6回目の御出現
日付: 1944年5月18日(木)、主の昇天 |
ギアイエ・ディ・ボナーテに来る人々の数は急速に増加していった。誰もがその子供を一目見たいと思って押し寄せたので、人々は彼女の安全を非常に心配した。一人のローマの軍曹が、アデライデたちの小さなグループが出現地に辿り着くのを助けた。
アデライデの日記から:
私は oratorio で聖母のことを考えていましたが、5時頃になって、出現地に行く時間を厳守するため、おやつを食べに家に戻りました。聖母の御出現は二羽の鳩によって先行されました。聖母は、前日と同じように、赤いドレスと緑色のマントを召され、小さな天使たちに囲まれていました。
聖母は私に微笑まれ、そして三回、「祈りと償い」と繰り返されました。そして、こう申されました:「今この瞬間にも死のうとしている、私の心を突き刺している、哀れな、心の頑なな罪人たちのために祈りなさい」。
多くの人が私に、聖母が最も好きなお祈りは何ですか、と訊いて欲しいと願いました。私がその願いをお伝えしますと、聖母はこうお答えになりました:「私が最も好きな祈りは『アヴェ・マリア』です」。そうおおせられると、聖母はゆっくりと消えてゆかれました。