徳とは容易に善を行い、悪を避ける習性(ならわし)であります。

  3. 徳は幾種に分けられますか。

    徳は、自然徳と超自然徳との二種に分けられます。

  4. 自然徳とは何でありますか。

    自然徳とは、天性又は環境、教育などに基づき、人間の努力のみによって完成され得るもので、自然的善を行わせる徳であります。

    自然徳のみでは救霊を得ることは出来ません。

  5. 超自然徳とは何でありますか。

    超自然徳とは、聖寵によってのみ与えられ、且、強められるもので、超自然的善を行う徳であります。これをキリスト教的徳と申します。

    キリスト教的徳には、救霊に絶対的に必要な最小のもの、即ち大罪を避けさせる徳から、完徳に至るまでの、種々の段階があります。

  6. キリスト教的徳は、幾種に分けられますか。

    キリスト教的徳は、対神徳と超自然的倫理徳との二種に分けられます。

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