命題1 |
2mを入れるため、許される誤差は?
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答1 |
直径108ミリのカップの中心を狙い2mを入れようとするのですから
108mm/2/2000mm=0、027=1,5度以下が許される誤差です。
参照図1
普通のパターならトゥ側が1ミリ程開閉する誤差になります。
3mを入れる場合その値が0,018=1度になりパター
ヘッドの開閉は0,6ミリ以下する必要があります。
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ひずみ |
私はこの誤差のことを”ひずみ”と呼んでいますが、入るパッティングを
行うためにはこの
ひずみを具体的に除去する必要があります。
それを確実に、簡単に行える方法が 正しいパッティング です。
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疑問 |
人間はパターフェース面が開閉するアークストロークでインパクトの誤差を
それ以下にいつも保てるのだろうか?
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私には
出来ません。 |
多くの練習と才能、忍耐があれば
可能かもしれませんが。
私には出来ません。
私にはそんな時間と体力と忍耐力がありません。
また引っ掛けたり押し出しもしたくありません。
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パッティング
ロボット
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そこで人間の様なパッティングロボットを作りました。パターの上手な
プロが行う動作を復元できる仕組みになっています。参照図2
振り子のように動く腕の先にパターが取り付けられます。腕の付け根は
水平な回転軸になっています。
パターが上手なプロの形と同じです。参照図3
このプロはいとも簡単に、一見無造作にショートパットを決めます。
このプロにとってショートパットは実際簡単なのでしょう。
これほどパッティングがし易そうなアドレスには
中々お目にかかることは出来ません。
パターにはライ角と呼ばれる約20度ほどの角度が付けられていますが、
この時ヘッドの動きはフェースが開閉するストロークではなく時計の振り子の
様に縦振り子ストロークをします。
パターのフェースが開閉しないストロークです。
この動きであればアドレスで狙った所に
いつもボールを転がす事が出来ます。
短いパットの目的が”入れる”事だとすればこの方法が理想です。
グリップ部分がふらふら動くロボットを作る人はいないでしょうし、それを
作る場合にはかなり困難な作業になります。ロボットはそんな不安定な
動きをしません。
又、パターフェース面が開閉するパッティングストロークを行うロボットを作る
ことも非常に困難です。と言うことはアークストロークのメカニズムはかなり
複雑だとも言えます。
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手と腕 |
パターは手で握ります。ですから手で振るように思いますがそうでしょうか?
手は色々な動きをします。
文字を書く
楽器を奏でる
お金を数える ・・・沢山の事が出来ます。
腕もそうです。
腕を前に出す、上に上げる、
横に広げる、ひじでどつく・・・
沢山の事が出来ます。
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誤差を
超える
動きの
原因 |
手のひらでパターを握りますからパターの重さは手で感じます。しかし
色々な動きをする手や腕でパッティングをすれば色々な動きになります。
その色々な動きがひずみを作ります。パッティングの度に違う動きをします。
どんなに練習しても多くの事をする手や腕で
パターを振れば容易にひずみが出来ます。
これが入らない原因です。
2mを確実に入れるための
誤差を簡単に超えてしまいます。
2mを確実に入れるために許されるフェース面の誤差は1.5度です。
時計の1秒が6度ですからその1/4の誤差しか許されません。
これが現実です。あなたはパターフェースの開閉するストロークで
1/4秒の誤差を無くせますか?
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例えば
連結器 |
電車は各車を連結器でつないでいます。その連結器が後方の車両を勝手な
動きで引っ張っているのではなく、部品として単にその役目をしています。
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そこで |
手や腕もそれと同じように、動作をパターに伝える役目と考えれば、
手や腕が作るひずみは発生しません。
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フル
スイング |
上手なゴルファーは、フルスイングをする時に背中の大きな筋肉で
回転(テークアウェイ)を始めます。
手でクラブを振り上げたり振り下ろす事はしません。体の回転と
腕の回転、両腕の上下でフルスイングは成り立っています。速い回転を
しますので遠心力や求心力も伴いますが基本的にフルスイングは、体の回転と
腕の回転で成り立っています。 これをダブルレバーシステム言います。
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運動の
自動化 |
フルスイングは体に最小限の負担で大きなエネルギーを得るために
ヘッドの重さやシャフトのたわみ、てこの作用を利用します。
複雑な動きですが上手なゴルファーは無意識に行っています。
これを運動の自動化と言います。
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始めは
誰でも
赤ちゃん
でした |
覚えたての頃は、あそこをこう、此処をこう、そして次は・・・などと順を追って
思い出し動こうとします。
歩き始めの赤ちゃんのように。
しかし上手なゴルファーは逆にいろいろ考えることがスムーズな動作の妨げに
なる事を知っていますので目的意識は持っていても動作の確認を殆どしません。
無意識にスムーズにそして目的のために正しく動く。
パッティングも同じです。
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パッティング
では
出来ない |
しかしパッティングでは上級者でもこれが中々出来ません。
結果がすぐに見えるからです。
殆どのプロもパッティングと言う
運動の自動化が出来ていません。
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何故? |
パッティングの仕組みを完全に理解していないからです。
毎回毎回考えながらパッティングをしています。だからあれだけ練習するのです。
悩み、考えながら動く・・それを粗協調と言います。
これに対し、正しい効率的な動きを無意識に
行なえる状態を精協調と言います。
このレベルに達した状態で行なう運動はリズムも良く
スムーズで良い結果に繋がります。ゴルフはボクシングや
野球等と違い直接的な敵対相手がいませんので
精協調に達したレベルの選手が行なう結果は
素晴らしいものになります。しかしそのためには正しい考えに
基づいた正しい運動の習得が必要です。
正しい考え方と目的に合った動きを知らなければプロでさえ初心者と同じ
不安な状態でパッティングをしなければなりません。事実多くのプロが不安な
状態でパッティングをしています。
確かに試合で一打を落としても命に別状はありません。
しかし確かな方法を知っていれば
不安はなくなります。
納得してパッティングが出来ます。
その上での結果なら納得も出来ますし次への備えも確実に出来ます。
スポーツ技術のトレーニング段階には3つの段階がある。
スポーツ運動学的視点から分類すると、
粗協調、精協調、最高精協調(自動化)の3つの段階である。
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身体能力 |
ゴルフの理論は色々あります。それは各々の身体能力を補うために、
鍛え上げたプロとは少々違う方法でもある程度の結果が出せるからです。
しかしパッティングでは身体能力の差異は関係しません。
単純に小さなストロークをするだけです。
パッティングには年齢も性別も関係しません。
初心者も上級者も関係しません。
その精度だけが関係します。
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感知と
対策 |
その精度を上げるためには
具体的にストロークのひずみを感知し、その除去方法を知る必要があります。
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ゴルフは
パット |
ゴルフはパット
どの本にもこう書いてありますし本当のことです。
しかしそのための具体的な方法と間違いの対処を誰も教えてくれませんでした。
つまるところゴルフはパットの勝負だと言うのに。
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何故? |
結局小さな誤差を修正する方法が無かったためです。
又その小さな誤差がどれほどなのかを誰も解明しなかったためです。
パターと言う道具に関する誤解と無知もその原因です。
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パターに働く
エネルギーの
誤解と嘘 |
パターの形状によってストロークが変わる。
嘘です。情緒的な思い込みです。間違いです。
(下記にそれを証明するための物理計算を行っています)
そしてその誤解を上級者ほど信じて疑いません。だからこそいつも
不安な気持ちでパッティングをしなければなりません。
失礼な話ですが、無知であれば不安になります。
ゴルフも同じです。
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フル
スイング
と
パッテ
ィング
目的が
異なる
だから
対処も
異なる |
フルスイングで使うクラブはヘッドターンを目的にデザインされています。
上級者はクラブのヘッド重量を活かし、インパクト前後で急速にヘッドターン
させる動作を熟知しているために、パターもまた同じ動きであると誤解してい
るのです。
しかしフルスイングの目的はボールに逆スピンをかけ
空中にボールをフローさせる事であり、
パターの目的である精確に転がす事 ではありません。
目的が違えば対処は変わってきます。
しかしその様に考えている上級者、プロでも如何に開閉の少ないストロークを
模索し習得しようとしているのです。
矛盾を感じながら
だから悩みながら延々と練習をしているのです。
数学的な言い方をすれば「限りなく直線に近い円弧は直線である」
と言うことになります。悩むのは辞めましょう。貴方方も
目指しているのは縦振り子ストロークです。
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プロでも
正しい
パッティング
を知らない |
上級者はフルスイングでは不安を感じません。運動の自動化を
体得しているからです。運動の原理と対処方法を知っているからです。
だから堂々と素晴らしいショットを放つのです。
プロのそれは見事と言うほかはありません。
しかしパッティングでは殆どが不安な気持ちの中で行います。
運動の自動化が出来ていないからです。
正しいパッティングを知らないからです。
入るパッティングを行なうには
ひずみを具体的に除去する必要があります。
それを確実に簡単に行える方法が正しいパッティングです。
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少し面倒。
一度
聴いたら
忘れて
下さい。
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パターにはライ角と、ヘッド重心という構造上の力が存在します。
パター形状によってストロークが変わると言うのは嘘ですが、
このヘッド重心と言う概念がこの間違ったイメージを作っています。
参照図のヘッド形状ですと普通に振り上げた時(15度と仮定)に141gfの回転
する力がグリップに掛かります。参照図4
しかしこの力は、普通に握ったグリップを回転させる力には遠く及びません。
フェース平行バランスと言われるシャフト延長上にヘッド重心がある
タイプのパターはシャフトに掛かる回転エネルギーがゼロと言われています。
しかしこのパターでも容易にフェースが開閉する円弧ストロークになります。
フェース平行バランスのパターだから真っ直ぐにストロークできる
と言うのは間違いです。嘘です。
逆にシャフト延長上に重心があるので、指先でグリップをつまみ、回すと
コマのように回ります。手のひらにシャフトを水平に乗せた状態での
理論ですが、パッティングはそんな状態で行なうわけではありません。
重心深度が大きいと言う表現もしますが、
全てのパターヘッドはプレーヤーの手の動向に依存して運動します。
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何故? |
ゴルファーはライ角に合わせてクラブを持つ習慣があるために
ライ角とパターの総重量が作るエネルギーを感じていません。
参照図5
20度クラブを傾けて持ち上げるとグリップの中心に掛かる負荷は
ヘッド重心が作る9倍ほどの1.27Kgfと言う大きな負荷です。
繊細なパッティングストロークを不安定な動きにする原因がこの力です。
この力はヘッド形状がどうであれ
全てのパターに存在します。
ですからテークアウェイはパターの形状に関係なく、ストロークする
人間の動向に依存し運動します。これが本当の事です。
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無知から
くる
誤解 |
巷で言われているヘッド形状が作る重心エネルギーがストロークタイプを
変えると言うのは全くの誤解です。フィル・ミケルソンはL字タイプを使いながら
フェース面を変えない縦振り子ストロークをしています。ある程度しっかり握った
グリップがヘッド形状による重心エネルギーで回転させられる事など絶対に
有りません。
これらは全て無知からくる誤解です。
その為に多くのゴルファーが入らない
パッティングを強いられています。
だからいつも不安な中で
パッティングをせざる負えないのです。
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ゴルフは
パット
だと
言うのに
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ゴルフはパットだと言うのにあまりにも馬鹿げています。多くの道具を使用する
スポーツなのにパッティングの多くは未だに解明されていない分野です。
多くの嘘と誤解からくる理論に振り回されています。
(これがパッティングを難しくしていますのであえて強く言わせて戴きます)
他の分野であれば考えられない低レベルの話です。
多くのゴルフ関連雑誌やプロ、上級者が誤解を与えています。
物理的スポーツのゴルフにおいてこれは大きな罪です。
今からゴルフを始める方々に嘘を教えないでください。
自分が嘘を信じていたからと言って初心者に嘘を教えないでください。
子供達に同じ苦労はさせないでください。
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どうしても
判らない
人は
水平
素振り
をしましょう。 |
解りやすくするために上体を起し真っ直ぐにします。その時パターヘッドは
地面に垂直になります。上体をスイングするように小さく回します。この時
パターヘッドは体の回転で左右に動きますがヘッドは垂直のままです。
これをシングルレバーシステムといいます。
これからも判るようにヘッドが開閉するストロークをしている人は知らずに
腕を回しています。
これでは2mを入れるのに必要な
ひずみを無くす事
は非常に難しいのです。
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色々な
雑誌に
載っている
??? |
パターは根性で入れるとか粘りで入れる、気合で入れる等など・・。
皆、間違いです。
気合や根性を入れ過ぎると体が反応し体にひずみが出来ます。
プロの試合でも気持ちが出過ぎるとボールは入りません。
頑張るのは判りますが、
パッティングは冷徹にシステムを守った選手のほうが入ります。
気合でボールは入りません。当たり前ですが。
机上の空論ではありません。事実です。
フルスイングには気合も必要ですがパッティングには不要です。
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板の
上を歩く
しかし
状況が
変われば
動きが
変わる |
床の上に置かれた幅50cmの板の上を歩くことは出来ますが、ビルとビルに
架けられた同じ板の上を歩くことは出来ません。落ちる事を考えて恐ろしく
なるからです。この様に状況が変われば行動も変わることを理解して下さい。
パッティングも同じです。
入れたい気持ちが強過ぎると、入らない事を心配する気持ちが生まれます。
初心者がフルスイングの際に心配するのと同じです。しかし上級者やプロは
フルスイングの時には運動の自動化が出来ていますので同じタイミングで
スイングをしその結果素晴らしいショットを放ちます。
パッティングも同じです。
正しい事実と考え方を知り、その動きを運動の自動化レベルまで上げるのです。
その為には心のひずみ(上記の恐怖心、心配が体の動きのひずみを作る)を
無くすためには入れたい気持ちを持たずに、習得した動きをスムーズに実行する。
上級者はこの事をフルスイングでは行なっていますがパッティングでは同じ
気持ちになれません。無心で行なうのではなく、運動する箇所の特定をし
正しい動作を実行する事を心がけストロークしましょう。
その為にも誰にでも出来る簡単な方法が必要です。
むずかし事は出来ませんから
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正確な
パッティング
ストローク
とは |
ここまで色々な説明を行ないましたが、縦振り子ストロークを行なうことは可能で
2mを入れるためには縦振り子ストロークがアークストロークよりも断然有利だと
説明してきました。
しかし2mを入れるのにフェース面が1ミリずれただけで入らないのですから
事は容易ではありません。
誰でも直線を書くときは定規を使います。
パッティングにも同様のものがあれば良いと言う事になります。
そこでパッティングストローク矯正機Dream54が必要になります。
時間を掛けて練習しても正確なパッティングは
勘や経験で習得できるものではありません。
時間を掛けても無駄です。
フリーハンドで直線は書けません。
たまに書けたとしても
次もまた書けるという保障はありません。
|
結局
何をすれば
いいの? |
そのためにはミスの多いストロークを矯正するDream54を使い
体のある部分を簡単な方法で動かせば良いのです。
誰でもが出来る簡単な動きです。
それを習得すれば正確なパッティングがグリーン上でいつでも出来ます。
答えは・・を・・・だけです。
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全ての
答え |
入れるためには最初に説明したひずみの無いストロークが必要です。
>直径108ミリのカップの中心を狙い2mを入れようとするのですから
>108mm/2/2000mm=0、027=1,5度が許される誤差です。
参照図1
>普通のパターならトゥ側が1ミリ程開閉する誤差になります。
>3mを入れる場合その値が0,018=1度になりパター
>ヘッドの開閉は0,6ミリ以下する必要があります。
それを実践する為にはフェースが開閉しない縦振り子ストロークが断然有利です。
ロボットと同じ回転軸(肩の付け根)は水平、
腕は垂直(プロは皆この形です)にする事で縦振り子ストロークは出来ます。
手や腕は不要なひずみを作るので使わない。
巷で言われているパター、ストロークに関する嘘や誤解も解きました。
心のひずみが体の動きに連動することも説明しました。
上級者がフルスイングで習得している
運動の自動化がパッティングにも必要です。
勘で行なう練習は役にたちません。時間の無駄です。
何故ならこの小さなひずみをなくす事は今までの練習では不可能だからです。
直線を書くには定規が必要です。
しかしグリーン上でクラブ以外の道具は使えません。
そのためにDream54を使用し体の中に
その動きを染み込ませグリーン上では
●背骨近くの左背中の大きな筋肉を
●真下に”下げて上げるだけです。
●手や腕は一切 何もしません。
●それが誤差ゼロのストロークです。
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一度聞いたら誰でもすぐに出来る簡単な動きです。
プレー当日にDream54を使用すれば効果絶大です。
単純な動きだからひずみがありません。
ひずみがなければ入る確立も断然高まります。
今までのパッティングを変えるか、そのままで永遠に悩むかは貴方次第です。
変える時には心の負担と実務での苦労が有りますが、上達したい気持ちと
Dream54があれば一日数分、10日もあれば正確な動きが身につきます。
フェースが開閉するアークストロークで
ひずみを無くすのは、ほぼ不可能です。
多くの練習と才能、忍耐があれば
可能かもしれませんが。
貴方にはそんな時間と体力がありますか?
ご意見、ご質問があればご一報下さい。 yamada-putter@dream.jp
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