2022.10.02(日) 谷川岳(1977m)
 
はじめに
 当初谷川岳は埼玉支部から8名、栃木支部から3名、総勢11名の参加予定だった。まだ顔合わせもしていないメンバーもいたので
顔写真入りのバッジを用意した。しかし埼玉支部の法師さんが足の具合、大和田さん・山室さんも仕事の都合で欠席。栃木支部の3
人も職場にコロナ感染者が出たということで不参加、結局 11人→10人→8人→5人となってしまった。でも栃木支部との合同山行
も計画するので、また賑やかにやりたいと思います。
 谷川岳は天気が良いと素晴らしい景色を見られるが、ガスったり雨の日が多い。私は過去4回行ったが3回は快晴、1度はガスと雨
に邪魔された。しかし今回は晴男、晴女ばかりの参加、それと〇男の吉田さんが不参加。吉田さんは私と全く逆で、4回行って晴れ
たのは1度だけ。先日棒ノ嶺で会った時 「若くて・綺麗で・痩せている女性達と、一緒に行きたいけど、私のせいで天気が悪くなっ
ては申し訳ないので、断腸の思いで今回は不参加とさせて下さい」の欠席理由を聞きました。そのせいか、天気予報は快晴!
自宅~集合場所(黒須運動公園駐車場)
 集合時間の2時間前、朝3時に起床。先ず朝食のサンドイッチ作り、レタス、ポテトサラダ、薄焼き卵、ベーコン入りで私のオリ
ジナルで、余分にメンバーの分も作ってあげた、なんという心配りなんだろう。それから愛犬ゴンちゃんの散歩、そして1階の床
掃除。どんなに朝早い出発でも床掃除はほとんど欠かしたことがない、綺麗好きの性格なので。
 そして最近はよく忘れ物をするので、前日作成したチェックシートを見ながら「スマホ、財布、グレープフルーツ、甘酒(冷)
ポカリスエット、麦茶、シソジュース、サンドイッチ」をリュックに詰め込んだ。
  予定より20分早く、4時40分に集合場所に到着したが、まだ辺りは真っ暗。そして徒歩の上峯さんが懐中電灯を持って到着。予定
のちょっと前に3台の車が到着して全員定刻どおりに集合。ここで本日の失敗1、辺見さんが「バッジを忘れちゃった!
集合場所~谷川岳ロープウェイ
 定刻の5時に出発、早速皆にサンドイッチ、参加賞の落花生(私の畑で作ったもの)、シソジュース(これも私の手作り)を振る
舞った。お腹が空いていたせいか、サンドイッチは直ぐに完食、もっとたくさん作れば良かった!
 狭山日高ICから圏央道に乗り、鶴ヶ島で関越自動車道。車中で私が先日行った、葛飾柴又の話になった。早乙女さんは寅さん
が好きで、テレビは良く見ていたそうだ。私が柴又駅前で、寅さんの像の前で撮った写真を見て、辺見さんが「山内さん、脚立を
持って行ったんですか?」 「????? 脚立?カバンは持って行ったけど、脚立は・・・」 もしや?と思い「三脚のこと?
と尋ねると 「そうです、脚立じゃなくて三脚」でした!」 本日2度目の失敗、すべて辺見さんです。人のことばかり書いていま
すが、私も大失敗をやらかしました。水上の料金所でETC専用出口を通過しようとしたが、バーが下りたままで上に上がらない。
どうして?結局狭山日高ICの料金所の入り口で、ETC入り口ではなく一般の入り口を通過したようだ。しかし係の人が親切で、一
般料金が3490円のところ、ETC割引を適用してくれて2640円で通してくれた。感謝!感謝!これが本日3度目、これ以降はあり
ませんでした。正直、3度目の失敗は載せたくなかったが、どうしても辺見さんの強い要望で・・・(私だけじゃないです!
谷川岳ロープウェイ~天神峠
 谷川岳ロープウェイ駐車場には予定どおり7時ちょっと前に到着。駐車場は2Fから順に6Fまで駐めるように指示されたが3Fに
余裕で駐められた。往復2100円で麓の土合口駅(標高746m)から山頂の天神平駅(標高1319m)まで、標高差573m)を10分
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足らずで運んでくれるのは有り難い。ロープウェイは土・日・祝は7時から営業開始、すでに廊下には長い列が出来ていたが
ゴンドラは次々に回ってくるので直ぐに乗車することが出来た。は乗車前の4人、天気も最高で心ウキウキ。
は天神平駅を出ての、参加者全員の写真、私の胸のバッジが目立っていますね。駅前の「谷川岳山頂3.5km」の標識の前で
両手に華でご満悦の私。雲ひとつ無い快晴、リフト乗り場の彼方には「トマの耳」と「オキの耳」がクッキリと見える⑤、⑥
 ここから直接、熊穴沢避難小屋に向う人もいるが、我々はリフト(片道420円)を使って天神峠へ向う。天神峠からの景色を
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楽しむためと、少しでも標高をかせぐため(標高1319m→1500m)。天神峠からの「トマの耳」と「オキの耳」は、のものと
は標高が約200m高くなったので、少し違って見える⑧、⑨
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天神峠~天狗の留まり場~山頂
 天神峠(1500m)から熊穴沢避難小屋(1465m)までは約40分、上り下りはあるもののほぼ平ら、身体を慣らすにはちょうど
良い。熊穴沢避難小屋を過ぎると、本格的な登りが始まる。天狗の留まり場(1675m)までの標高差約200mは急な岩場の登りが
40分程続く。例によって、竹内さんから疲れた時に発する、おじさんのような声が聞こえてくる。私は後ろの人の様子を見なが
らペースを決めているが、私の後ろが辺見さん。竹内さんにはそれがハイペースだったらしいく、辺見さんと位置を変わると
あ~楽になった!これがいつものペースです」 途中、カメラを向けると、しんどいながらも作り笑いしている竹内さん、後ろ
は余裕?の笑顔の辺見さん。悪戦苦闘の末、熊穴沢避難小屋から山頂までのほぼ中間点の「天狗の留まり場」に到着
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 美女4人が留まって休んだので、これからは「美女の留まり場」にしたいと思います。4人ともかなりへばっているので、疲労回
復のため、アミノバイタルGOLD4000(先日の至仏山の後、購入した)を飲んで貰った。私は全然平気、先日の至仏山でへばったのは
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“ 歳のせい ” ではなく “ 2日前に打ったワクチンの後遺症 ” だということが証明されて一安心!
  美女の留まり場から山頂手前の肩ノ小屋までは約1時間、標高差約250mを登る。高い樹木もない森林限界のようで遠くまで
見渡せる、の登り切ったところが肩ノ小屋。
 途中の岩場、「天神ザンゲ」で一休み、の辺見さんの前に標識がある。辺見さんは両手首を折って神妙な顔でザンゲしている。
私に「竹内さんは前の日もいつものように晩酌をしているから、バテるんだよ!これからは控えるようにザンゲしなさい!」と言わ
れて仕方なくザンゲしているが、わざとらしくて真剣味がないですね。岩の上で両手を大きく拡げ、新鮮な空気を吸って元気を充填
している竹内さんと早乙女さん
 紅葉シーズンの日曜日、混雑や渋滞を心配していたが、それほどでもない。急な岩場や、道の狭い交互通行の所では少し待ち時間
があったが、竹内さんには絶好の休むチャンス。上から下りてくる人に道を譲っていると、次から次へと途切れない。我慢出来なく
なり 「そこで留まってもらえませんか!こちらはず~と待っているんです!」と声をかけた。譲り合いの気持ちがないのか。
 前方上に見える十字架?(肩ノ小屋の前に立っている)がだんだん近づいてくるのに元気付けられて、ようやく肩ノ小屋に到着。
小屋の前に展開する眺め、上峯さんが「今まで見たことのない景色です!」 と言っていたほど。
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ここに荷物を置いて、身軽になって出発。ここからトマの耳(1963m)まで標高差53m、15分であっという間に到着、さらに
15分でオキの耳。谷川ブルーの空を背景に5人の晴れ舞台、達成感あふれる素敵な笑顔をしています。
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 ⑲は手前のトマの耳から見たオキの耳、山頂には小さな人影が見えます。はオキの耳から見たトマの耳。雲、ガスが全く無く
こんなにクッキリ両峰が見えるなんて最高です! 重ね重ね吉田さんには感謝、感謝です。これからもご協力宜しく!です
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は山頂から見た眺望、雲ひとつ無く遙か彼方まではっきり見えています。
肩ノ小屋
 肩ノ小屋の広場は混んでいたので、脇の小道沿いで昼食。ここで冷凍して持参したグレープフルーツを皆に食べてもらった。
少し溶けていてシャーベット状、疲れた身体には最高!生き返ったようだ。これまで仕事の都合でなかなか参加出来なかった辺見
さん、紀行文で見ているだけだったが、今回 “ 冷やした甘酒 ” と “ グレープフルーツ ” を体験出来て満足だったようだ。
 昼食を終えて小屋の広場に戻ると、顔見知りの山上さんが座っていた。金沢から来たという美女と野獣の3人グループで、登って
来る時は “ ウサギとカメ ” のように抜きつ抜かれつのレース展開を繰広げ、楽しい会話を交わしていた。
 そこで我がグループで一番若い辺見さんとツーショット、40歳も若い女性との写真できっと嬉しいに違いないが、顔は無理して
無表情。辺見さんが「遺影に使っても良いですよ」と申していましたよ。あとの美女と野獣が戻ってきたので全員で記念撮影
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野獣の2人がお互いに 「 この人を埼玉に連れて帰っても良いですよ 」 と言ってくれたが、私は野獣には興味がないので体よくお断
りしました。「美女なら喜んで連れて帰ります」と言ったら、体よく断られました。また機会があったら、ということでお別れ。
下山
 登りは息が弾んで大変だが、下りののような急な岩場は、疲労している足にとっては大きな負担がかかる。竹内さんが「下りは
大変!登りの方が楽だわ!」と言っている。登りでは「きつい!しんどい!」を連発していたのによく言うよ!これを聞いた、下か
ら登ってくる人が 「登りは結構きついですよ、何だったら交代しましょうか(とは言っていませんでした)」 
を見て下さい!疲れ切った表情の竹内さん。そして無事にロープウェイの山頂駅 天神平駅に到着。駅前広場には乗客の列が出来
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ていた。山頂は狭くて混んでいたので“埼玉ポーズ”の写真が撮れなかったので、大勢の人が見ている前だが堂々と。美女とはいえ
辺見さんを除くと50歳超えの女性陣、羞恥心はどこかに飛んで行ったんだろう。小心者の私は、皆の陰に隠れて・・・とは言いなが
ら後での写真を見ると、ど真ん中で堂々と演じていました。
帰路
 ロープウェイの待ち時間はあったが、3時には駐車場を出発。途中、町営(水上町)の日帰り入浴施設「湯テルメ谷川」に寄って
汗を流した。内湯と露天風呂だけのシンプルな施設だが、入浴料が630円と安いのは有り難い。そんなに混雑していなくて気持ち良
くて入浴出来たが、上がる頃には脱衣所が混雑してきて、1時間計画を前倒ししたのが大正解でした。
は、完登のご褒美の “ 栗の形をしたアイス最中 ” を持って、サッパリした表情の皆さん。しかし竹内さんだけ、登山中の格好をし
ていますが なぜでしょう?
 冒頭で「本日の失敗3 これ以降はありませんでした」 と書きましたが、最後に 本日の失敗4 がありました。竹内さんは着替
えを持って来るのを忘れたんです。幸いにもパンツは持参していたようです(実際に見たわけではないので、自己申告)。
辺見さんと私の2人だけ失敗して、竹内さんが失敗無しでは格好がつかないですよね。竹内さんが失敗してくれて助かりました。
 関越自動車道は埼玉県に入ってから事故渋滞があったが、7時30頃には帰着出来た。今日は最高の天気で眺望も期待以上で皆さん
大満足でした。これからは皆さん、チェックシートを活用して、忘れ物をしないように心がけましょう