2001年夏 北海道東部写真集 (2)


2: 2日目

北海道意味不明旅行も、2日目に突入した。

今日は(今日も?)、一日中交通機関に揺られる。北見から、北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線で足寄(アショロ)へ向かい、そこからバスで2時間、帯広駅へ。接続時間15分弱で、釧路行き特急。

まずは第1弾。北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線。

別に「北海道ちほく高原鉄道」に、いくつかの支線があるわけでもないが、なぜかこう表記される。

 

で、乗る。1両の客車が停まっている。これでも一応、1日1本しかない「快速・銀河」であるのだが。始発・北見の段階で、乗客は10名程度といったところか。

途中、日本一冷え込む街「陸別」を過ぎ、足寄へ。約90分。

足寄では、1時間ほど時間がある。コインロッカーが無いので、駅構内の売店に荷物を預ける。

この手は、客引きのための常套手段であるのだが、駅員も売店に預けることを推奨していたので、仕方なく預ける。1個200円で預かる。

 


↑ 足寄駅。元は国鉄であったが、第三セクターに引き継がれ、廃止を免れた。

 


↑ 第三セクターになって、ずいぶんおしゃれな駅になったものだ。
左はタワー。無料で眺望が楽しめる。

 


↑ そのタワー内。その名も「千春、ありが塔(ハート)」。
松山千春が、地元の活性化のために建てたものらしい。

 


↑ 階段で8階まで登った最上階。
眺めはいいが、展望台だけ暑い。

この日は、だいたい最高気温が25度前後。過ごしやすかった。

ところで、ここ足寄町は「日本で一番広い町」である。
その面積は、なんと東京都の約67%。

駅前の大通りを散策していると、やたらと「足型」が多く目についた。

 

さて、ここからは拓殖バスで帯広へ。

途中、上士幌、士幌と、旧士幌線の沿線を通るバスである。
また、十勝平野の雄大な自然を満喫するにも、もってこいのバス路線である。

以下の2枚は、バス車窓からの眺め。

 

 

さすがに日本であり、360度地平線、という眺めはないものの、癒される。

帯広駅に着くが、小銭を持ち合わせていないことに気が付いた。

それを伝えると、帯広駅前のバス営業所(徒歩10秒)まで連行され、そこで両替してもらう。

途中下車だったら、どうするつもりなんだろう。ともかく危なかった。

 

もっとヒヤヒヤしたのは、帯広駅でのこと。

急いで特急券を買って、速攻ホームへ。どうやら間に合った。

もうすぐ列車が来る。カメラをもって待ち構えていると、いきなりこんなアナウンスが。

「釧路ゆき特急スーパーおおぞら号、まもなく発車いたします」

 

焦った。ホームにいるが、見渡しても、どこにも列車なんぞいない。

端っこのほうに停まっているのかと思い覗くが、どこにもいない。

 

やがて、これは間違いであることに気づいた。

列車に乗り込み、車内では帯広の「雄大弁当」を買う。

 

夕刻、釧路に到着。今日はここに宿泊。例によって食費を浮かすため、コンビニへ。


↑ 釧路駅前。

しかし、釧路の駅前は、意外にコンビニが無い。

前日の宿泊先「北見東急イン」では、ご丁寧にも「付近のコンビニ案内図」なるものがあったが、
これからの宿泊先「釧路東急イン」には、そういうものはない。

歩き回ること20分、やっとローソンを見つける。

 

夜は、面白い地元番組など見たかったが、仕方なく勉強。
釧路は涼しいので、とてもやりやすい。

涼しいというより、寒いとい言えようか。気温15度

 

その晩の天気予報で、明日とあさって、特にあさっての天気が崩れるとの報を受ける。

慌ててスケジュールを変更。回れるところは、明日中に回ることにする。

梅雨前線は北海道に来ないはずなのに何故?余談だが、関東は快晴だったようだ。

 

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