横山の緑に映える淡黄の花
長浜市と米原市を分ける横山丘陵の西の山裾に、名越町という小さな集落がある。その集落のはずれに、鎌倉時代、 後鳥羽上皇が行幸したと伝わる名超寺がある。寺伝によると、伊吹山寺の開祖三修の高弟、名超童子が開いたという古刹である。 そこに数本のハクモクレンがある。観音堂の屋根に届くほどの高さまで、花が伸び上がるように咲いている。樹の下から空を見上げると、 うねるように枝が絡まり合い、重なり合い、青い空に累々と白い花が広がっている。
花の見ごろ:4月中旬〜下旬
名超寺:長浜市名越町、北陸自動車道長浜ICから車で15分
周辺の見どころ:名越町にサイクリングターミナルがあり、安価に宿泊ができ、レンタサイクルもある。