須賀神社のムクロジ

ムクロジ
水と信仰に結びついた古社の巨木

須賀神社の鳥居の前に二本のイチョウの樹があり、ムクロジの巨木は、その奥にある。参道に入ると、石畳の上にブドウほどの大きさの実が落ちている。 ムクロジの果実である。皮を剥くと、中から黒い種が出てくる。種は数珠になったし、羽子板の羽根のおもりにも使われた。ムクロジは無患子という字が当てられる。 子どもが患うことが無いというところから、羽子板が子どもたちの無病息災のお守りとして贈られた。

データ

 

ムクロジ:ムクロジ科の落葉広葉高木。花期は6月で薄黄緑の小花を多数つける

 

樹の所在地:長浜市西浅井町菅浦の須賀神社参道。北陸自動車道木之本ICから車で30分

 

周辺の見どころ:菅浦は中世惣村の歴史を持つ村で往時の町並みが残る。四足門が貴重

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