2025.11.12(水) 妙義山(相馬岳)
はじめに
 妙義山は上越自動車道を走っていると、険しい尖った形をしており、ガイドブックなどを見ると “ 危険はクサリ場 ” とか “ 上級
者コース ” とか書かれているので、高所恐怖症の私は敬遠していた。だが、妙義山中間道という初心者向けのコースもあると
知ったので(下のの黄色い点線)、ここを歩くことを計画していた。
 ところが3日前、吉田類の “ にっぽん百低山 ” という番組で “ 妙義山 ” を紹介していた。それは妙義神社 から タル
ワキ沢分岐 を右折し、妙義山(相馬岳)に至るコース(白い線)。吉田類も登れるんだったら、私にも登れるんじゃないか?
 どっちのコースを歩こうか?
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自宅~「道の駅みょうぎ」駐車場
 朝5時に起床、外は真っ暗の中を愛犬ゴンちゃんのおしっこ散歩。軽く朝食を済ませ、出発前に2度目のうんち散歩、一度に
用を済ませてくれれば良いのに・・・ 6時に自宅を出発、この頃には日の出時刻の前だが、明るくなっている。
 入間ICから圏央道に乗り、鶴ヶ島JCTで関越自動車道、藤岡JCTから上信越自動車道を走って、目標の「道の駅みょうぎ」の
駐車場に溶着したのが予定どおり7:40。初めての場所なので、近くの掲示物を見て、登山口が妙義神社の階段を上りきった
所にあるのを確認。また掲示板には、「登山者用の駐車場を利用して下さい」の御願いがある。地図は解り難いが、道路の向こ
う側に「第二市営駐車場」が見えたので、車をそちらに移動。
駐車場~妙義山(相馬岳)
 駐車場から車道を少し戻って、鳥居をくぐって妙義神社に向かう。神社までは急な登りだが、前方を2本の杖を使ってしっか
り歩いている高齢女性がいた。「この坂を登るなんてお元気ですね!」と声をかけると、「毎日、下の駐車場からこの坂を登って
妙義神社の入口まで歩いているんです。歩けなくなったらお終いですから。どちらから来られたんですか?」 「埼玉の入間市
です」 「私も若い時は、入間市の宮前町に住んでいました」 女性は82歳、若い時は妙義山を登っていたとかで、「ここは危険
な箇所が多く、先日も事故がありました。落ち葉が積もっているので滑らないよう注意して下さい」などアドバイスを貰った。
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 長い石段を登り切った所を左折すると直ぐに登山口がある 自宅を出る時は気温9℃だったので、長袖シャツに赤いダウン
のベストを着ている。頭には白いヘルメット、危険な箇所があるということで、登山用ではないが普通のものを初めて着用。
登山口の横には、表示板があるが、赤い矢印を見て下さい!“ニコニコ笑った顔”があるが、これは楽に歩ける初級コース
を表しているんです。
 私は歩きながら、“ どちらのコースを歩くか ” 迷っていたので、すこしでも情報を集めようと、第一見晴 の所で、後ろから来
た2人連れの若い男性に「どちらに行くんですか?」と尋ねたら「行ける所まで行くつもりです」の返事。・・・情報得られず
 は 第二見晴 先ほどの登山口では厚着をしていたのに、40分後にはいつもの半袖シャツになっています。
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途中には鉄の階段があり、少し上ったらその先は長~い下りの急勾配の階段、は下から振り返って見た光景。
  遂にどちらのコースを選ぶかのタルワキ沢分岐点に来た 途中で中間道は止めて妙義山(相馬岳)を登ろうと決めていたが
の赤い矢印、先ほどの “ ニコニコ ” とは違って、“ 泣きそう ” な顔をしています。その先には「ここから先は上級コースです」
の看板がある 
 後ろから来た女性3人グループの1人が、「そちらを登るんですか?私達は真っ直ぐ中間道を歩きます。お気をつけて!」
その後ろから犬を連れた年配の男性と若い女性がやってきた。「我々も相馬岳に行こうと思います、ただ犬が登れるかどうか
ですが」 これを聞いて「同じ方向に行く人がいて安心しました、じゃお先に出発します」
 途中で下ってきた人にコースのことを尋ねると、「途中クサリ場が1,2ヶ所ありますが、そんなに危険ではないですよ」 これ
を聞いて一安心。そのクサリ場も思ったほどでも無く、難なく通過。途中で木の間から見える断崖絶壁の光景
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 登山口から2時間30分、遂に相馬岳山頂に到着しました! ガイドブックでは “ 危険箇所あり、上級コース ” と書かれていて
敬遠していたが、来て良かった! 他に危険な箇所もあるようだが、妙義山と言えば相馬岳、“ 妙義山を登ったんだ!
  そこへ分岐点で会話を交わした、犬連れの親子が到着したので、皆で記念写真⑩ お父さんは75歳、私が77歳だと告げると
娘さんが「お父さん!まだまだ頑張らなくっちゃ!」 山頂で30分ほど過ごして、11:15に下山開始。
下山~みょうぎの湯
 山頂とタルワキ沢分岐までは標高差400mだが勾配はきつい。登るのも苦労したが、足元は石ころだらけで落ち葉も厚く積
もっており、注意深く下るので足には負担がかかる。そして山頂から1時間50分要して、13:05に登山口に到着 
 そして登山前に、無事を祈願した妙義神社に、無事に下山した報告をした
は、近くのビジターセンターで撮った写真、手前の紅葉と彼方に聳える岩山がとてもバランス良い光景だ。
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 そしてビジターセンターの隣にある「みょうぎの湯」に寄って、疲れを癒やすことにした。ここは公営らしく、一般が620
円、70歳以上が400円と安い。受付で「70歳以上ですか?」と聞かれたにのビックリ!見れば解ると思うのだが。お風呂も内風
呂が2つ露天もあり、サウナもある。サウナでは地元の顔馴染みの人達が、世間話に花を咲かせていて彼らの憩いの場だ。
最後に
 今回は中間道は歩かなかったが、その先には奇岩など見るべき所があるようなので、今度はそちらにも行ってみようと思う。
帰路で、上信越自動車道、関越自動車道を通って、鶴ヶ島JCTで圏央道に合流する所で大渋滞。本線2車線も渋滞している
のに、こちらから2車線が合流するのだから、少し前進したら直ぐに止まってしまう。この時、右足が痙ってきた、痛さを堪え
ながらアクセルを踏んだりブレーキを踏んだり。少し良くなったと思ったら、今度は左足も。幸い直ぐに鶴ヶ島ICで下りること
が出来、近くのスーパーの駐車場に避難。私は足がよく攣るので、本日も芍薬甘草湯(シャクヤクカンソウトウ)を2袋持参していたが
山頂と下りで服用したので、手持ちは無し。運転席であまり身体を動かさなかったからなんだろう、ゆっくり歩きながら足をな
らし、ポカリスエットを飲んで10分ほどしたら回復。これからは車の中に芍薬甘草湯を常備しておこうと思う、。