大久保のセツブンソウ

節分草
早春の澄んだ日に出会いたい花

セツブンソウは、名のとおり旧暦の節分のころに咲き始める花である。春の草花にさきがけて、淡雪のなかに白く可憐な花があらわれる。 石灰岩地を好む草花だから、伊吹山には多い。手軽にこの花を愛でることができるのは大久保の集落近くだ。伊吹野蕎麦のお店がある交差点から姉川を 上流にさかのぼっていくと、最初に出会うのが小泉の集落。大久保はその次にある。集落の背後に広がる森のなかに、長尾寺の史跡をめぐる散策道が 整備されている。セツブンソウが咲くところは、散策道を少しはずれた集落の南に広がる畑と雑木林である。一面モノトーンの風景のなかに、 目を凝らすとこわれそうなほど可憐な花が咲いている。

データ

 

花の見ごろ:3月初旬〜3月中旬

 

大久保:米原市旧伊吹町、名神高速道路米原ICから車で30分

 

周辺の見どころ:関ヶ原町と長浜市浅井町を結ぶ広域道路沿いに道の駅「旬彩の森」がある。

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