淀んだ水の中でも清らかに咲く花
ハスは不思議な花である。淀んだ水のなかから長い茎が伸びて、艶やかな薄紅色の花が開く。咲くところは、 泥におおわれた沼地であったりもする。そのようなところに生えても、清らかに美しく咲く。その対比がハスのハスたる所以である。 花は朝に開いて、午後には閉じる。3日間、それを繰り返す。そして4日目に花弁が散る。短い花の命も清らかさのしるしである。 盛夏、長浜市のびわ湖岸にある奥びわスポーツの森を訪れると、大きな池をハスの花が埋め尽くす。ハスの咲く池は、 しずかの湖と名づけられ、公園の半ば近くを占める。
花の見ごろ:7月下旬〜8月中旬
奥びわスポーツの森:長浜市早崎町、北陸自動車道長浜ICから車で20分
周辺の見どころ:ハスが群生する「しずかの湖」の周りは美しい林が広がり散歩が楽しめる