PC用のヘッドセットの使用
2021.02.15
マイクは、TS-480を買った時点から、本人はスタンバイ時のノイズを気にすること無く付属のいわゆる「おにぎりマイク」を使ってきた。ここへきて、80歳を超えた局から何とも理解に苦しむ「おにぎりマイクらしい音ですね、私は「8万円もするベロシティーマイクを使っていますよ」と言われ、「おにぎりマイクらしい音」とは、「８万円もするベロシティーマイクの音」とは、どんな音なのだろう？と悩みたくなった。いずれにせよ、本人の自己満足のマスターベイションなので何とも言い難い。「俺は、高級なマイクを使っている。だから素晴らしい音で送信している。お前らも見習え」と言っている様に聞こえる。
４０数年前にソニーからコンデンサーマイクなるものが、発売された時、若気の至りとは言え、「ECM-19]と言うコンデンサーマイクを当時２万円弱の価格だったと思うが、TS-510との組み合わせで使っていたと言いたくなる。
処分した記憶は、無く、使えるか、否かは、定かではないが探したら出てきた。
使って居たのは、昭和４７年頃から昭和５５年位だったと思う。
いい音とは、どんな音なんだろう？？？？？ 偉い―局に聞いてくれ よう解らん。
音楽業界で、浜松の楽器工場の研究室に居た、とんでもないとしか言えない耳を持っている人と仕事でお付き合いしたことはあるけれど。
付属のおにぎりマイクからスタンバイ時に出るスイッチを押す機構の摩擦音は、ローカル局やお馴染み局から「何とかせよ」と言われていたことも気になって、退職するまで予備品として預かっていたPC用のヘッドセットが、数台あることを思い出し、「そんじゃ」と始めた工作。
厄介なことに最近のマイクケーブルの接続にLAN配線のRJ-45プラグを使っていることだ。幸い、退職するまで務めたコンピュータの保守業務でこの辺の工具、パーツは持っている。懸念したことは、使う８芯マイクケーブルの個々のケーブルの太さだったが、案ずるよりも何とやらの諺の通りで試してみると「拍子抜け」した。
ヘッドセットのマイクは、コンデンサーマイクなので電源が必要になる。ネットを調べてみると巧妙な方法で電源を供給している。オーディオ界では、禁断の回路らしいが、「なるほどなー！」と感心した。コンデンサーマイクの電源は、４８ｖのファンタム電源を使わなければいけないと宣う局もいたが？。
要は、心地よくＱＳＯができれば良いと思うけど。
当局の耳は、年齢から寝室の唐紙の前で餌を催促する猫の鳴き声も聞こえない事になって、ＱＳＯ時に音質のレポートを求められても良く判らないので、相手局の求めるレポートを送ることができない。お話の内容は、解りますとしか答えようがない。
早速、TS-480の取説、手持ちのTM-421,TM-221、TS-690の取説からマイク端子接続を確認して、下図用に接続を確認した。
要は、マイク変換アダプターと造ることなる
ＲＪ－４５の様子 ＰТТ用の握りスイッチ 使ったPC用ヘッドセット プラグの中に組み込んだ
このＲＪ－４５のロック爪は、バータイプではなく、手持ちにたくさん有る「への字型のコネクタ」を使った。
ＰТТスイッチは、「通信用握りスイッチ押しボタンスイッチＤＣ用」と仰々しい商品名が付いていた。中にあるSW部分は、取り外してマイクロSWを組み込み、ばねも適当に切断し、軽く使える様に改造してある。
注意した点は、⑥ピンのマイク線⑤ピンのマイクアース線をＲＪ－４５のピンに間違いなく接続する事。他の線はカラーコードで配置したかったが、コネクタに挿入し易さを優先して作業した。ＰТТスイッチは、ナースコールに使われている握りスイッチを使った。足の指に挟んでフットスイッチにも使えるだろう？。
さすがにコンデンサーマイクが、ハイインピーダンスなので回り込み防止に苦労している。また、諸般の事情で直流安定化電源を２０Ａ×２台の並列運転でこれが０．２Ⅴ位の差になると回り込み現象を発生する事にも悩まされ続けている。
お馴染み局からの返事は、それなりに聞こえているらしく、「不自然だ？」等の回答は無く、これまでの同じようにＱＳＯできていることから、このままで完成とすることにした。
音にこだわる局が、多いことに気が付いた。お馴染み局の中には、そこまでか？と言いたくなる局もいるし、「聞こえりゃいい」と言う局もいるけれども。うるさい事を言っていた局でもマイクが代わった事に言うまで気付かなかった。そんなもんだ！！！
ＳＳＢのたかが３KHz、されど３KHzでいいんじゃないかと思うが。
凝りたい人は、凝ってください。無線局で電波を発射する事と受信する事だけが、共通事項でそれ以外は、みんなの勝手でしょ！！ と言いたい。
JA2EIB HomePageへ