日撫山(米原市顔戸)

古代の豪族息長氏の本拠にある山

米原市顔戸の集落のなかほどに、大きな石の鳥居が建っている。日撫神社への参道の入口である。鳥居を抜けて東へ進むと、左手に二の鳥居が現れる。 境内には相撲の土俵があり、毎年九月十五日に角力踊りという神事相撲が奉納される。登山口は土俵の脇にあり、木の階段がついている。登りはじめは少し急だが、 それもすぐに終わる。二俣になった道を左手に取ると、山の中腹を巻くようにゆるやかな道になり、前方にびわ湖が見えてくる。やがて、頭上に張り出した大きな岩に出会う。 婆さん岩と呼ばれる。やがて西登山口からの登りと合流し、一気に木の急な階段を登り詰めると、アミダビ遺跡に到着する。ベンチがあり休憩のポイントだ。 さらに、すこし下って日撫神社への下山路と分かれると、もう一度急な登りが待っている。登り詰めた先が、一の城跡と呼ばれる山頂である。三百六十度のすばらしい展望で、 びわ湖や伊吹山、霊仙山はもちろん、遠く湖西の山々や鈴鹿の山々も見渡すことができる。眼下には、中山道と北国街道も手に取るように見える。    

データ

  

標高:250m

  

参考タイム:日撫神社(15分)婆さん岩(10分)アミダビ遺跡(20分)日撫山

  

アプローチ:日撫神社へ、名神高速道路米原ICから車で10分

  

周辺の見どころ:日撫神社では毎年9月15日に角力踊りという神事相撲がある。

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