広島電鉄 本線・宇品線・江波線・白島線・皆実線(比治山線)・横川線・宮島線 [公式ホームページ]

「被爆電車」から5連接車まで、車種の多い路面電車


路線説明
広島駅を基点に、宮島・広島港方面へと路線を延ばしている。

広島に原爆が投下(1942年8月6日)された3日後には運転を再開。悲しみにくれていた広島市民を大いに勇気付けたとされる。
そのときに被爆した車両は「被爆電車」として現存している。

広島電鉄の路線は以下の通りである。

本線 広島駅 - 広電西広島軌道線
宇品線広島港(宇品) - 紙屋町東/西軌道線
江波線江波 - 土橋軌道線
白島線白島 - 八丁堀軌道線
皆実線
(比治山線)
皆実町六丁目 - 的場町軌道線
横川線横川駅 - 十日市町軌道線
宮島線広電宮島口 - 広電西広島鉄道線

また、運用系統は以下の通りである。

1号線広島駅 - 八丁堀 - 紙屋町東 - 広島港(宇品)
2号線広島駅 - 八丁堀 - 紙屋町 - 十日市町 - 広電西広島(己斐)- 広電宮島口
3号線広島港(宇品) - 紙屋町西 - 十日市町 - 広電西広島(己斐)
5号線広島駅 - 比治山下 - 広島港(宇品)
6号線広島駅 - 八丁堀 - 紙屋町 - 十日市町 - 江波
7号線広電本社前 - 紙屋町西 - 十日市町 - 横川駅
8号線江波 - 十日市町 - 横川駅
9号線八丁堀 - 白島(一部江波まで運行)
0回送や入出庫の際に掲示

料金は市内均一150円。白島線のみ100円。宮島線は区間料金を採用している。

世界遺産の原爆ドームや原爆資料館に行くには、広島電鉄が便利。
同じく世界遺産の厳島神社に行くためには、宮島口から宮島航路を利用する。
広島電鉄とJR西日本の両方に宮島口駅があるのだが、JRの方が本数は少ないが広島~宮島口は快速で約30分。広島電鉄だと約1時間かかる。

おもな観光場所の最寄電停
原爆ドーム本線 原爆ドーム前下車すぐ
原爆資料館本線 原爆ドーム前下車徒歩10分 または 宇品線 袋町下車徒歩10分
マツダスタジアム本線 広島駅下車徒歩8分
厳島神社宮島線 広電宮島口下車 徒歩5分 宮島口桟橋より宮島航路で約10分 宮島桟橋より徒歩15分

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現在運用中の車両
単行車
貨50形51,521979年と1980年に750形を改造した無蓋貨物車。おもにイベントで使用。
100形1011984年に製造されたレプリカ。
広島電鉄が広島電気軌道として開業した当時に導入された100形電車を再現。
150形1561925年梅鉢鐵工所(後の帝國車輛工業)で製造。全車両が廃車となったが、156が1987年に復帰。不燃化対策がされていないため運用はしていない。
200形2381988年に姉妹都市のドイツ・ハノーバー市より寄贈。
毎年11月から3月の日曜日・祝日に横川線で運用。
350形351-3531958年ナニワ工機(現・アルナ車両)製造。
最初は850形であったが、1971年に350形に改番。
570形582元神戸市電500形。1971年譲渡。
600形602元西鉄福岡市内線500形。1976年譲渡。
650形651-653「被爆電車」。1942年木南車輌製造。651~655まで製造。
原爆投下時に被爆したが復帰。
700形701-707
711-714
1982~1985年アルナ工機(現・アルナ車両)製造。3500形の実績を基にしている。
製造年度により仕様が異なる。
750形761-763
768,769,772
元大阪市電1601形、1651形、1801形。1965年各形式を統合して譲渡。
2両が貨50形へ改造。廃車となった一部車両のモーターや機器は700形へ流用。
800形801-8141983、1987~1997年アルナ工機(現・アルナ車両)製造。
外観は700形と同じだが、集電装置や制御装置が変更されている。
製造年度により一部仕様が異なる。
900形904-907
910-914
元大阪市電2601形。1969年譲渡。
1150形1156元神戸市電1150形。1971年譲渡。二代目ハノーバー電車として運行。
1900形1901-1915元京都市電1900形。1978年譲渡。
形式は変更されず、各車両に京都にちなんだ愛称が付けられている。
連接車
3000形3002,3003
3004,3007
3008
1979年、西日本鉄道北九州線1000形を3連接に改造。
広島電鉄の車両において最大乗車人数(180人)。
3100形3101-31031961~1967年に2連接車2500形として増備。
1985~1986年に3連接車3100形へ改造。
3500形35011980年日本鉄道技術協会が開発した新型路面電車の実証試験車。
3700形3701-37051984年アルナ工機(現・アルナ車両)で製造。愛称は「ぐりーんらいなー」。
3800形3801-38091987年アルナ工機(現・アルナ車両)で製造。初めてVVVFインバータ制御を採用。
愛称は「ぐりーんらいなー」。3804以降はライトの形状を変更。
3900形3901-39081990年アルナ工機(現・アルナ車両)で製造。3800形のモデルチェンジ車。
愛称は「ぐりーんらいなー」。主に宮島線直通で使用。
3950形3951-39561997年アルナ工機(現・アルナ車両)で製造。3900形のモデルチェンジ車。
愛称は「Green Liner」。主に市内線で使用。
5000形5001-50121999~2002年ドイツのシーメンス社(シーメンス交通システム社)製造の
100%低床車。愛称は「GREEN MOVER」。
日本での整備はアルナ車両が担当のため、製造銘板には両者が併記されている。
軌道法上の制限長30mを超えているため、国土交通省の特認を受けている。
5100形5001-51102004年近畿車輛・三菱重工業・東洋電機製造・広島電鉄の4社が
「U3プロジェクト」の名で共同開発した国産初の100%超低床車。
愛称は「Green mover max」。5101のみ編成向きが逆となっている。
1000形1001-10102013年2月15日より運行開始したU3プロジェクトで製造された100%超低床車。
愛称は1001が「ピッコロ」、1002が「ピッコラ」。
2013年度以降の1003からはカラーリングが変更され「Greenmover LEX」となった。

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