教会の第一の掟「日曜日と守るべき祝日にミサ聖祭にあずかること」では何を命じていますか。
教会の第一の掟「日曜日と守るべき祝日にミサ聖祭にあずかること」では、毎日曜日と定められた守るべき祝日に信心をもってミサ聖祭にあずかること、つまり御ミサの始めから終りまで完全にあずかることを命じています。
日曜日と守るべき祝日には、どこのミサ聖祭に参加するよう勧められていますか。
日曜日と守るべき祝日には、できるだけ自分の小教区のミサ聖祭に参加するよう勧められています。
なぜ教会は信者が小教区のミサ聖祭にあずかるよう勧めるのですか。
教会が信者に小教区のミサ聖祭にあずかるよう勧めるのは、次のような理由からです。
1. |
同じ小教区の信者がそのかしらである主任司祭と一緒に祈ることができるため |
2. |
主に小教区の信者のためにささげられるミサ聖祭にあずかることができるため |
3. |
主任司祭に義務づけられている福音の真理の説明をきくため |
4. |
ミサ聖祭において伝えられる知らせを聞くため |
などです。
「主日」とはどういう意味ですか。
「主日」とは、私たちの主の日、つまり、特に神を礼拝するためにささげられた日のことです。
なぜ教会の第一の掟の中で特に日曜日について述べているのですか。
教会の第一の掟の中で特に日曜日について述べているのは、ユダヤ教徒にとって土曜日が主な祭日であったように、キリスト信者にとっては日曜日が神のお定めになった主な祭日であるからです。
教会はほかにどんな祝日を定めましたか。
教会は、ほかにも、主キリストの祭日と聖母マリア、天使、聖人たちの祝日を定めました。日曜日以外に守るべき祝日はいろいろありますが、日本ではイエズス・キリストの御降誕祭以外の祝日を次の日曜日に祝うことになっています。なお、聖母の被昇天、諸聖人の祭日は、それぞれ八月十五日と十一月一日に「祭日」として祝います。
なぜ教会は日曜以外にも主の祭日を定めたのですか。
教会が日曜以外にも主の祭日を定めたのは、神の奥義を記念するためなのです。
なぜ聖母マリアや天使、それに聖人たちの祝日を定めたのですか。
聖母マリアや天使、それに聖人たちの祝日を定めたのは、
1. |
神がかれらにお与えになった恩恵を記念し、それほどまで思慮をお恵みになった神の慈悲に感謝するため、 |
2. |
かれらを崇敬し、その模範にならうため、またかれらが祈りを通じて私たちに肋けの手をさしのべて下さるように願うため |
です。