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使徒信経の第六箇条

  1. 第六箇条「天に上りて全能の父なる天主の右に座し」では、何を教えていますか。

    使徒信経の第六箇条では、イエズス・キリストが御復活後四十日目に弟子たちの目の前で天にのぼられたこと、そして、神としては全能の父なる神と同じ威光を持ち、人としては全ての天使と聖人の上に位され万物の主となられたことを教えています。

  2. なぜイエズス・キリストは、御復活後、御昇天まで四十日間も地上にお残りになったのですか。

    イエズス・キリストが、御復活後、御昇天まで四十日間も地上にお残りになったのは、何度も姿を現わし、本当に復活されたことを示し、使徒たちに、さらに教えを与え、ゆるぎのない信仰を持たせるためでした。

  3. なぜイエズス・キリストは天に昇られましたか。

    イエズス・キリストが天に昇られたのは、① 御死去によって御自分のものとなった王国を治め、② 私たちのために、栄光の座を用意し、御父である神のもとで私たちの代願者、弁護者となり、③ 使徒たちに聖霊をお遣わしになるためでした。

  4. イエズス・キリストは昇天されたと言い、聖マリアは被昇天されたと言うのはなぜですか。

    神であり人であるイエズス・キリストは、御自分の力によって天にのぼられたのに対し、御母マリアは、最も尊い御方とは言え被造物にすぎず神の御力によって天に上げられたからです。

  5. 「全能の父なる天主の右に座す」とはどういう意味ですか。

    「座す」とは、イエズス・キリストが永遠の光栄を有しておられることを示し、「全能の父なる天主の右に座すとは、すべての被造物の上に立つ輝かしい位置を占めておられることを意味します。

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