安楽寺のツワブキ

ツワブキ
古刹を彩る艶のある葉の花

安楽寺は、鎌倉時代に京都東福寺の仏智禅師により創建され、その後足利尊氏の庇護を受けて隆盛を極めた。 境内には、その遺命により当寺に納められたという尊氏の爪墓がある。中門を抜けると、石垣や木々の根元にツワブキの花が咲いている。 フキの葉に似て艶のある葉を茂らせることからその名が付いているが、キク科の植物である。この季節、本堂の縁側から眺める庭園は格別である。 中央に琵琶湖をかたどった池が配され、石組と刈り込まれたサツキの向こうに築山が囲んでいる。そして、ツワブキの鮮やかな黄色が点在する。

データ

 

花の見ごろ:10月下旬〜11月下旬

 

安楽寺:長浜市細江町、北陸自動車道長浜ICから車で15分

 

周辺の見どころ:隣町の川道町の千手院に2体の十一面千手観音立像があり、いずれも重文。

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