一昨日の米沢代表の52歳の誕生日である2005/03/21に行われたコミックマーケット30周年記念、コミケというお祭ならぬコミケのお祭であるコミケットスペシャル4に一般参加したときのレポートです。あくまで個人的な視点です。 その名に冠する24耐の文字が示す通り、0時設営開始から22時以降撤収完了+反省会というの24時間体勢の強行スケジュールで動きました。 カタログからの大まかなタイムテーブルを抜き出すと、
です。実際のスケジュールは
と、新しい試みが多い中であるにも関わらず、概ね予定通りとなった順調なイベントでした。上の表は即売会部分だけですが、企画に関してのスケジュールについても、トラブルが聞こえてていないところを見ると順調だったと思われます。ちなみに設営の遅れは前日イベントの撤収の遅れの影響だったそうです。 24時間ということもあり、徹夜という概念がなく未成年者でなければフル参加も可能というイベントでした。24時間の最初から集まっていたた人数は5桁を数えたとか。深夜設営に名乗りを上げた人数も実に1000人以上。あまりに多かったため、設営人数が飽和するほどだったそうです。ちなみに私は遅く参加して設営には不参加ですので、上記情報は全て伝聞です。 即売会の色が薄く、書くネタに困らないほどに色々な試みがありました。勿論24時間開催というのは前例がなく、サークル参加者、一般参加者、そして特にスタッフの方々すべての強行軍を。米沢代表の閉会の挨拶によれば、代表の活動時間は30時間を越えていたとか。エスカレーター下でうとうとされていたスタッフもいらっしゃいましたし。 「(前略)何故なら、『特別』であることとは、違ったものにチャレンジすることであり、予想を裏切るものであり、同時に次の時代に繋げていく経験になるものであるべきと考えたからです。」(カタログ・米沢代表挨拶より引用)との言葉に示された「特別」に溢れたイベントでした。「コミケ」=「大規模即売会」だとすると、「コミケSP」=「コミケのお祭」=「ある程度のみの即売会部分を含む表現の場」といばわかりやすいでしょうか。即売会としての色が薄くなり、長物制限がないこともあり普段より大幅にコスプレの割合・種類が増え、サンクリを髣髴とさせる落書きコーナーがあり、時刊新聞が35枚+α発行されたり、新種企画であるサークルが主体として動く企画展示があり、コミケットのビエンナーレ縮小展示ほかコミケの歴史の展示があり…と、退屈させる時間のないコミケでした。 チェックサークルとか細々とした部分は今回は省略の方針で。今回はそれがメインではないので…。 さて。特に私が書かなければならないのは武田商店の企画ですね。10時前頃に行ったのですが、オリジナルグッズは軒並み絶好調な売れ行きらしく、駄菓子の類も飛ぶように減っていきました。ロッテのどろり飲料(何だったんだろこれ…)は完売。2部の後半にもう一度覗いたときには空箱が目立つほどでした。 →カタログ添付のお米(チョコ)券引き換え →どろり →お茶 →駄菓子 →がちゃぽん →がおがおTシャツ →ソーラーパワーTシャツ →シャボン玉セット →ぬいぐるみポテト ・ ・ ・ こんな選択肢が手に入るというのも、こういう企画展示場所があればこそですね。 ちゃぶ台返しやステージライブのような企画に人が集まる一方、人がそっちに集まってしまい閑散としているスペースもちらほらと見かけました。しかし全体としては企画展示を楽しんでいる人数は非常に多かったので、この試みは成功だったでしょう。私自身非常に楽しませてもらいましたし。 ただ、2部の列の自然発生が10時頃と非常に早かったために1部は人数が減っていて、1部への参加サークルと1部での企画サークルは多少のとばっちりを食っていたと思われます。ぶらぶらと買い回る身としては人がいないのは歓迎なんですけどね…。 その反動か2部は倍近くの人手があり、普段のコミケ以上に混雑していた印象がありました。大手サークルが人を集めてくれるのが有難いと強く思いましたね。人が引くまで結構な時間を待ちました。 所で、今回は「開場ダッシュ」という珍しいものを見ることができました。早い時間から並ぶことのない私にとっては見えざる彼方で起こっている出来事なのでサークル参加でもしない限りはないと思っていたのですが、第2部待機列に並ばないことを選んだおかげで、コスプレ広場から誘導されて降りてくるその先頭をエスカレーターの下で見ることができました。私にとってはかなりの収穫でしたね。 「走らないで〜〜!」 「走るなー!」 「ほらそこ!ショートカットしない!!柱の外側を歩け!」 「危ないから走るな!」 「走らないで下さい〜!!」 のような地獄が見られました。傍観している身なら苦笑ですが、その矢面に立つスタッフ様方は大変な苦労をなされていることでしょう。お疲れ様でした。列の先の人たちは果たしてコミケットスペシャルを楽しんでいるのだろうか、とも考えさせられましたね。 あまりKeyとは関係ないですがこれを書き漏らしてはいけない、という企画が、あと一つ。参加者が提出した原稿を元に作られ、不定期発行されていた「時刊新聞」です。気付くのが遅く、あまりの発行ペースについていけず回収率は5割程度にに留まっていますけれど…。 回収新聞
以上です。私が開場に着いた時間とか寝ていた時間とかバレバレですね。ち刊新聞ほか、ろ刊新聞など何種類か、さらに10枚程度あったらしいです。私は全然気付かず最終刊のみですが…。こういうコレクション系の探し物っていうもの面白いものでした。 最後はテンションを保ったまま撤収まで。レヴォサンクリの撤収には参加したことがありましたが、ビッグサイトの撤収参加は初めてでした。イベントを楽しんだ連中が多人数で動き、20分後には面影さえないほどにがらんとした空間が広がり、積み込みまでわずか1時間強と仰天の速さで完了しました。最後の反省会のテンションも高く、時間さえあれば何時間でも騒いでいたのではないでしょうか。残念ながら終電も近く、米沢代表の挨拶だけで終わってしまいましたが、解散直前にはっぴぱーすでーよねやん〜♪と合唱が起こるなど独裁者さながらの御姿でした。 ちなみにこの日に決定したのは偶然らしいですが。 |