ある日、弊社に電話がありました。 「今から伺いたいのですが・・・。」	以前、ある練習場に弊社パターAWRBを注文して現在使用しているとのこと。 ↓↓↓↓　　 お仕事で海外に出掛けることが多く、他のクラブはレンタルでプレー出来るが パターだけは代えが出来ないのでいつも持参してプレーする。 しかし最近目が悪くなったのか、もう少し大きいヘッドで 現在の感じを維持したパターを造って欲しいとのご依頼です。
さーて実作業です。 全てお任せですが、責任が大きいです。 想像していただいた以上のものを造らねば。 気合いが入ります。	AWRBは全長１１３．２ミリ。それをあと５ミリ長くして欲しい。 早速3次元cadにて作業開始。全長を１１８．２ミリに設定すると重量が かなり重くなりフランジ全体の嵩を下がる作業に入る。ちょうど以前の AWRBと同じ重量に出来ました。 ソール面、フェース面裏、フェース面の彫刻デザインも併せて造る。 加藤さんの完全オリジナルの全体像が出来上がりました。全て任す とのことで却ってプレッシャーが懸かります。（笑）
完成です。！！ トップエッジの２本のラインは 以前と同じ、その上にフランジにも一本 付けたタイプとフランジにのみ、ラインを 付けたタイプの２本を造りました。 これで海外事業部に１本常に置いておけます。 飛行機の搭乗手続きも楽になりますね。 トップエッジ、フランジにラインがあるタイプは お互いのラインが重なるために、目の位置を 確認できることになりますが、窮屈に感じる 時もあると思います。 ですからプラチナムタイプは敢えてフランジ だけにラインを施しました。 どちらが使いやすいか？ それはその時の気の保ちようだと思います。 フランジ部分を下げたため、上から見ると 安定性が増す様に見えます。低重心が 強調され、芯の大きい楽なパターになりました。 その分、転がりは押さえられるようになって います。強めに打てるパターが欲しいとの 要望もありましたので、その点も叶いました。 彫刻のデザインは両方とも同じです。 お近くに在住の方ですから、又何かありましたら お気軽においで下さい。

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