カトリックの教えの第一部は何ですか。
カトリックの教えの第一部は、「使徒信経」と呼ばれている信仰宣言です。
なぜ「使徒信経」と呼ばれますか。
使徒たちが教えた信仰の真理の大要ですから、「使徒信経」と呼ばれます。
「使徒信経」の箇条はいくつありますか。
「使徒信経」の箇条は十二あります。
「使徒信経」を唱えてください。
1. |
われは天地の創造主、全能の父なる天主を信じ、 |
2. |
また、その御ひとり子、われらの主イエズス・キリスト、 |
3. |
すなわち聖霊によりてやどり、童貞マリアより生まれ、 |
4. |
ポンシオ・ピラトの管下にて苦しみを受け、十字架に付けられ、死して葬られ、 |
5. |
古聖所にくだりて三日目に死者のうちよりよみがえり、 |
6. |
天にのぼりて全能の父なる天主の右に座し、 |
7. |
かしこより生ける人と死せる人とをさばかんために来たりたもう主を信じたてまつる。 |
8. |
われは聖霊、 |
9. |
聖なる公教会、諸聖人の通功、 |
10. |
罪のゆるし、 |
11. |
肉身のよみがえり、 |
12. |
終りなき命を信じたてまつる。 |
アーメン。 |
「信ずる」とはどんな意味ですか。
「信ずる」とは、この十二箇条に含まれていることを全て確かなものと信じること、つまり実際に目で見ることのできるものよりもっと確信をもって信じることを意味します。それは、誤ることも、人を誤りに導くこともあり得ない神が教会に啓示され、教会を通して私たちに与えられた事柄を受け入れることだからです。
「使徒信経」の内容は何ですか。
「使徒信経」の内容は、神、イエズス・キリストそして教会に関してとくに信じなければならない事柄です。
しばしば使徒信経を唱えるのはよいことですか。
しばしば使徒信経を唱えるのは、信仰の真理を心に一層深く刻み付けるのに非常に役立つよいことです。