【経営の方向性及びデジタル技術等の活用の方向性の決定】

１．当社におけるデジタル技術に関する認識

　当社では、土地・建物の測量の領域における事業とサービスの拡大を進めており、この実現の
　ために重点的に取り組む課題の１つとして『DX』を掲げています。
　当社にとってのデジタル変革は、今後10年の経営の持続的発展と成長を下支えする重要な役割
　を担うものです。
　また当社はDXを推進する際に、単なるデジタル技術・ハードウエア・ソフトウエアの導入に留
　まることなく、それによる組織のあり方や業務フローの改善を通じて、当社の生産性向上と成
　長促進を図ることを目的と致します。

２．デジタル技術が及ぼす社会や自社の競争環境への影響の認識

　当社の事業領域である土地・建物の測量事業は、業界全体として慢性的な人手不足が続く事業
　分野であり、新築・リフォーム・地図整備事業等に対する十分なサービス供給がなされない状
　況が続いています。当社は今後10年この厳しい状況に大きな変化はないと、考えています。
　
　ゆえに、慢性的人手不足を補い、当社の顧客とその関係者の方々に、より良い測量サービスを
　提供することが重要であると当社は認識しています。
　
　そのために、当社は測量サービスのハード・ソフトの両面に於いてDXを推進し慢性的人手不足
　の課題を解決し、多くの利用者によりよいサービスを提供すると共に、測量業務の効率化・高
　精度化の実現を目指します。

３．当社の経営ビジョン
　
　『不動産に関わる全ての顧客に対してトータルコーディネートとワンストップソリュー
　　ションを高いレベルで提供し、頼られる存在であり続ける』
　

４．当社測量事業の現在・将来のビジネスモデル
　
　当社は経営ビジョンである『不動産に関わる全ての顧客に対してトータルコーディネートとワ
　ンストップソリューションを高いレベルで提供し、頼られる存在であり続ける』の実現を追及
　します。
　
　当社は測量業務に留まらず、建築士・土地家屋調査士・行政書士の資格保有者が在籍する当社
　に於いて、不動産に関わる幅広いサービスの提供が可能です。
　
　これらの保有資格・知識・経験を活用し、顧客に対して専門的・複合的で高度なサービスを提
　供します。
　この実現のために、当社その根幹業務である測量事業等の高精度・高効率化を実現しハード・
　ソフトの両面に於いてDXを推進いたします。

【経営及びデジタル技術等の活用の具体的な方策(戦略)の決定】
５．当社の事業成長戦略
　
　当社の成長戦略は『人』の活用です。当社の強みである不動産関連の複合サービスを通じて、
　顧客に対する幅広くきめ細かい、痒い所に手が届くサービスを実現します。これを実現し、か
　つ慢性的人手不足を解消するために、業務の効率化や高精度化を実現する環境を整えます。
　
　また競合他社の『人』がどのようなことをしているのかを学びます。積極的に他社サービスを
　比較研究することで、自社に無い他社の良いところを学び、当社のサービスを改善します。
　
　サービスを受ける『人』、つまり不動産購入者や工務店等に対して、真摯に顧客の要望を聴き
　改善することで、より質の高いサービスを提供する循環を創り出します。

【戦略を効果的に進めるための体制の提示】
６．DXを推進する体制
　
　代表取締役を長とするDX推進体制を整えます。DX推進担当役員のもと、各業務分野にDX推進担
　当を置きます。また社外の経営資源を積極的に活用し、新システム・新ハードウエア導入時に
　は、サプライヤーに導入・運用支援を依頼します。
　
　
　
　 　



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022年 4月 1日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　有限会社 　山 内 綜 合 事 務 所

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　代表取締役　山内 振一郎