奥ノ洲のアカメヤナギ

ヤナギ
神様を祀った小島に繁る樹

湖北町延勝寺付近の湖中に浮かぶ島々は、奥ノ洲と呼ばれる。小島には、アカメヤナギが繁っている。 若葉が赤味を帯びることから、この名が付いた。マルバヤナギともいう。よく見かけるシダレヤナギなどと異なり、葉が丸く楕円形をしている。 水辺にこんもりと枝を茂らせて佇立する様は、水と空と山並みで構成されるびわ湖の風景に、点景として独特の景観を生み出している。 とりわけ、夕日が西の山並みにかかる頃になると、アカメヤナギがシルエットとなって光のなかに浮かび上がる。

データ

 

アカメヤナギ:ヤナギ科の落葉広葉高木。葉は蝶のコムラサキのエサになる

 

樹の所在地:長浜市湖北町延勝寺地先のびわ湖岸。北陸自動車道長浜ICから車で20分

 

付近の見どころ:湖北野鳥センターと琵琶湖水鳥・湿地センターがあり水鳥観察の適地

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