アメリカ、カナダ旅行

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旅行計画

 友人と2人で、大学2年の夏休み初めての海外旅行に行った。行き先は自由の国、アメリカ合衆国、中学、高校と英語が大の苦手であった俺は、英会話の本を古本屋で買った。しかし、せっかく勉強した英語も、日本語流の英語ではほとんど通用せず、旅で一番使った表現は、手つきのジェスチャー(よく外人がやる)と○○プリーズだった。そのおかげで?、今は会社の朝礼で報告するとき、知らないうちにジェスチャーが出てるらしい。会社のY氏がそう言ってた。

旅行した都市はロサンゼルス、バッファロー(ナイアガラの滝)、同じくナイアガラのカナダ側、ワシントン、ニューヨーク、ラスベガス、サンフランシスコと、17日間で、アメリカをぐるっと周った。結構大変な旅だったよ。


まず最初は映画の都ハリウッド。ノースウエスト航空でロサンゼルス迄12時間ぐらい。初めての長距離飛行はかなりきつかった。機内放送は分からないし、コーヒーを頼んだら紅茶がでてくるし、大変だった。けど、降り立ったとき、赤茶けた地平線を見て、アメリカに来たんだっと非常に感動した。 ナイアガラ        おー、なつかしい、なんと10年前の俺じゃないか。若いな。今も若いけど。

このときは、旅行会社に何回も出向き計画を練った。何といっても初めての海外旅行だったからね。往復の航空券に、アメリカ国内の飛行機もホテルも全て予約して行ったよ。

しかしいくつか事件があったね。パスポートを紛失したり、金を騙し取られたり、ニューヨークの地下鉄事件や洪水事件など。いろいろと。歯も痛かったし。

ハリウッドマップ
ディズニーランド ロサンゼルスで1泊した後、アナハイムにバスで向かった。バスはもちろん犬のマークのGREYHOUNDだ。アナハイムにはあの有名なディズニーランドがあるのだ。

ディズニーランドのメインイベント、シンデレラ城。東京ディズニーランドと違うところは???どこかな? ほとんど同じ気がするけど、外人が多いだけかな。ちなみに日本人はむちゃくちゃ多かった。

この日は結構天気もよくて、おまけに日曜日だったから、かなり混んでた。        

ディズニーランド
    ディズニーランド パレードに遭遇。これどっから撮ったけ?

さあ、次はアメリカ東海岸、バッファロに飛ぶぞ。

ナイアガラ バッファロに着いた途端パスポート紛失事件が待っていた。

バッファロといえばナイアガラ。これ定番

ナイアガラは一回行くと、もういいよって感じだな。結局、滝の状態が変わるわけでもないから、多分みんなそう思うよ。
けど、あの滝の壮大さは一見の価値あり。

アメリカとカナダを結ぶ国境はナイアガラ川に掛かった1本の橋。通関は簡単でハンコをポンと押すだけで、何もチェックしない。

ナイアガラ
初めての旅行の為、宿泊するホテルは、旅行会社推薦のところに泊まったけど、今考えると高かったよ。                   →

また、海外は危険だから気をつけろと学校の友人も騒いでたしね。

しかし、そのうち、野宿するんだから、人間は分からないよ。野宿の話はまた、別のところで。

ちなみにナイアガラで泊まったのはヒルトンホテル。お〜スゴイ。う〜ん、そうでもないか?

ナイアガラヒルトン つれが黒人に金を騙し取られた。ナイアガラから空港に向かう為、バスターミナルで待ってるときにやられた。つれの話によると、空き缶集めのお兄さんが、今から俺もバスに乗るから小銭に両替して欲しいとやってきたそうだ。つれは先に小銭で1ドル渡してしまった。すると、あっ今ドル札ないんだっと、相手がとぼけ始め、そして究極のいい訳が、今空き缶集めてるからこれを交換に行くと金がもらえるんだっと。おいおい、普通騙されないぞ。そして、いつまで待っても相手は戻って来なかった。ちゃんちゃん。まあ、いい社会勉強になったと思えば1ドルは安いか。

バッファロからアメリカ合衆国の首都、ワシントンD.Cに飛行機で。

米兵 これはワシントンD.C。     

軍隊がなんかやってた。

ワシントンD.Cは緑が多くきれいな町だ。

おまけに結構安全らしい。

ワシントンといえばホワイトハウス。ホワイトハウスツアーに行ってきました。もちろん写真撮影禁止。ツアーというより簡単な見学。予約とかは必要なくホワイトハウス前の公園に集合場所が合って、前もってこの付近で整理券を配ってる。これに何時に集合と書かれていて、その時間に行くと、案内人がハウス内に連れていってくれる。大統領には会わなかったけど、その家族には会えたよ。はっきりいって家族にもブライバシーがなくて大変だ。なんといっても自分の家に他人が勝手に入って来るんだから。
アメリカの映画でよく出てくるのは、派手なアクション。その中でもよく出る警察官として、FBI(米連邦捜査局)がある。Xファイルにも出てきたね。我々も、もちろん見学に行ってきた。
 これも無料ツアーで、FBI本部の待ち合わせ場所で待ってると、係の人がやってきて案内してくれる。これまでに押収した拳銃、麻薬、その他などを見せてくれる。そして最後に極め付けは、目前で拳銃、猟銃、マシンガンなど、あらゆる銃をぶっぱなしてくれる。このとき我々は英語だったから今から何が始まるのか理解出来なかったけど(笑)、さてもう終わりかっと思ってたら、上から透明のガラスが降りてきて、係の人と完全に遮断された。そして、向こうに射撃場が現れ、係の人が耳当てをし、バンバンバンっと撃ちまくってた。本当に貴重な体験が出来た。ワシントンに行ったら是非参加するように。
街並み
             下の、写真で橋の横に建っている、細長いビルはキングコングが登ったエンパイヤステイトビルディング。 上はそのチケット。
ニューヨーク橋 ワシントンD.Cからニューヨークへはアムトラック鉄道で行った。ワシントンD.Cはアメリカ大陸横断鉄道の始発駅で、終着駅はバンクーバーだ。 ニューヨーク橋
ニューヨークは橋が多いよ。 ニューヨーク橋 今までの中で一番夜景がきれいだったのがニューヨーク、残念ながら写真はないが、絶対一度は見たほうがいい。スポットは上のエンパイヤステイビルディングか世界貿易センタービル。見たら非常に驚くと思う。目前に見える地平線全てがニューヨークのビル群だから、辺り一面に明かりが灯ってるって感じだ。
自由の女神 米国旗
上はあの有名な自由の女神。これってフランスからの贈り物で、向いている方向はフランスなんだって。知ってた? ニューヨーク地下鉄マップ。 ニューヨーク戦艦
 
 ニューヨークの夜はスゴイね。ある日、あたりやもどきに会った。これは相手とすれ違いざまに肩をぶつけて、自分の持っている、荷物(ビン類)をわざと落として、相手から金をせびり取る,悪いやから。

 ニューヨークに来て3日目の夜、俺はつれと5番街付近をさまよっていた。ニューヨークも東京と同じで夜も人が多い。おまけに日本人はかなりうろうろしてる(俺達もそうだが)。ふと、前から3人組のいかつい黒人があるいてきたが、別に気にもせず通り過ぎようとした。ところが、通常当るわけもない俺の肩と、相手の肩がドンとぶつかって、その瞬間、黒人の持ってたビニール袋が中に舞った。そして、パリーンとガラスの割れたような音がした。やばい、これはニューヨーク名物のあたりやだ。俺は急いで逃げた。そして、ふと後ろを振返るとなんと、つれが捕まってるじゃないの。その瞬間、俺はどうするか考えた。・・・逃げよう。後ろからヘイヘイヘイと黒人がこっちに向かって怒鳴ってる。俺とつれは5m以上も離れて歩いていたから、向こうはおそらく別の日本人だと思うだろ。逆に俺が戻ると、もめごとが大きくなり、つれもやばくなるだろっと思って、上手く逃げ延びたらどっかで落ち合おうっと心の中で叫んだ。

 しばらくすると後ろからつれが走ってくる。おっ、良かった無事だったか。戻ったつれから話を聞くと、向こうはスキヤキを連発してたそうだ。スキヤキ食べさせろってことかな? 結局、相手はあたりやではなく、割れたと思ってたビンも大丈夫だったらしい。また離れて歩いてた為、つれは俺が黒人と肩がぶつかった事も分からず、相手もやはり別の日本人と思ったみたいだ。とりあえずこちらの読んだ通り上手くいって、何事もなくてよかった。つれには悪いことをしたが(反省)。ここで1つ疑問が。なんで黒人がスキヤキを連発してたかだ。これは日本に帰って分かったことだが、"上を向いて歩こう"という歌がニューヨークでも大ヒットして、その英語名が"スキヤキ"だったそうだ。つまり黒人は、おまえら道を歩くときは、上を向いて歩けよっと、言いたかったらしい。
 ニューヨークの夜は本当に怖いところだ。

ニューヨーク地下鉄マップ  東京の地下鉄も複雑だけど、ニューヨークの地下鉄もかなり複雑だ。せっかく来たんだから、という訳で、我々は着いた日の昼過ぎに乗った。ニューヨークの地下鉄というと危険なイメージがあるが昼間なら大丈夫だろう。

 ニューヨークの地下鉄には急行があって、行き先が細かく分かれていてかなり路線がいりくんでいる。だから、1歩間違うとわけのわからないところに行ってしまう。初めて乗った時、とりあえず地図(駅員に言うとただでくれる)を見てたんだけど、急行に間違って乗って、どこをどう走ってるのか分からなくなった。

 気付くと、電車が止まっていて、周りは、黒人ばかりで、みんなこっちをじっと見てるんだよ。やばいかなっと思ってたら、黒人の子供が来て、ここは危ない場所だから、あっちの電車に乗れ。って教えてもらって、急いで反対側の電車に乗って、帰ったことがある。

 後で調べると、間違えてとスラム街のど真ん中まで、行ってしまったみたいで、確かに周りには崩れかけたビルやレンガがあったよ。お〜映画みたいだ。

右はラスベガス。ここは砂漠のど真ん中にあって、建物の向こうは全て砂地獄。ラスベガスは場所的には北米の左下ぐらい。つまり、ニューヨークの東海岸から反対の西海岸に移動した、ということ。

ここでは何百万人?というギャンブラーがいて、それだけで生活している。

ホテルは安くて豪華。部屋のドアは2つもあり、もちろん鍵も2つ、なんと浴槽にテレビまでついてる。至る所に金めっきもどきのTiN処理がほどこされていて、日本で言えばセミスィートぐらいだ。それでも1泊1万円程度。

ホテルの1階が全てカジノで、大抵の大きなホテルにはある。やり方は簡単。最初お金をチップに交換する。それを使ってギャンブルするがルーレット、バカラ、ブラックジャックなどいろいろある。例えばスロットでもいろんな種類があって、5セント(10円ぐらい)〜1ドル(110円ぐらい)まで賭け幅があり、それによって使う台も違ってくる。貧乏学生の私は5セントを中心にやってた(10台ぐらいあったけど5セントで遊ぶ人間はほとんどいない(笑))。けど5セントでも777が来ると一気に5千円ぐらいにはなる。これが、1ドルだと60万ぐらいになってしまう。貧乏人で堅実(?)な私にはスロットが手頃でこれで小銭程度は儲けた。けど、交換で金を貰うとき、おばちゃんが「Hi baby」っと言って渡してきた。俺は金はないけど"がき"じゃねぇよ。

やり方が分からなかったのでやらなかったが、世界中で今やってるレースの勝敗で賭けをするというのもあった。大型のパネルの前に30席ぐらい椅子があって、手元にもモニターがあり、それを見て賭けるらしい。また、ギャンブルやってると腰近くまでスリットの入ったおねぇちゃんがアルコールを運んでくる。まさに洋画の世界だ。

俺達が行った時、人はかなり多かったが、週末になるとそれ以上になるらしい。また、各所で毎晩いろんなショウが開かれているそうだ。

ラスベガス
グランドキャニオン グランドキャニオン グランドキャニオン
上下の写真はみんなグランドキャニオン、ラスベガスよりセスナ機で30分ぐらいのところ。

ここに行くのは大変。

セスナ機がかなり揺れる。そのため、飛行場の滑走路に、結構ひからびた○ろが見られる。ジェットコースターの5倍はおもしろいね。

下の右の写真はよくポスターなんかで使われる場所らしい。ここから、下を流れているコロラド川までのツアーがあるらしいけど、馬で3日かかるらしいよ。

グランドキャニオン グランドキャニオン  

この後、サンフランシスコ経由でハワイに行き、そこで2泊ぼっ〜として、日本に帰った。帰る頃にはなんと機内放送がなんとなく理解できるようになっていた。いや〜、慣れは怖いね、しかし1ヶ月アメリカにいたらもっと大変な事が起こってたかも分からない。アメリカは危険なところだ。


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