舎那院のスイレン

睡蓮
心字池の水面に輝く純白の花

舎那院のスイレンは、梅雨の季節を迎えるころ、小さな放生池のなかで純白の花弁を開きはじめ、 フヨウが咲きはじめる8月初旬までに、ひっそりと花の季節を終える。スイレンのラテン名は「妖精花」。陽の光を受けて、 水面にキラキラと輝く花は魅力的だ。光を絵にしたモネが、この花をモチーフに選んだのもうなずける。モネの絵には薄紅色の花が多いが、 もっとも惹かれるのは純白の花だ。舎那院の放生池は心字池といい、池の形が心という字を表している。小さな白いスイレンがよく似合う。

データ

 

花の見ごろ:6月中旬〜7月下旬

 

舎那院:長浜市宮前町、JR北陸本線長浜駅から徒歩20分

 

周辺の見どころ:舎那院は芙蓉の寺として知られる。晩夏、境内にフヨウの花が咲く。

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