2024.11.17(日) 岩櫃山(802.6m)
はじめに
 岩櫃山には 2024.04.18に一度登っている。なぜ登ったかというと、大月にある岩殿山と深く関係があることを知ったから
だ。この2つの山の関係を調べてみると 
 「戦国時代、武田家の勢いにかげりが見え、これ以上戦えなくなった武田家は、織田・徳川軍から逃れることになる。真田
  幸が勧める岩櫃山か、それとも小山田信茂が勧める岩殿山か? 勝頼は岩殿山を選んだが、見方だった筈の小山田信茂
  られ、岩殿山近くの天神山で自害した。岩櫃山に逃げていたらどうなっていただろう・・・・?
実際に岩櫃山を登ってみると、山頂直下の岩登りはとてもスリルがあり、「竹内さんと早乙女さんには無理かな?」と紀行文に
書いた。すると上峯さんが是非行きたいということで計画、竹内さんも最近は岩登りに恐怖を感じなくなっているので、期待と
不安を持って参加。そして吉田さんも5月19日の乾徳山以来、6ヶ月ぶりに参加してくれた。吉田さんから参加連絡を貰った1週
間前の天気予報は “ 降水確率70% ” だったが、最終的には “ 降水確率0% ” ・・・これから天気予報が怪しい時は、吉田さんを
誘うことにする。
岩櫃山の紹介
 東吾妻町役場・観光協会のパンフレットには、岩櫃山を以下のように紹介されている。
  「標高802.6mの岩山で、吾妻八景を代表する景勝地として知られています。南面は約200mの絶壁で①、奇岩、怪石から
   なる切り立った山容は、中国の南画のような趣があり、ぐんま百名山 にも選ばれています。山頂からの眺めは素晴らしく
   眼下には東吾妻町や中之条町の市街地、眼前には上州の山々が拡がり、新緑や紅葉のシーズンには多くのハイカーで賑わ
   います
と書いてあり、今回はまさしく紅葉のシーズンなので期待が出来る。
黒須運動公園駐車場~平沢登山口
 集合は黒須運動公園駐車場、7:00出発予定の15分前に到着すると、吉田さんは既に到着していた。直ぐに上峯さんが徒歩で
現れ、続いて竹内さんも到着。竹内さんは吉田さんに会うなり「お久しぶりです。吉田さんのお陰で天気が良くなりました!
 吉田さんから「行きは私が運転します!」の申出があり、遠慮無くお任せすることにして、予定どおり7:00に出発。狭山
日高ICで圏央道に乗り、関越自動車道、上信越自動車道、渋川伊香保ICで下りて一般道。群馬原町駅の交差点を過ぎ、5~600
m先の大戸口の信号の手前を右折(ここは前回原町駅構内の観光案内所で教えて貰ったが、看板も無いので初めての人は解らない)、山の方へ
と向かう。5分程走った所の分岐点に「平沢登山口」の標識に従って左折すれば、直ぐに駐車場が現れる。駐車場から100m程
登って行くと、トイレと観光案内所がある。10分程待って9:00に観光案内所が開いたので情報を収集し、いざ出発9:10。
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平沢登山口~岩櫃山
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 コースは、往路は “ 沢通り ” を歩き、復路は“ 沢通り ” を天狗の蹴上げ石まで下って、分岐を右折して“ 尾根通り ” を岩櫃城
丸址を通って駐車場に戻る。沢通りは名前の通り “ ” があり, 巨岩がいたる所にある。の“天狗の蹴上げ岩”の前に立つ上峯
さんを見れば、その大きさが解る。前回来たのは今年の4月18日(木)平日だったので駐車場には私の車1台、しかし今日は紅葉
シーズンの日曜日なので、駐車場には多くの車が駐まっていた。ということで、登っていても上から下りて来る人が多い。
上の方で大きな話声が聞こえて、結構賑やかだ。「うるさいくらいだね、おれもいつもあんな声を出しているんだろうか?」
と聞いてみると 「あの人達は大勢で喋っていてにぎやかだけど、山内さんの場合は1人で賑やかですよ」の返事が返ってきた。
そのグループと岩場の所ですれ違ったが、富山県から来た5人グループで結構高齢の人達だった。
 1時間ほど歩くと、突然前方の視界が開け、100m程先に岩櫃山が現れる 山頂にはポールが立ち、そこに行くには急な岩壁を
登らなければならない。「これからあそこを登ります!」と指を差しているが 竹内さんの笑顔には恐怖感も混じっている。
 いよいよ岩壁の真下に来ました これから白い矢印のルートを登ります。は先頭を切って登っている私、は上から登っ
てくる上峯さんと竹内さんを撮りました。私の 「顔を上げて笑って!」の呼びかけに、素直に応える竹内さんだが、実際には泣
きたいほど怖かったらしい。
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 そして遂に山頂に到着、山頂はとても狭く下からも登ってくる人がいるので長居は出来ない。山頂の端にある、ポールが立っ
ている1m程の高台に登って記念写真、皆の顔は達成感に溢れています 山頂には監視員?の人がいて、何かあった時のため
に待機してくれていた。「今年はこれ以上色付きは期待できないので、これが紅葉の最盛期でしょう」と教えてくれた。
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下山
 登ったからには下りなければならない。上から下を見下ろすと恐怖を感じるが、下る時の目線は “ 次はどこに足を置こう
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か?” と数メートル先の岩を見ているので、思ったほど恐怖感はない。下り方も、ロープを補助的に利用して、岩にお尻を着け
て下りる方法、の吉田さんのように、鎖を頼りに後ろ向きに下りる方法、人それぞれ。何とか無事に岩壁を下り終えると、竹
内さんのリュックの熊さんが、“登頂 おめでとう!” と出迎えてくれた。竹内さんはリュックを置いて、身軽になって岩壁に挑
戦したんです。
そしての、岩櫃山が見渡せる高台まで戻り、素晴らしい景色を目に焼き付けている2人その2人をアップにしたのが
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 上峯さんは女優さんみたいにきまってますね。竹内さんは向こうを向いていたのに、私が「こっちを向いて!」と言ったので
振り向いたが、上峯さんのように横向きが絵になったかな?ごめんなさい🙇
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  天狗の蹴上げ岩の分岐を、岩櫃城本丸址に向かって進むと、見事な黄葉だ 2人は童心に返って、もみじの落ち葉を胸や
目に当てて、キャーキャーはしゃいでいる 地面に積もっている落ち葉が、風に吹かれてガサガサ音をたてているのを聞いて
風情があって心地良いですねえ」 という人がいた。誰だと思いますか?驚くことに竹内さんなんです。
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 岩櫃城本丸址でハートを作って 考えてみると我がクラブの“埼玉ポーズ”で撮るのを忘れていました!東屋で昼食、中央の
木に “ てるてる坊主 ” がぶら下がっていたので撮ろうとしたら、後方にパンを食べている吉田さんがいた。何か似ているな?と
思い、“つるつる坊主”と題して 吉田さんも同じことを考えていたようでした。 今朝は山に行くので恒例の公園の落ち葉掃
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除が出来なかったので、横に置いてあったホウキを借りて掃除?
竹内さんは、両手に食べ物を持って昼食の真っ最中食べてる時が最高!じゃなかった2番目です、1番は晩酌している時
  竹内さんと上峯さんが後ろ姿の写真を撮っているので、私も仲間に入れて貰いました。2人は足が長いですねえ~
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 下山して、出発時に立ち寄った観光案内所を、再び訪ねた 説明してくれたガイドさんはとても親切な方で「新緑の季節も
良いですよ」と教えてくれた。今回参加出来なかった小林さんのために、来年5月に計画しよう。
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吾妻峡
 時間も早いので、近くにある “ 道の駅 あがつま峡 ” の敷地内にある “ 天狗の湯 ” に寄ることにした。駐車場は混雑していた
が、幸いに1台出ていったので駐めることが出来た。私は “ 運がいい子 ” なんです!(小林さん!見ていますか?)
ここから1.6kmの所に「国指定名勝 吾妻峡」があり 途中に2つ無料駐車場があるが、紅葉シーズンの日曜日なので満車
に違いない。お風呂の前に、吾妻峡を感じられる所まで散策することにした。私の要求に素直に応じ、紅葉したもみじと戯れて
いる吉田さん 様になっていますよね。そしてエメラルドグリーンの川が望めたところで満足して道の駅に引き返した。
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 パンフレットでは細かなことは解らないが、実際に現地に来て歩いたことにより、この辺りの状況が頭に刻み込まれたのは大
きな収穫だった。
 駐車場が込んでいたので心配したが、お風呂は空いていて快適。サウナは無いが、内湯と露天風呂があり、入場料も420円
と安いのでとても満足。そしていつもの通り、恥も外聞もなく、年甲斐もなく 写真を撮りました 
道の駅の裏は、下のように遊び場やドッグランなどもあり、楽しむことが出来る。
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