今回、抜柱したパンザマストの規格表示
R210(151)と読め、全長15,1mか?
1976−10とあり、製作から22年ほど経っている。ジャンクで組み合わせているから全部では、ないだろう?。
豊橋にはこのジャンクのパンザを売っていた古物商があって、アマチュア界に有名だった。関西方面からもかなり買いに来ていた事を聞いている。JA 3のお馴染み局が、私に断わりもなく10本ほど買い出しに来ていることを女将さんから聞いてびっくりした。(現在は、廃業して工場跡には、住宅が数軒建っている)
「ダブやん」が、作ってくれた部品のおかげ
こうすれば安全に引っ張れる 曲がったボルトと鉄の短冊
最初の抜柱時に引っ張りワイヤーを足場ボルトに引っ掛ける位置は、パンザからの距離を可能な限り短くして、曲げモーメントを極力小さくしなければならないとが判っていた。そうしないと足場ボルトは、大きく曲がってしまうからワイヤーが滑ってしまい、引っ張れないばかりか危険な状態になってしまう。何のへんてつの無い、鉄の短冊に丸穴を加工した物だけれど、おかげで引っ張りワイヤーが、外れる、足場ボルトの曲がりを気にすることなく作業ができる
(ありがとう! )
本日は、これで終了。9番にバケツを被せ、蓋をする。子供なら入ってしまう太さなので十分に注意をしなければ!
もちろん、作業用のパイプは撤去
埋もれている9番10番の穴堀作業が残っている。実は、これが大変な仕事
冶具パイプを組み付けシメラーで引っ張る
別な角度からで、マストとステー金具が、外した(ワンマン作業で2時間ほど)
2本目のパンザマスト抜柱
揚がっていたVダイポール金具の、残骸が残っている
建柱車が、調達できれば作業をより早く、より安全に進める事ができることは、言わずがなもで、小型の重機を持ってくれば、穴堀も簡単になる。しかし、それができないのでこうして作業になる。
クレーン免許は持っているし、車両系建設機械技能講習も修了しているので、堂々と作業できるが、こうした機材を持って来て作業できる環境ではなかった。
電柱を借りて、例によってカケヤでドヅクと抜けた
無事、9番、10番が抜け地上に横たわった。
二股を組み立て、1トンのチェーンブロックで吊り上げる
三日目の作業
朝からはさみスコップで掘り始め、幸い造成地で20年ほど経っているだけなので約2時間半程で深さ2m位ほ深さまで掘り進めたので、思いっきり揺すってみると少し倒れたのでのでいよいよ抜き揚げる作業に取り掛かる
8番は、地表になる為、地上に打ち込んだパイプに冶具パイプを金具で取り付けて建てる。
2番から4番までを解体した。夕方には体中に筋肉痛が、顔を出してきた(作業開始が、遅かったのでこれで第1日目の作業終了)
地上の残り2本で、シメラーを引っ張りワイヤーに取り付ける。庇に乗ってできる事は足場ボルトに乗っての作業とは雲泥の差
二日目作業
一日目の作業
適当に抜けたところで、地上に横たえてから完全に抜き離す。吊り下げ位置の関係で10番だけでは,、抜けた瞬間に180度回転し、危険なことになる
埋め戻す土が、不足したのでビニールシートで雨が入らないように覆っておいた
パンザを抜くと地表に直径1m深さ2.5mほどの穴が開いている
継ぎ目をカケヤで「どずく」数発で抜け始るので、再度シメラーで引っ張り、抜けるまで繰り返すしかない
上の番手を抜き、冶具パイプを下段に移設中、この時が、一番危険な状態(クリチカルポイントと呼ぶ事があるそうだ)