8: 冬のフラノは、スキーしかできない
今回は、冒頭から写真です。
↑ 十勝岳(推定)を望む。富良野駅付近で。
富良野は風景がきれいなことで有名だが、駅前は町工場とか倉庫、住宅地しかなかった。ここでは本当に何も見るものがなく、駅周辺をブラブラして、サラサラの雪で遊んだりしただけでした。(笑)
さて、札幌へ戻るのだが、富良野から札幌まで、「フラノスキートレイン」という列車が、1日に何本か走っている。お粗末な列車かと思いきや、けっこう豪華そうな車両が来た。
↑ スキートレイン。スキーの収納場所なども完備されている。
この列車には車内音楽放送もあり、備え付けのイヤホンで音楽が楽しめる。またこの列車は快速であり「特急」ではないため、特急料金は不要であり、座席指定料金 500円ほど追加で払えば乗せてもらえる。あの 青春18きっぷ でも乗れる、便利なものである。
札幌までは約2時間。あたりはすっかり暗くなる。安いので、深川あたりからサラリーマンなども乗ってきた。しかし、富良野からの客でスキーを持っていないのは、私以外には居なかった(笑)
9: 北都、札幌へ
札幌に到着。やはり都会である。この時、札幌では「札幌イルミネーション」とかいう催しをやっており、これは雪まつりと並んで有名なんだそうだ。大通り公園に、いろいろな企業の出資でイルミネーションが出現する。きれいだということなので、行ってみることにした。
まずは、ホテルにチェックインして荷物を置いてくる。この日のホテルは、地下鉄 中島公園駅近くにある 「札幌エクセルホテル東急」、どこかの雑誌において、札幌圏ホテル人気No.1の座をとったホテルである。売りは、インターネット予約(私もこれで予約した。1泊シングル 7,000円くらいに安くなる)と、「冷蔵庫内の飲み物が全部無料であること」。これは大した事ないじゃん、とか思われそうですが結構重要で、風呂上がりなど、あまり廊下に出てジュースとかビールを買いたくない時に重宝するんです。
部屋に入って電気をつけるが、凄く暗かった。フロントに電話すると、もう一つ電気のスイッチがあるということで、これをつけたらようやく明るくなった。フロントの対応はそれなりに良かった。
少なくとも、以前泊まった「ホテル日航千歳」よりは数段マシ(突発道南旅行記を参照)。だがJALも、JR北海道と共同で札幌駅前にでっかいホテルを作るらしく、これに期待したいものである。
地下鉄で札幌駅に戻り、駅ビルそごうの9(10?)階 名店街のラーメン屋で、例によってバターコーンラーメンを注文。これはサークル先輩のI氏のお勧め店ということで、富良野でI氏(麻雀中だったらしい)に電話して場所を聞いておいた。たしかに美味い。
閉店間際で誰もいなかった店内だが、ここへきて一組のカップル入場。ん?、、今日はクリスマス・イブ。その夜に一人ラーメンをすする私はともかく、大事なディナーを、駅ビルのラーメン屋で済ますのか!?
食べ終わると、地下鉄で大通駅に。ここで札幌イルミネーションを見る。意外にもカップルだらけではなく、女性同士、男性同士、男1人、女1人、家族連れ、老夫婦など客層はさまざまであった。空気の澄んだ北のイルミネーションは迫力が少し違う(と思う)。
↑ 繁華街にある札幌テレビ塔と、青いツリーの色の調和。
↑ ただの木(笑)も、下から照らせばこの通り。
、、どうです?(田村正和調)
しかし、会場内は雪が凍結していて、滑る滑る。何度も転びそうになった。また、途中何度か、カップルに写真をせがまれたので、これに応じる。でも私が写真を撮ると、南国でサンピラーが出現したりと、超常現象がよく起きるんだよなこれが・・・(謎)
中島公園のホテルに戻り、最後の夜のフリータイムをローカルテレビ鑑賞にあてる。ホテルの部屋からの眺めは、それほどよろしくない(高層階だったんだけど)。だけどこんな厳寒の北海道に、よく180万人もの人が住むようになったもんだ。