伊吹北尾根(米原市)

日本の西と東を分ける分水嶺

伊吹山から北へ派生する稜線は、伊吹北尾根と呼ばれる。伊吹山から国見峠まで、尾根沿いに登山道が整備されている。 伊吹山ドライブウェイの終点の大駐車場から一キロほど手前に、車が数台置ける場所がある。このあたりから北を望むと、静馬ガ原と呼ばれる広々とした尾根に、 はっきりとしたトレースが見える。ガードレールを越えて急な坂道を下り切ると、あとは平坦な尾根道である。静馬ガ原からゆるやかなピークを越えて、 燕平と呼ばれる高原状の尾根を過ぎると、御座峰に到着する。ここから次のピークである大禿山までは、北尾根の核心部ともいえるあたりだ。 クマザサや低い樹木が多く、左右の展望がすばらしい。このルートの最後のピークが国見岳である。山頂はオオイタヤメイゲツ林のなかにあり、展望は開けないが、 秋は見事な紅葉に包まれる。国見岳からゆるやかな坂道を下っていくと、銀助平と呼ばれる平地に巨大な電波塔が立っている。ここから国見峠までは急坂だが、 塔の保守のために付けられた階段を利用することができる。急坂を下り切ると、国見峠を越える林道に出る。    

データ

  

標高:1126m

  

参考タイム:伊吹山ドライブウェイ(60分)御座峰(20分)大禿山(30分)国見岳(30分)国見峠

  

アプローチ:伊吹山ドライブウェイ北尾根入口へ、名神高速道路関ヶ原ICから車で60分

  

周辺の見どころ:米原市春照のジョイ伊吹には薬草園や薬草湯などがある。

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