磯山(米原市磯)

日本武尊を祀る古社のある低山

磯山は、標高二百メートルに満たない超低山だが、凛と澄みきった冬の日、山頂から眺める白銀の峰々と夕日に輝くびわ湖は、 息を呑むほどの美しさだ。烏帽子岩のある浜から湖岸道路を横切り、磯崎神社の鳥居をくぐると長い石段が始まる。石段を登りきり、 拝殿と本殿がある境内からびわ湖を望むと、眼下に烏帽子岩が見え、その先に小波立つびわ湖が広がっている。境内の東端に、尾根に登る山道への入口がある。 ここからなだらかな山道を十分ほど歩くと、小さな祠のある平坦地に着く。北側の見晴らしが開け、湖岸に沿って弧を描きながら、磯から朝妻筑摩へと、 砂州に沿って開けた町並みが望める。はるか国境の峰々は、白銀に輝いている。すぐ奥にある三等三角点を過ぎてしばらく歩くと、遺跡のひとつと思われる平坦地が現れる。 尾根上のルートには、目印になる赤いテープが付けられており、ゆるやかなアップダウンのある尾根道を先へ進むと最高点に着く。

データ

 

標高:163m

 

参考タイム:烏帽子岩(5分)磯崎神社(10分)三等三角点(5分)遺跡(20分)最高点

 

アプローチ:磯崎神社へ、名神高速道路米原ICから車で10分

 

周辺の見どころ:磯崎神社では毎年5月3日の例祭に「磯武者行列」がおこなわれる

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