13. 名前の特定されていない滅んだ女性 [1]
私は滅んだ女です。私はかつて一人の友人の前に姿を現わしました。彼女は信者でした。そのことは “DRM” に載りました。私達は別の五人です! [2]
私は最初からここにいます。
編者による説明
DRM とは、Deutschlands rettende Macht(Power that saves Germany)という名の、巡礼者のための新聞の頭文字です。[3]
この滅んだ女性の話は、パンフレットにも掲載されました。
人は、この女性はどうして滅んだのだろう、と疑問に思うことだろう。アンネリーゼの口を借りて語るこの女性は、結婚式で教会の祝福を受けた。しかしその後の結婚生活において、彼女は現代の享楽的な考え方に従って生きた。彼女は日曜日にさえミサに出席しなかった。ミサに行く代りに、彼女は小旅行をした。それ故、彼女は教会をただ外から眺めるだけだった。そのように自由に生きる彼女にとっては、当然、子供は邪魔物だった。夫婦仲は良かった。彼らは、ある日突然、交通事故によって死が二人を分つまで、共に生きた。彼女には、反省するための、後悔するための、回心するための、ただの一秒さえ与えられなかった。彼女は神から遠く離れて毎日を生きていた。神とのこのコミュニケーションのなさが、死後もそのまま残ったのである。彼女は永遠に滅んだ。
管理人注
[1]  この話は、まず間違いなく、レオ・スタインバック神父様が私達に紹介してくれた『滅びた霊魂の泣き声』の女性のことだと思います。スタインバック神父様はその小冊子の前書きに1978年9月15日の日付で「これは最近の出来事」であると書いておられます。そしてアンネリーゼ・ミシェルのエクソシズムは1975〜1976年です。
なお、『滅びた霊魂の泣き声』の英訳されたものは、今でもウェブ上にたくさん落ちています。検索
[2]  ルシファーらの6人の他に、5人からなる一団が別にあったということだろう。
[3]  説明の前置きはもう少し(数行程度)長いのですが、よく分からないので省略しました。
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