2025.01.12(日) 日野さん演奏会
はじめに
 私は交響曲を聴くのが好きなんです、なんて言うと「えっ 嘘でしょう!」と思う人がいるかもしれません。私は学生の頃
(55年前)、バイトで貯めたお金で当時13万円もするパイオニアのステレオを買いました。3つの木の箱からなる(両脇の
2つの箱はスピーカー)セットで、耳に馴染むクラッシックを聴いていたんです。そして日野さんがチェロの演奏者だという
ことを聞いてから、毎回欠かさずに演奏会には行かせて貰っています。
 交響曲とは、英語で “ symphony ” (シンフォニー)、これを “ 交響曲 ” という日本語に訳したのは森鴎外だそうです。
その意味は「管弦楽によって構成される多楽章構成の大規模は楽曲」、これを解りやすいように説明すると
  弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器によって構成された楽団が演奏し、その曲の構成は、長編小説にもある
  第1章、第2章とあるように、第1楽章、第2楽章・・・から成っている。
第1~4楽章で構成されているものが多く、楽章の間には一呼吸の休みがあるが、ここでは観客は拍手はしない。
自宅~会場
 自宅を10時10分に出発、車を飯能駅前の立体駐車場に駐め(1日500円)、10時43分発の西武池袋線に乗った。池袋から
山手線で品川、そこから東海道線に乗り換えて川崎駅に到着したのが12時24分。昼食は立ち食いそばで簡単に済ませ、駅
周辺をぷらっと見てから会場である“ミューザ川崎シンフォニーホール”に12:55分到着 川崎駅から徒歩5分ほど。
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演奏会場
 は私の2階の席から見た舞台、は会場全体を撮ったパノラマ写真。舞台を囲むように観客席があり、素晴らしい会場だ。
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 は2階の私が座った席、舞台を真上から見渡せるとても良い席、ここには10席ほどあるが、座っているのは私だけ。従って
舞台の日野さんからも私の姿がはっきり見えるので、私が応援で手を振っても、日野さんはアイコンタクトで応えてくれる。
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は「本日のプログラム、一曲目は「管弦楽のための5つの絵画的練習曲」(約25分)、二曲目は「ピアノ協奏曲第2番ハ短
調」(約35分)、ここで15分の休憩が入り、三曲目がメインの「ツアラトウストラはこう語った」(35分
 会場では「館内では飲食、開演中の録音、写真撮影は堅くお断りします」の放送が何度も流れている。従って休憩中は遠慮
なく撮影が出来るが、出来れば演奏している日野さんを撮りたい。しかし、向こう正面には係の女性が椅子に座って客席に視線
を送っているので、こっそり撮るしかない。撮るには望遠で撮らなければならないが、室内のためシャッタースピードを速く出
来ない。三脚にデジカメをセットして撮るのが理想だが、手で持ってシャッターを押すとブレてピンボケになってしまう。
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は沢山撮った中で、割合ピントが合った数少ない写真だが、何とか雰囲気が解って貰えると思う。
 今回は上から見下ろし、日野さんと向き合う位置だったので、チェロの構成をよく見ることが出来た。案内にはチェロ奏者の
名前が11名載っていたが、実際には一曲目が6名、二曲目が8名、三曲目が9名で演奏していた。一列目の日野さんとリーダー
2列目の2人の計4名は出ずっぱりだったが、残りのメンバーは入れ替わっていた。ということで日野さんは95分も緊張感を持っ
て演奏したことになる。しかも三曲目の最後の部分では、日野さんのチェロの独奏があった。皆が注目する中、緊張感もあった
と思うが、見事に演奏していたのには感激しました。曲が終わってから、指揮者に「ご苦労さん」の握手を求められ、観衆から
の大きな拍手があり、大満足だったと思います。
 三曲目には、舞台の後ろの2階席の所にも演奏者がいたのには驚いた 1人は舞台に背を向けて座り、ピアノかオルガンで
も演奏していたのだろうか?もう1人は最後の方で、遠くから聞こえる鐘の音を演奏しており、会場は細かな配慮がされている
のに感心した。
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 いつもは終演後、ロビーで日野さんとおしゃべり出来たが、今回は日野さんが忙しくてその時間が取れなかった。帰りは池袋
発の特急電車にギリギリで乗ることが出来、演奏会で味わった満足感をそのままキープすることが出来た。
 パンフレットに今後の演奏会の予定が載っていたが、「第25回定期演奏会は2025年10月11日(土) ソプラノ日野祐希」と
書かれているので、親娘の共演が見られそうだ。日野祐希さんの歌声は2度聴かせて貰ったが、素晴らしい声量です。現在は
ウイーンに留学中なので、更に磨きがかかった歌を期待したいと思います。まだ聴いていない人は是非聴きに行って下さい。
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下の写真は、日野さんがスタンデイングの時の写真で、日野さんから送られてきたものです。
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