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聖体拝領のしかた

  1. 御聖体を拝領するときどんな姿勢をすべきですか。

    御聖体を拝領するときには、ひざまづくか直立の姿勢をとり管理人注1、頭をこころもちあげ、謙虚に視線をホスチアに向け、口を充分あけて、舌を少し出します。

  2. 聖体拝領用のパテナはどう扱うべきですか。

    聖体拝領用のパテナは万一ホステアが落ちた時、受けとめられる位置にもっていなければなりません。

  3. いつ聖なるホスチアをのみ込むべきですか。

    聖なるホスチアは受けてからすぐにのみ込んでしまうべきです。

  4. 聖なるホスチアが口蓋にくっついた時どうしなければなりませんか。

    聖なるホステアが口蓋にくっついた時は、舌を使ってとり、決して指を使ってはなりません。

[管理人注1] 「直立の姿勢」という言葉が「御聖体を立って受けること」を意味しているならば(そうなのでしょうが)、これはこの公教要理の元々の姿(文章)を反映しているものではありません。

何故なら、第一に、それが発表されたのは1908年のことであり(Wiki)、当時は「御聖体を立って受けること」は考えられないことだったからです。

そして第ニに、英文の聖ピオ十世公教要理を参照してみれば、その問答はこうなっているからです。

47 Q. How should we act while receiving Holy Communion?
A. In the act of receiving Holy Communion we should be kneeling, hold our head slightly raised, our eyes modest and fixed on the sacred Host, our mouth sufficiently open, and the tongue slightly out over the lips.

47 Q. 御聖体を拝領するときどんな姿勢をすべきですか。
A. 聖体を拝領するときには、ひざまずいて、頭をこころもちあげ、謙虚に視線をホスチアに向け、口を充分あけて、舌を少し出します。

EWTN

「直立の姿勢をとり」という文言はありません。

私がここに表示している聖ピオ十世公教要理は『フマネ・ヴィテ』研究会HPにあるものを転載させてもらったものです。そして、そこには特に説明はありませんが、それは精道教育促進協会(オプス・デイ)が1974年あたりに翻訳出版したものなのでしょう。

ですから、その翻訳は第二バチカン公会議後のものであり、且つ、日本に於いて「立って手で受ける聖体拝領」が実践され始めてからのものです。本文を手直しするとは、訳者の行ないは感心できません。

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