長崎電気軌道 本線・赤迫支線・桜町支線・大浦支線・蛍茶屋支線 [ ホームページ ]

谷間に敷かれた、南北を結ぶ住民の足。


路線説明
長崎市内を南北に走る路面電車。

全路線で均一料金制を行っている。また、広告等により黒字経営となっている。
広島と同様、1945年8月9日に原爆を受けたが、3ヶ月後の11月25日には運転を再開している。

また、日本初・日本一が多い路線でもある。
・日本発の車体広告(1964年)
・商業ビル内を走る(浜口町-松山町間の長崎西洋館)
・日本一安い運賃(一律120円)
・日本最古の木造電車(168号車 明治44年製)

全線は5路線がある。
本線住吉-正覚寺下複線 6.9km
赤迫支線赤迫-住吉複線 0.4km
桜町支線長崎駅前-公会堂前複線 0.9km
大浦支線築町-石橋1.1km(大浦海岸通-石橋間は単線)
蛍茶屋支線西浜町-蛍茶屋2.2km

赤迫電停は日本最西端の電停。

運転系統は5系統ある。
このうち2号系統は深夜1往復のみで、公式ホームページには系統として掲載されていない。
1号系統/青 赤迫-住吉-浦上車庫前-長崎駅前-大波止-西浜町-正覚寺下(約5分間隔)
2号系統/白 赤迫-住吉-浦上車庫前-長崎駅前-大波止-西浜町-公会堂前-蛍茶屋
3号系統/赤 赤迫-住吉-浦上車庫前-長崎駅前-桜町-公会堂前-蛍茶屋(約6分間隔)
4号系統/黄 蛍茶屋-公会堂前-西浜町-正覚寺下(約8分間隔)
5号系統/緑 蛍茶屋-公会堂前-西浜町-築町-石橋(約7分30秒間隔)
各系統は色分けして区別されている。

運用されている形式も豊富で、唯一の木造電車が存在している。

<<備考>>
公会堂前電停付近の分岐点で、2016年6月2日に発生した脱線事故の影響により、
現在3号系統の蛍茶屋→桜町→赤迫が運休中。
代わりに2系統の蛍茶屋→西浜町→赤迫が運行中。

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現在運用中の車両
150形151大正14年製。王子電気軌道400形として登場、昭和17年に東京都電、
昭和27年に箱根登山鉄道小田原市内線200形となり、昭和32年に譲受。
160形168おもにイベント等で使用。
明治44年製。日本最古の木造電車。非ワンマン車。
201形・202形201~210昭和25年製。日立製作所製は201形、日本車両製は202形。
ワンマン改造時に前照灯を窓下に移動。
211形211~216昭和26年製。201・202形の増備車。日立製作所製。
ワンマン改造時に前照灯を窓下に移動。
300形301~310昭和28年製。サービス面の充実を図るため導入。日立製作所製。
360形361~367昭和36年製。長崎初の全金属製。日本車両製。
昭和36年度製造のため360形と命名。
370形371~377昭和37年製。360形の改良型。日本車両製。尾灯の位置を方向幕横に移動。
500形501~506昭和41年製。ナニワ工機(現アルナ車両)製。長崎初のワンマンカー。
大阪市電1700形の機器流用車
600形601昭和28年製。元熊本市電170形。昭和44年に譲受。
700形701昭和30年製。元東京都電杉並線2000形。昭和44年に譲受。
1050形1051昭和27年製。元仙台市電モハ100形。昭和51年に譲受。
1200形1201~1205昭和57年製。アルナ工機(現アルナ車両)製。
2000形の車体をベースに西日本鉄道(旧北九州線)より
転用した台車を使用し製造した車両。
1300形1301~1305昭和62~平成元年製。アルナ工機(現アルナ車両)製。1200形の改良型。
西鉄北九州線300形の機器流用車
1500形1501~1506平成5年~平成9年製。西鉄北九州線600形の機器流用車。
アルナ工機(現アルナ車両)製で形状は1200・1300形と似ているが、
前照灯・尾灯の配置を変更。窓の大型化。
1507号車は制御方式を変更したため「1500A形」となっている。
1500A形1507平成22年に制御方式を変更。
1700形1701,1702平成11年製。アルナ工機(現アルナ車両)製。700形の機器流用車。
1500形と似ているが、ドア幅を拡大。
1800形1801~1803平成12年~14年製。アルナ工機(現アルナ車両)製。
西鉄北九州線600形の機器を流用。
運転台は湾曲した一枚ガラスを使用したデザインを採用。
3000形3001~3003平成15年~18年製。アルナ車両の「リトルダンサータイプU」。
国内技術では初めて客室の100%低床化を実現。
5000形5001,5002平成23年~24年製。アルナ車両の「リトルダンサータイプUa」。
3000形同様に客室100%低床化車両。
3000形は機械式ブレーキシステムを採用したが、
5000形は空気ブレーキを採用。

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