1998年2月 九州北部への旅 (7)


 

9: 厳島神社

全然関係ない話になるが、ここまで読んできた人は、すごいと思う。自分だったら、ここまでは読んでいないはずだ(^^;

本州側から広島電鉄グループ松大観光船に乗船。けっこう頻繁に出ている。15分間隔くらいか。改札をくぐると、船がある(当たり前か) 船に入ると、大きく「徐行」と書いてある。一応速度を落として歩く。後になってわかったが、これは車両に対するものだった。

宮島桟橋に着く。以前来た時に比べて、人が格段に少ない。平日であり、しかも宮島ロープウェイが一時閉鎖されていたからか。ここから右折し歩いていると、土産物店が立ち並ぶ通りがある。人が少ないので、なんか暇そうな店員達であった。

厳島神社本体はどこなんだろう、と考えながら歩いていると、赤い回廊みたいなものが出現し、ここで入館料(?) を払って回廊を歩く。いつのまにか「世界遺産」の指定を受けていたらしく、どこか誇らしげな感じがした。ここからの「大鳥居」の眺めは良い。そして、台風で壊れて修復された能楽堂もしっかりあった。そして回廊を出ると、神社らしきものが見当たらない。 今歩いてきた回廊が、厳島神社だったのだろうか?(回廊の途中に賽銭箱はあったが) 前回、宮島に来たのは修学旅行の時であり、それから4年以上経過しているので神社の存在すら覚えていなかったのだ。

時計を見ると、かなり時間を取ってしまった。昼飯の場所を探す。小さな店を見つけ、食べ、金を払って、退出(^^; そういえば宮島に着いた時、近くにいたガイドが「3時15分の船に乗りますから、、」と言っていたのを思い出した。「そんな時間まで、どこ見て回るつもりなんだよ」と心の中でつぶやいたが、自分が本土に帰ろうとして宮島桟橋に着くと、時計は3時40分を回っていたりする。

 

10: 広島市内へ

一日乗車券を利用して、とりあえずここから広島市内へ出ることにした。帰りも市電、しかも見たことのない新型車両が止まっていたので、それに乗る。それは、市電というよりは電車そのもので、全く快適なものであった。 余談だが、広島電鉄・宮島線(広島駅前〜広電宮島)は、全国でも例を見ない3両編成の路面電車が走る、ドル箱路線である。 西広島からは電車から路面電車になるが、ここからは、小さい電停に降りる時は降りるという旨の意思表示をしないと、通過してしまうことがある。

私は、市内で1、2を争う繁華街、紙屋町で下車。ここは、バスセンター・広島そごう・広島市民球場など市民の必需品が揃った場所で、相当な人通りである。降りて、「そごう」へ向かう。地元新聞社の「中国新聞社」が、号外を配っていた。中国新聞は、私が広島へ行く時は毎回買う新聞だが、特にスポーツ欄に注目する。広島カープ(サンフレッチェ広島も?)の記事の詳しさでは、他の新聞の追随を許さない。

広島そごう10階(?)までエレベータで行く。本当は8階のオモチャ売場(プロ野球グッズがある^^; )に行きたかったのだが、乗ったエレベータが「急行」であり、9階と10階のボタンしか受け付けてくれなかった。(そごうって、こういうの好きなんだよなー。横浜そごうにも急行があるし・・・)

降りたら、催し物会場であった。「江戸の物産展」みたいなものをやっており、いかにも「江戸」といった感じの玩具や生地、お菓子などを売っていた。かなり人が多いので、人気があるらしい。 その後、8階へ戻る。シーズンオフなので、あまり売っていない。うろついたあと1階へ降りて、いろいろ見ていたら別の建物に入ってしまっていた。「広島センター街」という建物で、そごう本館と新館の中間にある(んだったっけ) ここで、土産に酒を買う。秋田でも純米酒「夢小町」を買って、各方面で好評だったため、酒土産第2弾として三原の酒「酔心」を買う。 土産といえば、博多で名物「ひよこまんじゅう」を買う予定だったが、間違えて「ひよこサブレー」を買ってしまった。間違えて、というより、自分の知識不足なのだが・・・

紙屋町交差点から、とりあえず原爆ドーム方面へ向かって歩く。徒歩約3分。市民になりきれる瞬間だ。そこで態勢を立て直し、別の繁華街、八丁堀(東京のじゃなくて) に向かう。途中、最近出来た「東急ハンズ」に寄る。新宿や横浜のハンズほど人の入りはなかった。やはり広島では「東急」は馴染みの薄い存在だろうし。

NEXT (8) −−−−最終回!