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独白

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2014.12.23
プラトンのイデア論「洞窟の比喩」は凄い。初めて聞いた時は無知をいさめて、なんとばかばかしいと思った。しかし、人の感覚、脳の情報処理過程を知った今、原子論をも唱えたギリシャの哲学者達の洞察力に脱帽。

2014.12.19
今朝ラジオの再放送で聴いたモーツァルト作曲「2台のピアノのためのソナタ」マルタ・アルゲリッチ、ダニエル・バレンボイム凄かった。才能にあこがれ者は入れ込んで聴いてしまうのか。互い

2014.12.18
映画「ヒューリー」迫力満点。でもかつてのテレビドラマ「コンバット」のリメイクみたい。ブラッド・ピットがヴィック・モローに見えてしまう。

2014.12.13
ディビット・ドイッチュ著「無限の始まり」を読み始めたところ。「宇宙船地球号」「平凡の原理(人間は重要ではない)」の否定は「目から鱗」に近い。「宇宙船地球号」は閉じた地球環境保護の大切さを訴え、「平凡の原理」は凡ヒューマニズムに馴染み、無批判に受け入れてしまっていた。心地よいスローガンも批判的に見ないと躓きの元になる。

2014.12.9
第781回 定期演奏会Bシリーズ大野和志さんて生物学的には小柄なのね。有名な人は大きいものと思ってしまう。

2014.12.8
以前、ベートーベンの第九は何度も聴いたことある曲だった。特に1981年6月3日武道館の第4楽章はライブで感激したものだったが、今は違った響に聴こえる。第4楽章初めの器楽部分からして歌詞の押しつけみたいに聞こえてしまう、けど、最後まで聴いてしまう。

筒井先生にメールしたら早速返事、コメントをいただいた。「非決定性」について「決定していない」のか「決定を知りえていない」か考えなくては。

2014.12.7
間違いを訂正:「自発的破れ」ではなく「素粒子における対称性の状況依存的破れ」だな。

2014.12.6
筒井泉著「量子力学の反常識と素粒子の自由意思」。「テレパシー装置」のあたりから分からなくなって、「マーミンの魔方陣」では理解しようという意欲喪失。でも「素粒子の自由意思」表現はないと思う。「素粒子における対称性の自発的破れ」が適当だと思う。「対称性の自発的破れ」はそれこそ自然の普遍的性質であると思うから。「非局所性」との関連でも自然を理解する助けになると思う。「自由意思」表現は西洋的発想でセンセーショナル的だ。「インフレーション宇宙」が受けたからと言って、我々素人を誤解させると思う。

「量子もつれ」と「対称性」を「重ね合わせ」たところに先駆性があると思う。

2014.12.4
コミタス弦楽四重奏団は初めて聴く曲ばかりなのに、馴染めた。アンコール最後の「剣の舞」はさすが知っていたが、初め「クマバチが飛ぶ」かと思った。

2014.12.3
さっきまで手にしていた物がどこかに隠れて見つからない。こんな、いらつくことが度々ある。惚けは確実に進行している。それでいて結構創造的なこともできている。人に評価されなくては自家中毒死か?

2014.11.27
速歩で30分は何も問題にしなかったのに、昨日、一昨日の雨で自転車を利用した。脚がいうことを効かない。数年+α年前にはフルマラソンを完走したというのにこの衰えはなに?

「普遍性」の解釈のひとつは「蓋然性」。有限の人間は確率に頼るしかない。

2014.11.25
ダン・タイソン 「ピアノ・リサイタル」。音楽に対して、聴衆に対して、自身に対して誠実なんだな。それでいてホールいっぱいに満たす情熱。
普段は4L「トリス」愛飲の私が、祝いついでに「山崎」買って乾杯。

2014.11.23
20日の都響公演前の空き時間に丸善書店をのぞいて「世界十五大哲学」にビックリ。「大井正/寺沢恒信」著。それが「PHP文庫から」しかも「元外務省主任分析官」の推薦帯までついて。まともに哲学など勉強したことのない私も還暦過ぎて改めて学ぼうかと思い始めていたこの頃のタイミングにピタリ。「第一編T哲学のすすめ」まで軽快に読み進めた。

2014.11.22
最近宗教に興味を持ち始めている。意識は意識で完結し独善的である。人は自己肯定的であるから自己了解できてしまえば他に求めない。安易であれば御利益さえあれば受け入れる。普遍性は問わない。しかし、意識の唯一の根拠は普遍性にある。頼れるのは繰り返される事、どこにでも現れる事である。そこが科学と宗教の決定的な違いになる。
科学も宗教と同じ意識の営みである。科学の誤りは、より普遍的秩序の解明によって明らかになる。普遍性に依拠する科学だけが、普遍的人類の英知を積み重ね、より普遍的時空間での存在の有り様を追求できる。
宗教は感覚的に普遍的真理を表現できる可能性がある。科学だけが論理的に普遍的真理を解明し、表現できる可能性がある。

2014.11.20.
都響B定期はいつもと、とても違った印象だった。終わって妻還暦の祝杯。

2014.11.10
ミンゲット弦楽四重奏団は小難しそうな現代曲と、モーツァルト、ブラームス。全体を楽しめるようになるといいのかな。

2014.11.4
ユンディ・リー「ピアノ・リサイタル」 昔高かったジョニ黒を値段でありがたがっていた私がなんですが、良かった。超有名な曲ばかりなのに所々新しい響きの発見が楽しめた。まさかミスではないだろうに。ただ本人が楽しそうでなかったのが気がかり。さらに演奏後のサイン会は大変そう。

2014.11.3
もらったチケットで「菱田春草展」 36歳の生涯で凄い質と量の仕事。そのエネルギーが描くのが静謐な情景。

2014.10.30
ユリウス・ベルガー「チェロ・リサイタル」 楽器の胴全体から響くような音、アンコールでは澄んだ響きになった。ピアノの津田裕也は外見にそぐわないほど熟達した演奏。すばらしいコンビ。

2014.10.28
モザイク弦楽四重奏団」音が優しかった。小ホールに溶け込んだよう。

2014.10.26
今年のアカデミー作品、助演女優、脚色賞受賞映画「それでも世は明ける」をレンタルで見た。アメリカはここまで反省できる。日本はこれから改めて葬り去ろうとする。

2014.10.20
都響定期は初耳の曲ばかり。 ヴォーン・ウィリアムズ「ノーフォーク狂詩曲第一番」日本的メロディーで親しみやすかった。ブリテン「ピアノ協奏曲」元気なピアノ・ソロ、アンコールのドビッシーの対比がおもしろい。ウォルトン「交響曲2番」多彩。

2014.10.13
トーマス・ツェートマイヤー「ヴァイオリン・リサイタル」有名なパガニーニの「24のカプリース」であっても、全曲聴く機会はこんな時でないとない。すごさで少し疲れた。

2014.10.11
先日電車内で試験勉強している高校生の教科書をのぞいたら、免疫のことがしっかり書いてある。世界を理解するのに高校教科書を前提にしてよいはず。

2014.10.5
「自分は絶対に死なない」と信じれば死なない。死は体験できず、表現しえず、Apple 推測しかできないのだから。でも、人は問題にする。生きること。その舞台を理解しようとするから。

2014.10.4
映画「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」。一流中の一流の芸術家の等身大をのぞけるというのはすばらしい。

2014.10.3
映画「ジャージー・ボーイズ」。テーマに興味はなっけど、イーストウッド作ということで。歌われる恋人に夢中になるとはどういうことか。全人生をかけてしまう程に夢中になれるものだろうか?

2014.10.2
ジャン・ムイエール(ヴァイオリン)"フランス室内楽芸術の深淵"

2014.9.28
ハインツ・ホリガー オーボエ・リサイタル

2014.9.25
フランソワ・デュモン ピアノリサイタル

2014.9.22
ベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団 名曲コンサート。我が耳も少しずつ育ってきているように思える。

2014.9.19
プロメテオ弦楽四重奏団

2014.9.17-18
田子、雲見ダイビング。台風のうねりで透明度はいまいち

2014.9.15
映画「NO」

2014.9.12
ヒリヤード・アンサンブル ア・カペラ・コンサート

2014.9.8
東京都交響楽団 第774回 定期演奏会Bシリーズ

2014.9.6
ジョン・リル ピアノ・リサイタル

2014.8.28
今日で夏休みが終わる。職業生活はあと215日。
セドリック・ヴィラーニ著「定理が生まれる」天才はすごいなと圧倒される。自分の仕事をこんなに夢中になって取り組んだこと無いなと。待てよ、プログラミングしていた頃は結構やっていたよな。自分の仕事は集中力ではなく、全体を俯瞰し、反省すること。仕事の質が違う。とはいうものの私の才能も、努力も素人の範囲内ではある。素人も趣味に数百万円程つぎ込めばそれなりになれる。私の場合、哲学には8桁の逸失所得、コンピュータには7桁、スキーにも7桁つぎ込んだ。今更ですが。
胃癌の経過は6ヶ月たってCTスキャンしたところ問題なしとのこと。所見があった高安病も減衰して問題なしとのこと。残念ながら乙女の病気には縁がなかったらしい。

2014.6.25
 昨日は都響、この間、もう音楽に感動できなくなったのかと寂しくなっていたところ。前半も良かったけれど期待は後半、新婚旅行のウィーン旧市庁舎中庭で聴いた「春の祭典」を久しぶりに二人で。違わず、色彩感、ダイナミズム、それなりに耳が成長できたことを実感できた。

 今日は映画「石川文洋を旅する」を観た。私の仕事は何を発見するでも無し。発明するでも無し。何かを暴露するでも無し。何かを作り出すでも無し。人を楽しませるでも無し。誰でも経験できる、知ることのできる、学ぶことのできる、公開された知識から形ある世界を描き出すこと。それに意味がないのならやむなし。

 報告が遅れました。2月3日に胃がんの摘出手術をしました。まだ定食を食べきれるまでにはなっていませんが、飲酒は快調です。ただ、歳のせいか、病のせいか、心身ともに変調をきたし戸惑っております。

2014.2.6
佐村河内守スキャンダル、意識では「そんなものか」と思っていたがやはりショックだったらしい。夢で弁明の記者会見を見てしまった。当然に経過、理由は分からず。

2014.1.23
自覚症状がないのに外科手術を勧められた哲学する人は、何を根拠に判断するか。実在世界と自分の世界解釈である観念世界がぴたりと重なり合っていること。

2014.1.20
「宇宙は137億年、あるいは138億年前に無からから始まった」と言うが、その「無」自体が138億年後の世界での概念である。「有無」の区別の前提となる宇宙の存在そのものがそもそも問題としてある。

2014.1.11
自然数は非自然数である“0”によって根源的な数として定義される。自然数が公理論的に定義されて“0”は自然数になる。

2014.1.9
教師には到達目標に導くことにひいでた者と、子供の能力を限りなく引き出す者とがいる。この違いが分からない者に教育評論して欲しくない。

2014.1.5
いつもの当たり前の物事に対しても、繰り返し工夫を試みることで、新しい物事に対する理解力、適応力が決定的に違ってくる。

混んでいて見られなかった映画「ハンナ・アーレント」を昨日見ることができた。悪の根源は支配・被支配の位置にかかわらず、既得権益を保守しようとする人間関係なのだな。

かって小学校事務室に勤めていた頃問われて答えられなかった「分数の割り算の説明」を見つけた。娘が図書館から借りてきてくれた、岩波新書 青版822 遠山啓著「数学の学び方・教え方」p105〜p109「分数の除法」に。


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