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独白

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2018.12.22
「時間は行きつ戻りつできないが、空間は元の場所へ戻ることができる」なんてのは嘘だ。空間でも元の場所へは戻れない。空間は相対的だし、地球だけも自転し、公転していて誰も静止すらできない。
時間と空間の自由度も相互に規定し合っている。時間だけに方向性があるのではない。空間でだって曲がろうが一方向にしか動けない。広がった存在確率も「収束」すれば一カ所にしか存在できない。

2018.12.20.
未来が決定しているとしても、どのように決定しているかは分からない。だから今の自分は、結果が分からないなりに選択、決心する。これが自由意志、自己責任である。
決定論が真なら、決定されていたとおりの結果が実現する。決定論が偽でも、選択に応じた同じ結果が実現する。
意識する以前に脳が決定しているとしても同じこと。脳の決定を追認するしかない。
意思に基づかなければ責任を問わないとするなら、脳の決定を意思が気づかなくても、意思は気づきのうちで選択、決定し責任をとらなくてはならない。
それ以前に脳を含む肉体と意思、意志、意識は一体として人格であろうに。リベット実験引用者の「悪に伸びた手が悪いのであって、自分は悪くない」的言い訳は日本では、東洋では通用しない。

2018.10.31.
肉体労働は機械に担われる。知的労働はAIに取って代わられる。それは加速される。こうして人は価値を生まなくなる。人は不要になる。との言説が吹聴される。
それは労働価値説を否定し、物、力等に価値を認め、崇める。しかし、物、力などの自然に価値や意味はない。そんな価値や意味は自然災害によって完膚なきまでに、再三否定されている。
社会的価値や意味は人が互いに役立つことにある。生産、流通、消費を担う、人に役立つ労働が価値を生みだす。物や力は人の役に立つように作られ、運ばれ、保管され、管理され、消費されるから社会的価値を担う。人の役に立たない物や力、人が働きかける必要のない物や力に社会的価値はない。
にもかかわらず、物や力そのものに価値を認めて買い、蓄財し、より多くを独占しようとする者がいる。個人的価値は社会的価値に一致せず、歪みえる。個人の嗜好は感性と経験とが多様なところに価値がある。
結論。いかにAIやロボットが進歩しても人は無価値にはならない。互いの役に立つよう働き続けることで社会、経済は持続する。それが実現できなければ人類は滅ぶ。

2018.10.30
言語の起源が話題になるようになってきた。例えば日系サイエンス12月号の「高度な言語が生まれた理由
言語以前のコミュニケーション能力なら、類人猿や鯨、鳥のようにヒト以外も獲得している。
意識を意識する能力については、脳神経の接続を調べて、ヒト以外にも可能かが明らかになりそう。
次に、ヒトだけがどのように言語を獲得したかが問題になる。そこに「主観」につての視点が欠けているように思う。
意識を意識する自己意識はその存在、再帰構造からして環境から孤立している。人は意識せずとも、自己意識の孤独を、踊り、歌で癒やす。歌によってコミュニケーションは分節化し、言語を生みだした。当然に、言語の誕生には「闘争か、逃走か」等の信号コミュニケーションも関係しただろうが、信号だけでは高度化しない。
言語コミュニケーションへの欲求は、敵対関係にあっても抑えるのが難しいほど強い。
だから、読まれなくとも、私は書く。


尊厳
人それぞれ
うかがい知れぬ
逆境もある

人また それぞれに
生きる力は
自己の肯定

想像できぬ輩に
人の尊厳
穢されたくない

2018.10.9
人間性
感性は対象ととらえる
知性は世界をとらえる
理性は世界を理解する
悟性は世界に自らを位置づける。

対象を感じるのが動物
対象に世界感を観るのが人
世界感から世界観を構成するのが人間
より豊かな世界の創造こそ人間性

「こんなもの、詩ではない。」って?
一つ世界が描かれていれば良い。

2018.09.5
コミュニケーション原論
貴方と
私は
同じ世界の住人?

貴方の世界と
私の世界は
同じ世界?

一緒も、違いも
認めようもないから
歌い、描き、

些細なことも
大切なことも
語り続ける

二元論
私が産まれる前と、私が死んだ後と、
私が死ぬ前とは
物質世界は決定的に違う。
生理的代謝過程が
不可逆的に開始し、
不可逆的に停止する。
と、人々は私に教える。

私が寝ているとき
私が起きているとき、
物質世界に何の違いもない。
何の過不足もない。
しかし
私の世界は決定的に違う。
私と世界の存在に関わって。
にもかかわらず
人々は認めようとしない。

2018.09.01
いじめ
いじめられている?
いじめは世の常
大人になっても
変わらない。
世の中
いじめを悪と
決めつけるけど
いじめはこの世の常。
ならば、見返そう
いじめる人の
浮かれた、狭い世界を
そのつながりを。
いじめは世の常
常は、恒に
あなたの世界は
どこ、いつまでも、広く、拓く

2018.08.28
人権
人々の望み
顧みもせぬ人がいる
いつの世も
その胸
叩き続けて七百万年

2018.06.15
ジェミノイドが作られている。ところで、ジェミノイドの内面の作成は、AIがどれほど進歩しても不可能だろう。何故なら、対象の人物を定義できないから。当人ですら気づかずに人を傷つけたり、幸せにする選択をしてしまうのだから。客観的にも、主観的にも人物は定義できない。人物の定義可能性は時間的に限られた、各一面についてでしかない。
そして、「本人が決意する以前に運動前野の神経細胞が発火するから、自由意志は存在しない」には与しない。気づかずに傷つけた責任を回避する人にはなりたくない。少なくとも、気づいたらわびる人でありたい。

2018.05.13
仮想現実を誰も現実世界とは思わない。しかし、仮想現実世界も、現実世界にあって物理・技術的に作り出されている。「仮想」が可能なのは、人が感覚、身体によって世界の表象を描き出していて、その表象を再現する感覚、身体への信号を技術的に生成できるようになってきたという事実にある。このことによっても、人が現実世界として感じている世界は、現実世界とは別の表象された世界であることが示される。現実世界と表象世界とが二重に存在する。現実世界と表象世界とは質的、量的にも、決して完全に一致はしない。表象世界にあって、現実世界は客観的世界としてうけとめられている。なのに、二元論はナンセンスとされる。

2018.05.12
金融を混乱させる余剰資金の元凶は、偽金同様に増刷されるUSドルだろうに。

2018.04.11
いよいよ親の介護が始まりそう。
そのせいではないだろうが、鬱気味。創造的志向が失せた感じ。
そんな今日この頃、旧名著として日経サイエンス5月号 新入生のための読書ガイドに紹介された中谷宇吉郎著「科学の方法」に瞠目したのは科学の限界、そしてNHK日曜美術館の「見えないものを見る〜オディロン・ルドンのまなざし〜」の見えない世界。人には捉えられない、イメージできない量子の実態、高次元時空間、テンソル。より技術的に暗黒物質、暗黒エネルギー等がある。世界をもっと謙虚に学び、表現しなくてはならない。

2018.02.06
認識・存在・論理
不完全性定理によって、理詰めの論理も矛盾を超えられず、
不確定性原理によって、物質の実在性が問い直され、
不可能性定理によって、民主主義の意思決定が問われる。

客観を求めた外部世界は揺らぎ、
主観の内部世界は、
脳のつくりだす幻影

こんな世界にあって、
この世界の秩序を
捉え、表現する責務は認識
それは、認識主体・対象の存在
それらの区別、関係規定は論理
認識、存在、論理の相互規定

2018.01.31
ヒトとして 進化し
人間として 国を建て
人類として 美を創る

2018.01.15
命(意味)
自然に意味は無い
意味を問うは人
意味を見出すは人間

2018.01.01
なかなか。ベイズ統計を理解しなくてはとチャレンジしているけれど、尤度と事前確率の積が問題なのか、周辺尤度に対する尤度が問題なのかよくわからない。小学校の頃、算術を理解するのに四苦八苦していたことを思い出す。

三身
存在 唯あり
否定し、構成する認識
存在と認識
否定し、表出する論理

秩序

存在
人 思い 懸けようにも
滑らして、介せず
もってしても
人は探る
統べり、普く、貫く
秩序

妻と子二人連れ立って、馬橋稲荷神社裏から入って表へ抜ける。猿田彦神社。和田堀公園池はかいぼりで、せっかく用意したパンは無駄、善福寺川の鴨にやればよかった。大宮八幡の人出は例年より少なく、シャーピンに今年は大阪焼きもゲット、憲法改正署名のノボリは見えなかった。妙法寺参拝行列例年並み、揚げ饅頭は30分待ちで諦め、猿回しは時間が合わず。高円寺。氷川神社参拝行列例年並み。照明電源取得のためインターネット・ルーター・ボックス戸開けっ放しの気象神社と周る。娘は一旦仕事へ、帰ってきたら母と、弟家族と新年会の予定。今日一日酒浸しにお咎めなし。


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