2025.05.08(木) 蕨山(1044m)
はじめに
  最近 週一で山に登っているといっても、低山ばかり。そこでたまには登り甲斐の山に登ろうと、久しぶりに名栗にある蕨山を
登ることにした。行程は、車を さわらびの湯駐車場 に置き、バスで 河又名栗湖入口バス停 から 名郷バス停 まで行き、そこから
 蕨山 を登って駐車場に戻り、最後に さわらびの湯 に浸かって汗を流す。標高差約700m、歩行時間は5時間35分(ガイドブック)
自宅~名郷バス停
 自宅を7:12に出発して、約40分でさわらびの湯駐車場に到着7:53。さわらびの湯に寄り道してくれるバスもあるが、私が利
用するバスは寄らずに名郷バスに向かうので、河又名栗湖入口バスまで下って行かなければならない、所要時間10分。
  バスは4分遅れで8:18到着、運転席横のドアが開いて登山客がゾロゾロ下りて来るが、乗車口のドアは閉まったまま。このま
ま発車されては困るので、運転手に声をかけると「下りる人が終わったら開けます!」 混雑を避けるための配慮なんだろう。
 平日にも拘わらず下りてきた登山者は10人ほど、乗車すると私を含めた5人の登山者が終点の名郷バス停で下車、8:30 。
名郷バス停~蕨山
 トイレを済ませて8:33スタート、最初に中年の男性、次が私、その後ろが女性。スタートから登り坂だが、3人とも同じよう
なペースで、一定の間隔をキープ。途中沢があったが、先頭の男性は沢を渡って右の方に登って行く。しかし、沢をどう渡ろう
か?と考えていると、左の方にしっかりとした踏み跡がある。“あの男性、道を間違っているのかな?”と思いながら左の方に進
む。しかし5分程進むと、踏み跡が無くなり・・・・・・やはりあっちの道が正しかったのか。引き返して行くと、私の後ろか
ら来た女性(Aさん)が沢を渡って登って行く。私もその後を付いて行くが、結構な急坂なのでなかなかその差は縮まらない 
やはり女性1人で、こんなハードな山を登るのだから、健脚と思われる。この女性が、花の写真を撮っていた所で追いつき
「健脚ですね!」と声をかけると、「私は下りが遅いんです、こここへはシロヤシロを見に来たんですか?」 私は何のことやら
解らなかったが花であることだけは解った、山頂付近で見られるらしい。
 その先で女性のBさんと出会った。どうやって来たんだろう?同じバスには乗っていなかったし? バスは1時間に1本しかな
いし。聞くと「1本前のバスで来て、ゆっくり写真を撮りながら登っていたとのこと。見れば高価なカメラを持っていた。
 ガイドブックでは、名郷バス停から蕨山まで140分と書いてあったが、私は途中で道を間違えて10分ほどロスしたものの、110
分で到着。76歳にもなって、標準より30分も早く歩けるなんて! そして満足そうな笑顔で埼玉ポーズ
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蕨山山頂
 私が到着して10分ほどで、途中で抜いた中年の3人グループ(男1人、女2人)に続いてAさんが到着。ベンチが1つ空いてい
たが、陽が当っているので、Aさんは 「ここいいですか?」 と言って木陰の私のベンチの横に座った。「シロヤシオはありまし
たか?」と聞くと、「ありましたよ!」 の返事。花のことは詳しくない私は見逃したらしい。後で調べると、ツツジ科の花で
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 また10分程するとBさんも到着、最初は陽当たりの良いベンチに座っていたが、先にAさんが出発して空きになった私のベン
チに移動してきた。色々話をすると、住まいは都心の一等地、登山経験は約5年だが、赤岳も登ったことがあり、今年は槍ヶ岳
に登る予定だとか。やはりAさんと同じように、健脚なようだ。5月29日に日向山に登る予定だと話すと、「まだ行ったことが
ないので、「スケジュール調整できれば連絡します」とのこと。そこで記念に2人で
 の蕨山の標識、標高の所が「1044」を「1033」に書き換えられている。山頂手前にも誰が設置したか解らない
看板があり、どれが正しいのか解らない。私は標識には拘る方だが、どうでもよいことなので深くは追求しないことにした。
下山
 Bさんはのんびり屋さんらしく、ゆっくり昼食を済ませたら今度はコーヒータイム。私は山頂でのんびり50分ほど会話を楽
しんだが、Bさんとはここで別れて先に下山。
  急坂を 慎重に下り、藤棚山で写真を撮っていると、私が山頂から下山する時に到着したCさんが追いついて来た。Cさんは
私より1時間遅いバスでスタートしたのに・・・山頂でも殆ど休まず下山したきたらしく、のんびり屋のBさんとは正反対。
 Cさんも花には興味があるようで、大ヨケの頭の所で、「これが 秩父ドウダン ですよ!」と教えてくれた 私1人だった
ら、“ 南天のような赤い実がなっている木があるな ”  で見過ごしていただろう。
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  Cさんとはさわらびの湯までの約1時間、楽しく話をしながら歩くことが出来た。
  *私は以前少年野球の指導者をしていたが、Cさんのご主人も東秩父で少年野球の指導者をしていて、最近勇退した
  *Cさんも健脚だったが、1人用のテントを背負って山登りしているとのこと
  *若いころはスキーもやっていてスポーツウーマン
  *5月29日は尾瀬に行くので、日向山は行けないが、ホームページを見て行きたい山があったら連絡します
最後にCさんが、「今日はとても楽しい山歩きが出来ました。1人だったら退屈しのぎに歌でも歌っていたでしょう!」 
   Cさんとはさわらびの湯駐車場で別れた。ゆっくりお湯に浸かり、マッサージ機で身体をほぐして(100円/10分を2回)、外
に出るとBさんとバッタリ出くわす。何かの縁があるのかな?
A・B・Cさんには私の名刺を渡してホームページの見方を教えたので、行きたい山があったら是非連絡して欲しいと思います。