秋の陽光に輝く黄金色の葉
曲谷白山神社のイチョウは、乳イチョウと呼ばれ、横に大きく張った枝から二つの乳房のようなものが垂れ下がっている。 イチョウの巨樹に見られる気根である。女性がこの樹に祈ると、健康な子どもが授かり、お乳がよく出るという言い伝えがある。 秋が深まると、曲谷の夕暮れは早い。西の山に太陽が傾きかけた頃、白山神社の境内に佇むと、陽光を通してイチョウの黄葉がいっせいに輝く。
イチョウ:イチョウ科の落葉広葉高木。2億年前に全盛期を迎えた樹。同じ科・属の樹はない
樹の所在地:米原市曲谷の白山神社境内。名神高速道路米原ICから車で50分
周辺の見どころ:奥伊吹最奥の集落甲津原に古民家の資料館や特産品販売所などがある