三島池のキショウブ

黄菖蒲
水鳥の楽園に咲く帰化植物

初夏、三島池の畔はキショウブの花で彩られる。とりわけ花が多いのは、池の北側にある女溜の方である。 池の畔だけでなく、水深の浅い池面にもキショウブが群生する。池に架かる八つ橋をめぐると、鮮やかな黄花のなかに包まれる。 そんなキショウブのあいだを縫うように、マガモの家族がスイスイと泳いでいる。マガモの産卵は5月上旬。そして1か月ほど後に孵化する。 キショウブは明治時代にヨーロッパからもたらされ帰化した花で、野生化して初夏の水辺によく目立つ。繁殖力が旺盛なのだ。

データ

 

花の見ごろ:5月下旬〜6月中旬

 

三島池:米原市池下、名神高速道路米原ICから車で20分、JR東海道線長岡駅から徒歩30分

 

周辺の見どころ:キショウブと同じ季節、池の周辺にハリエンジュやエゴノキの白い花が咲く

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