死に臨んだ信者に洗礼を授ける時に、教えねばならぬ事柄は何でありますか。
此の際、教えねばならぬ事柄は、
一、霊魂の不滅、天国の幸福と地獄の苦しみ、罪の赦を受けなければ天国に行かれないこと。
二、天主の存在、三位一体のこと、第二位は人となり、十字架に附けられ、人々の罪を贖い給うたこと。
三、救主に依り頼むこと、天主を愛し奉ること、生涯の罪を痛悔すること。罪の赦を得手天国に行くために洗礼を受けねばならないこと、等であります。是等を一々説明する暇もなく、又、病人もこれを理解することが出来ぬ場合には、せめて、
一、霊魂の不滅と死後の賞罰、
二、天主の存在、
三、一生涯の罪を心から痛悔することを教えねばなりません。
聖体拝領前の断食の規則として従来は、前夜十二時から飲食を絶つことが命じられていました。これを守ることは現在でもすすめられており、四四六番の新規定に従う者も、模範的生活、特に痛悔と愛徳の業をもって、この恩典にむくいるようつとめねばなりません。
公教要理 終
公教要理 天主公教会認可済
昭和27年3月5日発行
定価 並製 25円
編集者 カトリック中央協議会 |
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