はじめに |
| 私の長男は、日向山近くの北杜市長坂町に住んでおり、ホームページの山行計画(5月29日 日向山)を見て、連絡してきた。 |
| 未だ登ったことがないとのことで、誘ったら夫婦で参加してくれることになった。一方参加予定だった小林さんは、体調不良 |
| で急遽不参加、蕨山で知り合ったBさんもスケジュールが合わなくてパス。ということで、今回は親子だけの山行となった。
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| 日向山の山頂は、目の前に展開する白い花崗岩の景色が素晴らしく、足下は海岸の砂浜のようなので、ここに来る時は |
| 皆に「海岸にいるような格好をしてきて!」と言っている。今回も「綾ちゃんが水泳帽やビーチボールを持っていたら持参して |
| 下さい。まるで海に来ているような写真を撮りたいので」とLINEしておいた。 |
自宅~登山口 |
| 北杜市は前日は雨、当日も午後から天気が怪しいということで、予定より30分早く、5:30出発。青梅ICで圏央道に乗り、八 |
| 王子JCTで中央自動車道、道路は渋滞もなく順調。境川SAでトイレ休憩した時、「予定より30分早く、7:20分到着予定です」 |
| のLINEを送った。カーナビに従って長坂ICで下り、登山口に向かう途中にある長男夫婦の住む家に立ち寄った。この家は綾 |
| ちゃんの実家で、敷地内に2軒も建っていて⑧、左がご両親、右が息子夫婦が住んでいる。 |
| 綾ちゃんの準備が出来るまで、ご両親と初対面の挨拶をし、2人を乗せて登山口へと向かう。登山口の駐車場には平日なのに |
| すでに5台の車が駐まっていた。こんな状況なので、土・日は車が駐められないこともある。 |
登山口(1120m)~日向山(1660m) |
| 出発前の登山口で記念写真①を撮り、8:16出発。息子夫婦は登山については全くの初心者、でもアップダウンもなく標高差540m |
| 若いので何とか登れるだろう。ゆっくりペースで常に後ろの様子に気配りし、適度に休憩を入れる。 |
| 「山」と「岳」の違いは何だろうね、と後ろで話していたのが聞こえたので、家に帰って調べてみた。 |
| 一般的には独立峰(ひとつの山塊で形成される山)は 「山」と付くことが多く、標高が高くて険しい峰々が連なる山脈 |
| の山頂は「岳」と付くことが多いが、ハッキリとした定義はないようだ。 確かに八ヶ岳連峰には、赤岳、阿弥陀岳 |
| 横岳、硫黄岳がある。富士山は独立峰だ。 |
| ついでに「石」と「岩」の違いは |
| 絶対的な定義はないが、地盤に付いていて動かせないものを「岩」、岩から離れて動かせるものを「石」 |
| 「湖」・「沼」・「池」の違いは |
| 湖:水深が深く、中央の深い所の底には植物が生えていない |
| 沼:湖より浅く、水底の全面に水植物が生えている |
| 池:ふつうは溜め池など、人工的に作られたもの |
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| 山頂近くの、登山道から右に10m程入った所に、日向山の三角点がある② 三角点とは昔、測量をするための点のことら |
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| しいが、詳しいことは知らない。登山道に戻り、5分程歩いた所が雁ケ原、一般的にここが日向山とされている③ |
| 山頂は白い花崗岩が広がり、下を見るとゾクッとするような箇所もあるが、足下は全面海岸の砂浜のようだ。この景色を見て |
| 息子夫婦は感激して大喜び④⑤ |
| ここで海の砂浜にいるような感じの写真を撮ろうと「ビーチボールか何か持ってきた?」と綾ちゃんに聞くと、「はい!」 |
| と答え、「ちょっと着替えてきます!」と言って、林の中へ。そして戻ってきたのが⑥(3枚)、ここまで役に徹するモデルさん |
| は初めて。これまでのモデルさんは、「ビキニの水着を持ってきて!」と言ってもスイムキャップを被り、ビーチボールを抱い |
| たポーズどまり。この水着写真を、我がクラブのLINEに載せると、「ビキニ姿は勇気いるわ~」 「普通に海辺に見えます」 |
| 「お嫁ちゃん、最高~🤝ナイスです!」 の返信があった。 |
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| 到着する人がこの光景を見て ??? そこで「映画の撮影をしているんです!」 と冗談を言って笑いを誘った。 |
下山 |
| 昼食を済ませ、十分に雰囲気を楽しんだ後、11:15に下山開始。ここは殆どアップダウンがないので、下るのみだが、足には |
| 負担がかかる。行程の半ば辺りで、息子が「登りの時は呼吸が苦しかったが、下りは全々苦しくないが、足がプルプルだ!」 |
| 振り向くと、年寄りのようにストックを突きながら、足をいたわるように歩いている。 |
| 帰宅後の綾ちゃんのLINEでは、「お父さんの若さにビックリです!! 30代くらいの肉体!! 堅志さんはトボトボおじいさんみた |
| いになっちゃってました 笑」 |
| 漸く駐車場に到着して安堵の表情⑦ やはり歳は違っても、週1で山歩きしているか、普段何も運動していないかの違いだ。 |
| これからは暇な時は2人で山登りして、身体を鍛えておくように! |
下山後 |
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| 下山後、尾白の湯に寄って汗を流した。入館料は一般大人は820円だが、市民は半額。息子は回数券を持っていたので更に |
| 割安。1時間ほどでお風呂を切り上げ、ご両親の家に着くと⑧、お父さんが立派な庭を手入れしていた。そして短時間ではあっ |
| たが家の中に上がらせてもらい、記念写真⑨ 残念ながらお母さんは出かけて不在だった。 |
| 一番気がかりだったのがゴンちゃん、普段散歩で他の犬と出くわすと、盛んに吠える。息子の家にもピーちゃんという犬がい |
| るので、どうなるか心配だった。ところが吠えるどころか、ピーちゃんが近寄ると逃げ回っている⑩(3枚) |
| ゴンちゃんは11kg、ピーちゃんは3kgちょっとなのに・・・これほどビビリ屋さんだったとは。 |
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| 帰宅したゴンちゃんは、ソファーの上で爆睡、山の肉体的な疲れとピーちゃんとの精神的な疲れが重なったのか ⑪ |