2025.01.07(火) 宝登山
はじめに
 毎年、登り初めは1月7日の宝登山、そして下山してから不動寺の七草粥を頂くのが恒例となっている。そして昨年12月1日に
弥三郎岳を登って我がクラブの500回山行を達成、600回に向けての新たなスタートである。
今年は火曜日なので、参加してくれたのは小林さん1人。小林さんは昨年食べた七草粥が美味しくて忘れられず、休暇を取って
まで参加。当初参加を予定していた日野さんは、暮れにアデノウイルス咽頭炎で39度6分の熱が出て寝込み、1月12日の演奏会
のために大事を取って休養することになった。「お粥は来年の楽しみにします」とのこと。
自宅~長瀞駅~野上駅
 自宅を7:20出発、小林さんとはマミーマート飯能店の駐車場で待合せ。到着の5分程前に小林さんから到着した旨のLINEが
入り、私は予定時刻ぴったりの7:40到着。小林さんが私の車に移り、往路は小林さんに運転を御願いした。小林さんは運転す
るのが苦ではなく好きなようで、若い頃はバイクを乗り回していたとか。
  長瀞駅前の駐車場は、タイムズの駐車場で高いので、踏切を渡って左折、すぐ右折した所にある民間の駐車場は1日200円
と驚くほど安いので、いつもここを利用している。9:02発の電車には間に合わなかったが、長瀞駅始発9:18の電車に乗るこ
とが出来た。小林さんは朝食を食べていなかったので、あんパンをかじっている 向かい合わせで4人が座れる快適な車輌
だが乗っているのは我々だけ。快適な旅をもっと楽しみたいところだが、1つ先の野上駅で降りなければならない。
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野上駅~宝登山
 野上駅を9:25に出発、駅前を直進して国道140号線を横切り、道なりに約20分ほど歩くと、左側に萬福寺がある。そこを左
折すると長瀞アルプスの登山口。約10分ほどで尾根まで登り着くと、あとはほぼ平坦で楽に歩くことが出来る。昨夜の雨の影響
で霧がかかっていて、普段はなかなか見れない光景だ 
 小林さんが地面を指差しながら笑っている 100円玉を拾ったのだ。これぞまさしく「落とし玉」というのだろうか?私が
先を歩いていたのに見過ごしたのだ!その先に通行料100円を入れる箱が置いてあったが、その100円玉を入れたのか?
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  山道からアスファルト道に下り立ち、20分ほど歩くと左手に宝登山登山口が現れる。ここから宝登山山頂までは約20分あるが
私になりに4ケ所の急登があると思っている。これをこれまでは一度も休まず登れているが、途中で休むようになれば衰えたと
いうことになるだろう。小林さんに「ゆっくり休まず登るけど、もしキツくなったら休み休み登ってきてね、上で待っているか
ら」と言うと、驚くなかれ「私が先に着いて、山内さんを待っててあげますよ!」と小林さんからの返事。2人とも一度も休ま
ず、私が先に山頂に到着したが、僅かに遅れただけで小林さんも到着したのは立派!
  ロウバイの開花状況はまだまだで、一部で開花しているだけ⑤、⑥ それと枯れた葉がまだ完全に落ちきっていないので黄色
の蕾が目立たない。そして山頂で埼玉ポーズ、小林さんは自慢の長い髪の毛を切ってイメージチェンジ、ロープウェイ駅横の
「OASISの鐘」の前で
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七草粥
 七草粥を食べるために昼食は軽く済ませて、11:55に不動寺に向けて下山開始。30分程で不動寺の見える所まで来ると
お粥を並ぶ列が無い、並ばずに直ぐ食べられるようだ、ラッキー 見て下さい を !前方にいるのは小林さんだけ。昨年の
様子が 私が最初にお粥を頂くために並んだ時(10数年前?)は1時間半も並び、お替わりが欲しくて再度列に30分ほど
並んだ(皆並んでいるのに、お替わりするのにズルしてはいけないと思い) 本堂の前には誰もいない 
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 お粥を振る舞うのは11時から無くなるまで。大きな釜を挟んで、男性が大きなヘラで焦げないようにかき回し、女性がお椀に
お粥を入れてくれる テーブルには「春の七草」の寄せ植えが飾られている。⑬は七草粥、美味しさが写真で表現出来ない
のが残念です、と~っても美味しいんです!
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 七草とは、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(ハコベ)、ホトケノザ、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコ
ン)。調べると 「七草はいわば日本のハーブ、そのハーブをおかゆで食べ、お正月のご馳走で疲れた胃腸をいたわり、不足しが
ちな冬場の栄養を補い、無病息災を願う」とある。 
 今回残念ながら参加出来なかった日野さんも、一緒にお粥を食べています これは2年前の写真を、先日習得したトリミン
グ手法を使って編集しました。参拝客が少ないので、お替わりをしに行くのが恥ずかしいと言いながら3杯頂きました。さあ
これからどうするか?これまでの記録は3杯なので、もう一杯食べれば新記録です。小林さんはまだ食べられるけど「顔を知ら
れているので恥ずかしい」と言っている。私もいささか気が引けるので、紫色のジャンバーを着て、雰囲気を変えて小林さんの
分まで、2杯頂いてきました 食べ終えて、小林さんに「4杯食べたので、これで終わりにする? 5杯目は次の機会にとって
おく?」すると小林さんが「出来る時にやった方が良いんじゃないですか?」 と5杯目を促す。ここまできたらどう思われて
も構わないと思い、5杯目を頂きに行きました。これ以上の記録を作るのは相当勇気が要りますよ。
 そして仕上げは、岩畳商店街にある「大沢屋」でお豆の試食を十分に味わってきました。勿論お豆は買いましたよ!
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日の出・日の入り
 私の2階の部屋から東を見ると、建物は殆ど無くて一面に茶畑が広がっている。毎年初日の出は部屋から拝んでいるが、外
では寒い中を、あちこちから日の出を見に集まってくる人達がいる。
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  今年の日の出・日の入りの時間を調べたのが下の表である。
★「日の出」が一番遅いのが1月1日~1月13日までの6:51、まさに正月のこの時期。一番早いのが6月5日~6月21までの
    4時25分、実にその差は2時間26分もある。
★「日の入」が一番早いのが11月29日から12月12日までの16:28一番遅いのが6月23日~7月4日までの19:01、実に
  差は2時間33分もある。
★日の出・日の入りまでの時間が一番短いのが、1月1日の9時間48分、一番長いのが7月1日の14時間32分、実にその差は4
  時間44分。正月のこの時期が1年の中で、一番短いんですね。
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正月にやってはいけないこと
★松飾りは、12月29日、31日は避ける
   29日は「二重苦」につながり、31日は葬儀の「一夜飾り」を連想させるのだそうだ。私は31日は避けた方が良いというこ
     とは知っていたので30日に飾ったが、29日のことは知らなかった。
★掃除をしてはいけない
  私は近くの公園をいつも綺麗にしている。皆から「公園をいつも綺麗にして頂いてありがとうございます!」と言われると
  良い気持ちになるが、逆に落ち葉が散らかっていると気になる。12月31日に落ち葉を掃いて正月を迎える準備をしたが
    元旦になると、風が吹いたせいで枯葉が散らばっていた。しかし「昔から正月の三が日は、掃除や洗濯はNGとされてい
     る。掃除はせっかく福を持って訪ねてきた年神様を追い払う行為。キッチン、トイレ、浴室などの水回りの掃除や洗濯は
  水神様を働かせてしまい、神様が休めない行為」とされている。気にしなくても良いと思うが4日まで我慢した。
★刃物を使ってはいけない
  「三が日に刃物を使わなければ、この1年を無事に健康で過ごせる(もし切ったり怪我をしては大変!」、「包丁で切るこ
  とは縁を切ることにつながる」
★火を使う煮焚きをしてはいけない
      煮焚きをすると必ず灰汁(あく)が出る。灰汁(あく)が悪く(あく)につながる。
★四足(よつあし)歩行の動物の肉を食べてはいけない
  4本の足を持って歩く動物、豚や牛が代表的。仏教の教えからきている「殺生禁止」などが理由。
こういった昔からの言い伝えは、いつまで続くのだろうか?我家では最初の2つは守ったが、「刃物を使わない」「火を使う煮
焚きをしてはいけない」「四足の動物の肉を食べてはいけない」は守られなかった。だからお正月はおせち料理なんですね。