2001年夏 北海道東部写真集 (1)


1: 1日目

北海道とはいえ、毎度のごとく一人旅である。

一人旅ということは、一人でしかできないようなアホなこともできる。

つまりは、ツアーや団体・友人との旅行などでは、達成しえないようなこともできる。

というわけで、思いっきり非効率にも、今回はレンタカーを使用せず、公共交通機関だけを使って、広い広い北海道東部(道東)を主に視察してきた。

往復はJASの無料航空券。

日程は7月1日から7月4日まで。

1日1ページ、全4ページ構成でお送りします。

 

 

まずは空路、旭川へ。

旭川空港からは、連絡バスで市内へ。バスの車内では、観光名所、ローカルCMなどを放映していた。

駅についた。ここでまず、「道内時刻表」を買う。つまり、北海道オンリーの時刻表である。


↑ 旭川駅。

旭川では、3時間ほど空き時間がある。

5条7丁目にある、有名な旭川ラーメン屋「蜂屋」へ。

たしか、新横浜ラーメン博物館にも出展しているはずだ。


↑ 旭川きってのラーメン屋、「蜂屋」。駅歩10分弱。

 

味は、なにやら炭火を焼いた(?)ような感じであった。

次に、旭川近郊のベッドタウン「永山」を往復する。まずは列車で。片道220円。

そうそう、北海道の人は、電車のことを「汽車」あるいは「列車」というらしい。
電車というと、札幌の地下鉄か、札幌の路面電車を指すらしい。

永山では、なにやら祭りをやっていた。アイヌ民族の収穫祭のようなものではなく、
日本のどこででも見かけるような、地元のお祭りであった。

帰りは、だだっ広い国道に出て、バスで帰る。

バスが1時間に4本程度あり、バスが来る。しかし、バスを止めたはいいが、
バス側面の行き先を見ても、旭川駅は経由していないようだ。

仕方なくバスを逃す。次に、もう1本バスが来た。これは、間違いなく旭川駅経由だ。
しかし、側面に「旭川駅」の文字が書いてない。

運転手に尋ねると、

1条7丁目というところで、降りてください」

とのこと。そして、1条7丁目。車内アナウンスでも、旭川駅前とは一言も言わなかった。

分かりにくい。。

 

旭川駅で、北見への普通乗車券を買う。遠いので、券売機では売っていない。

ここの「みどりの窓口」の人が、めちゃめちゃ愛想良く、度肝を抜かれた。
普通、もっと無愛想なものだが・・・

 

ところで、旭川駅のホームでは、同じ演歌が繰り返し繰り返し、流されている。

誰のどんな曲なのだろう。地元出身の演歌歌手のものなのか。

 

そして、今度はJRの快速に乗って、北見へ。北見までは3時間かかる。

この列車は1両だが、窓の間隔とシートの間隔が思い切りズレており、
快適に車窓が見渡せる席は、限られている。

旭川から乗るときは、後ろのドアから乗るべきであろう。
なぜなら、前のほうの座席は、すべてシートが「進行方向後ろ向き」になっているからだ。

 

さて、無事よい席をとり、一路石北本線を東進。

「 【10】 1999年12月、1万円で回った網走・札幌 」でも書いた、あの日本一辺鄙なJR路線だ。

ただ、あのときと違うのは、

あまりにも辺鄙すぎて、前の日(6月30日)に5駅ほどが一斉に廃止されてしまったことである。

 


↑ 単線のため、ここで列車のすれ違い。(上越信号所;元上越駅)

この駅は、既に廃止されている駅だが、最も保存状態が良かった。

 


↑ 前日付けで廃止となった「奥白滝駅」。付近に人家は全く無い。

ついに、奥白滝駅の撮影に成功。(しかし既に駅ではなかった)

全国の秘境駅マニアに愛され、数十年前には年間40,000人の乗降客を誇ったこの駅。

これから、どうなるのだろう。

 

列車は遠軽(エンガル)に着く。ものすごく寒い

ここで売っている「かにめし」が美味しい。買って今夜の夕食とするはずであった。
が、売り子が来ない。

この駅で5分ほど停車するので、売店まで行ってみる。しかし、閉まっている

駅員に聞いてみると、

「特急が来たときしか、積まないんだわ」

とのこと。泣く泣くあきらめ、そのまま北見へ。着いたら夜だった。

今夜はここで宿泊。コンビニで弁当類を買い込む。

この日はナイターで巨人×広島をやっていた。
巨人のアルモンテという投手が、炎上気味であった。

 

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