2025.12.07(日) 小仏城山・高尾山
はじめに
 月日の経つのは早いものでもう12月、でもそう感じるのは元気な証拠。病院でベッドで寝ている人は、毎日天井ばかり見ている
と1年は長く感じるらしい。今回は先週の11月30日にバースデー登山(77歳喜寿)で、群馬県の榛名湖近くの二ツ岳に登ってか
ら初の山行。南高尾山行も候補のひとつに挙がっていたが、久しぶりに電車、バスを利用して、小仏城山から高尾山を歩くこと
にした。従って今回は、ゴンちゃんは家でお留守番。
高尾駅北口~小仏峠
 電車が7:56に高尾駅到着、今度の小仏行きバスは8:12。急いでバス停に行くと、列は出来ていたが、何とか座れそう。でも
心配する事無く、バスは2f台用意されていたので、全員が座れたと思う。何時間も歩くことは平気なのに、僅か20分の乗車時間
なのに座って行きたいのはどういうことだろう。
 小仏バス停(標高300m)に到着すると、直ぐに出発8:30。アスファルトの登り坂が続くので、初めは身体を慣らしながら
ゆっくり歩いていると、身体が暖まってきてペースが上がる。20分程でアスファルト道は終わり、いよいよ登山道へと入る。
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 長袖シャツの上にダウンジャケットを着て歩いていたが、だんだん暑くなってくる。適当な場所で脱ごうと考えていると、先
を歩いていた6人のグループが、脱ぎ休憩をしていた。「結構暑くなってきましたね、いつ脱ごうか考えていたんですが、もう
直ぐ小仏峠なので、そこまで頑張ります!」と声をかける。直ぐのつもりが10分ほど要して、小仏峠(548m)に到着 9:12 。
 早速ダウンジャケットと長袖シャツを脱いで、① 
小仏峠(548m)~小仏城山(670m)~高尾山(599m)
 小仏峠を9:22出発、小仏城山までは2ヶ所急な階段があるが、休まず程良いペースで登っていると、後ろから来た若い女性
2人が、あっという間に追い抜いていく。「 健脚ですねえ!」 と声をかけると 「 ぜえぜえです!」  小仏城山に9:42到着、
天狗の木彫り像、は茶店前の休憩所。まだ時間が早いせいか、人も多くはいない。
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一丁平の展望台から雲ひとつなく富士山を拝むことが出来た! その絶景に感激して、皆で写真を撮り合っている。
 紅葉台への長~い階段を上りきり、下った所にある分岐点。右の巻き道を行けば、高尾山頂はパスして下りのコースへと繋が
る。しかし真ん中の急な階段を登って高尾山山頂へと向かう。
 10:47山頂到着、山頂は大勢の人達で賑わっているが、タイミングを見計らって看板の前で ここからの富士山も先ほど
の一丁平の展望台と同じように、雲ひとつ無い。
高尾山(599m)~高尾山口(201m)
 下りは6号炉か稲荷山コースか迷ったが、久しぶりに稲荷山コースを歩くことにした。いきなり長い下りの木段、こちらは下
るので楽だが、登って来る人はきつそうだ。こちらは余裕なので、何人かの人に声をかける。
 「景色を見ていると思ったら、休んでいるんですか!」 「景色を見る余裕なんかないですよ、大腿骨骨折でリハビリ登山です
 下から登って来る人が、私に道を譲って止まっているので、「休んでいるんでしょう!」 「当りです!」 と笑顔。
 「階段が長くてきついですよね」 と声をかけると、「下って来る人は余裕で良いですね!
       (上の青字は私が喋った内容、赤字は返事をしてくれた女性の言葉。なぜか女性にしか話しかけていないようですね)
  下からワンちゃんが登って来る 「元気ですね!」と声をかけると「16歳のおばあちゃんなんですけど、元気に登ってい
」 大体小型犬の場合は15~16歳が寿命だと思うが、16歳で山を登っているのは凄い!私が前に飼っていたミニチュアダック
スフントは、2匹とも16歳で亡くなっている。
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   順調に下っていると、後ろから一定の距離を保って下りてくる足音が聞こえる。私が邪魔で抜けないのだろうと思って、後ろを
振り返って「お先にどうぞ!」 と声をかけると 「 いいえ!大丈夫です。ちょうど良いペースです」と答えてくれたのが、
女性。お名前は中尾さん、お住まいは町田なので高尾山にはよく歩きに来ているとのこと。途中の稲荷山の展望スペースで休憩
しての写真を撮った。ここにもトイプードルがいて、飼い主におやつをおねだりしていた。
 ケーブルカーの山麓駅 “ 清滝駅 ” までの約1時間、色々な話をして楽しい山行が出来た。そして清滝駅前の“おそうじ小僧”
の石像の前で 
  以前は高尾山にはゴミが溢れ、掃除しても掃除しても追いつかずに困っていたそうです。そこで苦肉の策として生まれたのが、
“ ゴミ箱を無くし、ハイカーにゴミを自宅まで持ち帰ってもらおう というもの。それが当って今ではゴミの問題が解消されて
はいるが、外国人観光客の増加でポイ捨てはまだあるという。こういったゴミは持ち帰って貰うための “ ゴミ箱撤去 ” が広まっ
ていき、平成5年に山頂と山麓広場に “ おそうじ小僧 ” が建立された。
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  中尾さんが今朝、高尾599ミュージアムで“シモバシラ”を見たということで、案内して貰った。場所は園内の建物とは反対側
の国道20号線側にあり(の矢印)、行ってみると陽が当っていたのですっかり溶けていた。は、ネットで調べた写真。
 は10数年前、富士急電鉄沿線にある九鬼山で撮ったシモバシラ。シモバシラという花は秋には枯れてしまうが、冬になると
地中から水分を吸い、それが凍って茎を突き破って出てくる。日陰で雨が降らないと、溶けることなく氷の塊が成長していって
のような芸術的な姿になる。その後、1,2年はシモバシラの姿を確認出来たが、それ以来見ることは出来ていない。
シモバシラという花が、何かの影響で無くなってしまったのだろうか?
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 中尾さんは、5,6年前はあちこちの山を登っていたようで、なかなかの健脚。山ちゃんファンクラブのホームページを紹介し
山行計画を見て、行きたい山があったら是非参加して下さい、ということで八王子駅のホームで別れた。
最後に
 紙面が余ったので以下の2つを紹介します。
ひとつは “ ヤモリ ” 我家の敷地内には長年ヤモリが住んでいて、夏の間は夜になると窓ガラスに張り付いて、獲物の虫を狙って
いる。しかし秋から冬になると姿を消すので、冬眠しているのだろう。しかし本日リビングの棚に置いてあるバケツの中で、体
長10cm以下の子供のヤモリを見つけた たまに家の中に侵入してくるが、逃げ遅れてしまったのだろう。  裏庭に逃がし
枯葉をかぶせてあげた。ヤモリは何匹もおり、とっても可愛い奴らなんです。
ふたつ目は、ファミリーレストラン “ サイゼリア ” の注文方法。席に着くと、テーブルの上にのように、テーブル番号 「10」 
で、「いらっしゃいませ」の表示がある。注文用QRの所にスマホを当ててQRコードを読み込むと、注文アプリに繋がる。人数
注文するメニュー番号を入力し、注文を押す。その後は「お食事中」の表示に変わる。会計の時には、会計する場所で伝票
のQRコードを読み込ませ、現金かカード払いを選択する。こうしてスタッフと接触することなく食事をすることが出きる。
勿論こういった操作のできない人は、スタッフを呼んで注文することは出来るが、煩わしさがなくて私はこの方法が好きだ。
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