First Sounds3レポート

当たり前ですが撮影・録音禁止です。
そんなわけで今回は大手を振ってテキストオンリーで。

 10日前2005/11/03にルネこだいらにて行われたFirst Sounds3に、私が一般参加したときのレポートです。あくまで個人的な視点です。
 私にとって初めての即売会でないKey系イベント、という位置付けになるのでしょうか。演奏会という形のイベントが実在するというのを知ったのが半年前、FS1はすでに終了し、FS2は遠方名古屋。そういう意味で長いこと楽しみにしていたイベントでした。そしてその期待に漏れず、寧ろ期待の倍以上を返してくれた素晴らしいイベントだったと思います。この文章は少し感情的になってしまっている気がしますので、客観性はいつも以上に欠けていると思って下さい。
 今回のカタログ頒布状況については、かなり上々だったように「見えました」。当日でいいと思っていたら委託分が残り少ないという噂を耳にし、前々日に慌てて買いに行き、秋葉原のとらのあな2号店にて3部発見。それがその場で2部に減り、すぐに残りを確保、という感じでした。そんな前印象からだと、近年のKeyオンリーには珍しいカタログ完売イベントのようでした。が、実際のところ会場売りは100部程度残されていたらしく、あまり焦る必要はなかったみたいですね。実際、開場後のホールの埋まりは70%弱くらいでした。
 列は私が到着した1530時点でおよそ60人、アンケートの数字から察するに私は58番目と思われます。1540時の入場に際して、さらに20人といった感じでした。
 スタッフは対応は非常に丁寧で……例えるなら、「即売会のスタッフ」に対比させて「音楽会のスタッフ」という感じそのものでした。少々面食らいましたね。
 あとは会場についてですね。これはそのまんま「音楽会」用のホールで、当たり前と言えば当たり前ですが驚きました。席数は434。70%だとおよそ300人という計算になります。買ったのに来られない人が結構いたらしいことに加えて、複数を購入する人も想定すればカタログの販売数はそれなりに稼げていたと思います。
 まぁ、イベント外の話はこれくらいにしておいて。イベント開始は1600時丁度でした。ブザーの音が鳴り、照明が落とされ注意事項のアナウンスが流れます。カタログに掲載された注意文の朗読。この時間、会場内は真空になったような静けさに包まれました。怖くて動くことが出来ません。それくらいの静けさでした。
 第一奏者から演奏が始まります。生の楽器の奏でる音で、音響のプロフェッショナルが設計した建物で、思い入れのある曲を聴くことがいかに素晴らしいことか。何か細工でもあるんじゃないかとさえ思うような音色でした。そしてどの奏者も気合い十分。これが楽しくないはずがありません。騒ぐ楽しさではなく、目を閉じて何も考えないような楽しさです。個別の演奏に対する感想なんて野暮ったいものは書かないことにします。冬か次回のFS4あたりで発行される今回の録音CDを買って下さいませ。しかしながら、FS2のCDを聞く限りでは生で聞くのとCDを通して聞くのでは、全く別の印象を受けるので、やっぱり次の同系イベントに参加して下さいませ。せっかくの演奏会、録音では聞こえない物も多く、見える物はひとつもありません。演奏者の行動も身振りも挨拶も、全てCDには収録できません。きっとあなたは損しています。

 そんな感じのイベントでした。以上でイベントレポート終了です。参加者の皆さん、特に演奏者参加の方はお疲れ様でした。聴いている側でさえ感じるレベルのプレッシャーがあったので大変だったかと思います。
 次回以降の生音演奏会、今後も期待していきたいところです。

 cf. 知り合いの日記

2005/11/13

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