小谷山(長浜市)

浅井三代が築いた日本五大山城の一つ

小谷城は、浅井亮政、久政、長政という三代の戦国武将が、50年あまりの歳月をかけて築いた山城である。麓に観光案内所や駐車場がある。 ここから山道を登ることができるが、城跡の近くまで車道が整備されている。終点の駐車場から大手道であった旧道に入ると、すぐに城跡の遺跡に出会う。 まずは御茶屋跡の曲輪。本丸へと縦一列に連なる曲輪の、いちばん南に位置する城の入口である。御馬屋跡を経て桜馬場と呼ばれる曲輪が現れるが、 このあたりから東を望むと、七尾山の後方に伊吹山が屹立している。最も広い平坦地である大広間を経て、天守があった本丸跡が現れる。 その北にも中丸、京極丸、小丸、山王丸と、次々に曲輪が現れ、土塁や石垣を越えていくと、六坊跡という鞍部に着く。ここから大嶽までは、本格的な山道らしくなる。 中世まで山岳寺院群があったといわれる山頂の大嶽はかなり広いが、西側の斜面は切れ落ちている。断崖状になった西側からは、湖北の野と輝くびわ湖が一望である。

データ

 

標高:495m

 

参考タイム:車道終点(15分)本丸跡(20分)六坊跡(40分)大嶽

 

アプローチ:車道終点へ、北陸自動車道長浜ICから車で20分

 

周辺の見どころ:浅井家の居館があった清水谷に小谷城戦国歴史資料館がある

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