12回目の御出現
日付: 1944年5月30日(火) |
この日はひどく暑かった。暑さと疲労によって、群衆はフェンスに恐ろしいほどの圧をかけていた。フェンスは辛うじてそれに耐えた。
アデライデの日記から:
この日の御出現では、聖母は薔薇色の服と白のベールを着用なさっているように見えました。この日は黒っぽい鳩を持っておられませんでした。彼女の周りには天使たちだけがいました。
母親以上の笑顔でもって、彼女は私にこう申されました:「愛する子、あなたはすっかり私のものです。しかし、あなたが私にとってどれほど愛すべきものであっても、私は明日、涙と苦しみのこの谷にあなたを残して行かなければなりません。あなたは死ぬ時に再び私に会うでしょう。その時、私はあなたを私のマントに包んで天国に連れてゆきます。あなたと一緒に、あなたを理解し苦しんだ人たちをも連れてゆきます」。
彼女は私を祝福して下さり、いつもより早くお消えになりました。