7. 札幌すすきの・ラーメン横丁
小樽から快速で40分、札幌駅到着。まずは駅の地下街に入ってラーメン屋を探したが、パッとしたものがないので、仕方なく地下鉄に 200円を払って南北線に乗る。2つ目の駅が「すすきの」である。この駅では、かなり多くの人が降りる。
ラーメン横丁を探すが、よくわからない。仕方なく地図を取り出す。地図を取り出すと、外部からの訪問者ということが立ちどころに分かってしまうので、あまりやりたくないのだが。9月に帯広合宿とは別に、家族で北海道に行った時は、間違えて新ラーメン横丁に入ってしまった。これは、ネオンサインが「新」という所だけ草書体のように書いてあり、まるで記号のようであり、その他の所はハッキリと「ラーメン横丁」と書いてある。言うなれば、「@ラーメン横丁」 と書いてあるようにも見え、これが本当のラーメン横丁と思い違いする人も多そうだ。しかも、こちらの方がすすきの駅から近い。しかし、本家ラーメン横丁と違って、ただ雑居ビルの1階を使っているにすぎない。ただ、新とはいっても有名店が軒を連ねており、かなり芸能人のサインが飾ってあった。
やっとのことで、本物のラーメン横丁を見つける。小さな通り(幅2mくらい)の左右に、15軒くらいのラーメン屋が軒を連ねる。それぞれの店は、全く客の入っていない所と、満席立ち見状態の所との両極端に分かれ、いくら「テレビ雑誌で紹介された店」という札が掲げてあっても、ガラガラの所もある。地元民はシビアであり、また味にうるさいのだろう。もちろん、新ラーメン横丁でも同様の事態が起こっていた。紹介された店でも、美味しい所には客が集まる。ミーハー観光客などは、「テレビで紹介された店」と見ると入りたがるかもしれないが、札幌では通用しない。混んでいても、客が入っている店に入るのが一番である。郷に入りては郷に従うのがベストらしい(謎)
残念ながら店の名前は忘れてしまったが、私は「バターコーンラーメン」を注文する。たしかに味噌ラーメンは札幌名物だが、これもなかなか美味いものだ。また、味噌ラーメンが本場の札幌において「醤油ラーメン」を注文する人も多いことがわかった(笑)
しかし、満員であると分かっていても(座れる席は10席ほどしかない)、9人くらいの団体客が構わず入ってくるあたり、いかにも人気店といった感じだ。私が食べ終わる頃には、列が出来ていた。
冬の札幌は、当然のことながら路面が凍結している。歩道も随所にアイスバーンが点在し、2度ほど転びそうになった。路面が滑る繁華街など、世界規模でもそう滅多にあるものではない。
8. ホテルへ引き返す
地下鉄に200円を払い、札幌駅へ戻る。地下鉄は「札幌駅」ではなくなぜか、「さっぽろ駅」である。夜遅くなったので、新千歳空港からの「空港送迎バス」(1日4便)が使える(笑) というわけで、札幌からJRで、千歳ではなく新千歳空港の駅まで行く。もちろん「青春18きっぷ」で。 新千歳到着は21:43であり、22:15 のバスに乗ることにする。 札幌では満員であったが、北広島や千歳で多くが降り、ガラガラとなった。
夜の新千歳空港。店も閉まっている。利用客もほとんどいない。しばらく待つと、送迎バス来る。乗客は3人(笑) しかも、うち2人は地元住民らしく、ホテル着後、ホテルとは逆方向へと歩を進めた(笑)
ホテルのロビーには、談笑する男が二人。JALの機長か?(笑) とにかく、タクシー代が浮いたので喜ぶ。部屋に戻ろうとすると、1組のカップルに出くわす。宿泊客は、どうやら私だけではないらしい(笑) ちなみに、このホテルの主な利用客はJAL関係者、つまり機長や職員、CA(キャビン・アテンダントの略。要するにスチュワーデス。最近ではスッチーとも呼ばれているようだ(笑) )などの御用達。こんなシーズンオフ期間に泊まるのは、ホテルにネームバリューを求める客、そしてマイルポイントを貯めて稼ぎたい(私もこれに含まれる)客くらいだろう。それにしても、部屋代だけで9,000円(これでも3割引の優待券使用)。食事なし、朝刊配達などのサービスなし、交通は至極不便で、客室は普通のシティホテルと何ら変わりなし。 これでは、さすがに経営側の怠慢と指摘されても全然おかしくない。この経営を続ければ、間違いなく潰れます。不況なのは分かるが、早急に対応をすべきです。>ホテル日航千歳
帰ったのが夜10時半過ぎ。 寝たのは結局、1時半になってしまった。