2024.08.11(日) 瑞牆山
はじめに
 何の意図もなく8月11日に瑞牆山を計画したが、この日は「山の日」ということに気付いた。「国民の祝日に関する法律の
改正」で2016年1月1日に施行され、その趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」 「山の日」をいつにするか
の検討段階で、“ お盆の時期は休暇が取りやすいことで、一時は8月12日が有力だったが、この日は日航機墜落事故が起きた日
だったので8月11に落ち着いた ” ようです。
  参加者は竹内さん、小林さんと私の3人、天気予報も 登山指数A で気温も18℃、快適な山登りになりそうだ。瑞牆山は
2022年5月29日に、我がクラブの400回記念山行として、法師、竹内、日野、大和田、山室さんと私の6人で登っている。
は、10日前の7月25日に登った金峰山から見た瑞牆山。
金子~瑞牆山荘横の駐車場
  三連休の中日、中央自動車道は混雑が予想されるので、金子を5:00に出発。中央道との合流点もスムースに通過、しかし話
に熱中し、大月で河口湖方面のルートに入ってしまった。しかしどうしようも無く、最初のインターチェンジで下りて、再度高
速に乗った。瑞牆山荘に着いたのが予定より25分遅れの7:40、前回と同じ瑞牆山荘の前で、7:55スタート。
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駐車場~瑞牆山
 最初の目標である富士見平に向かう途中、見晴の良い場所があり、これから登る瑞牆山が見えてくる③④ 富士見平を直進
すると金峰山、瑞牆山はここを左折する。天鳥川を渡り、桃に似た大きな岩を過ぎると瑞牆山まで約2時間、長い岩だらけの急
登が続くが、急ぐ必要もないので要所で休憩を取る そして山頂直下の、棒状に聳え立った岩が近くに顔を出すと、山頂まで
あと一息
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 上から仮装をしたおじさんが下りて来た。この人の肩にはずっと蝶蝶が止まっているのだとか(の白い矢印) 頭には青
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い風船を着けてて何だろう?と思ったがよ~く見ると、トンボの目玉、背中には羽根を着けており、トンボの “ オニヤンマ 君”
だとか。詳しくはネットで調べてみると、“ オニヤンマは、飛んでいる様々な小型の虫を捕食する日本最大級の肉食トンボ。こ
れをを利用し、疑似のオニヤンマを身に着けるだけで、捕食を恐れた虫たちが本能的に寄ってこない” をうたい文句に
したアイデア商品らしい。ネットで購入出来るらしいが、その効果のほどは?
瑞牆山
 くたくたになりながら、やっと瑞牆山の山頂に到着⑩ ⑪ 山頂は大きな花崗岩の広いスペース、その先は断崖絶壁。の写
真の岩を、山頂から見下ろしたのが⑫ 
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 ⑬ ⑭は山頂からの眺め。の真ん中の突き出たのが金峰山の五丈岩。
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 気温も快適、山頂から見渡す景色も素晴らしく、苦労して登ってきたので、この雰囲気を十分に味わいたい。は色んな
ポーズで喜びを表しています。
下山
 名残惜しかったが、山頂で1時間ほどゆっくりしてから12時35分に下山開始。下りながらいつも思うことだが、よくもこんな
に長い距離・急な坂を歩いてきたもんだ。下から上がってくる人達もへとへとになっているが、山頂で素晴らしい景色を楽しみ
に頑張っている。ほとんど下りだが、天鳥川を渡ってからの急登は長いので、疲れた身体にはこたえる。
富士見平の湧水⑲ ⑳に寄り、冷たい水を飲んでリフレッシュ。「平成の名水百選」に選ばれた認定書の看板が立っている。
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ここから駐車場までは下りの30分、峠は越えて楽な気分で歩いていると、今日の行程であちこちで声を交わした3人の男性
グループが休憩していた。そこで記念写真 前方に見える岩山を見ながら「どこが山頂かな?」と喋っているので、「あま
り気にせず、あの一番高い所が山頂だと思えばいいんじゃないですか!」と言ったら、皆さん笑顔で納得。
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 はツムラ(製薬会社)の “ 芍薬甘草湯68(シャクヤクカンゾウソウ) ” という漢方薬で、足が攣った時に効果がある。登りの山頂直下の
急登で両足の太ももが痙ったが、竹内さんから貰ったこの薬を飲んだら1分もしないうちに痙りが解消!こんなに短時間で効果
が現れるなんて驚き! これからはこれを持参しよう。
帰路
 いつも利用している増富温泉が、老朽化と耐震性が不十分で今年の4月から休館中。ネットで「健康ランド須玉」を見つけた。
プールやジムなどを備えた公営の施設で、お風呂は温泉ということ。券売機を見てビックリ 「温泉65歳以上 370円」 中
学生以上の大人でも580円。小林さんは残念ながら1歳足りずに580円、残念と思ったか、それとも年寄りの仲間に入らなくて
良かったと思ったか? お風呂も綺麗でサウナも付いていてこの価格で汗を流せるなんて最高!
 5時半に施設を出て須玉ICに向かって走っていると、この道は国道141号線と表示された道路標識があった。“ 国道141号線
といえば 青梅街道 じゃないか、そうだったら混雑が予想される中央道よりもこの道を利用した方がいい ”  そこでカーナビに
ルートを検索して貰うが、私の思い通りのルートを提案してくれない。仕方なく中央道に乗ったが、竹内さんに調べて貰ったら
青梅街道は国道411号線でした。私の思い違いで20分ほど時間ロスして須玉ICで中央道に乗った。予想していた通り、大月
からは渋滞しているとの情報だったので、大月ICで下りて139号線を走り、国道411号線の青梅街道に合流。予想通りに渋滞
もなく9時ちょうどに金子に到着。
最後に
 今まで何度も瑞牆山を登っているが、今回のはとてもきつかった。ちょっと前までは、ガイドブックに書いてある標準時間よ
りどれだけ速く歩いたとか、今日は何人抜いたとかで満足していた。そして我がクラブの山行では、後ろに気配りしながら
適度に休憩を入れながら余裕で歩いていた。
 今日は2人に私の疲れた姿を見せてしまったが、結果的には良かったと思っている。考えてみれば75歳の後期高齢者
他の若い登山者だってきつそうだったので “ 普通の人の仲間入りをした 75歳でこんなに歩けるなんてすごいことなんだ ” 
と思い、現状を素直に受け入れよう。
 私の今の楽しみは、仲間と笑いながら楽しく歩く山登りと、12年間続いている、毎週月曜日にやっているボウリング。
いつまで山を歩けるか解らないが、この短気な私を理解して貰って一緒に歩いてくれる仲間に感謝したいと思う。