2020年6月23日(火)午前8時57分に、愛犬の龍馬くんが安らかに息を引き取りました。2004年12月5日生まれ |
で、15歳半も長生きして皆の心を癒してくれました。「龍馬くん、ありがとう!天国で安らかに眠って下さい」 |
《龍馬の最後の様子》 |
| 朝5時に起床、6月20日のスカリ山の紀行文の続きに着手。文の最後に「愛犬の龍馬くん、ここ1週間ほど食欲 |
| が無くて荒い息をしている。・・中略・・・もう15歳と半年なのでそろそろかな?最後まで面倒を見てあげるからね」 |
| と結んで7時ちょっと前完成。龍馬を抱っこして1階に下り、好物のミートボールを暖め、細かく切って食べさせようと |
| するが、全く口をつけない。 |
| 私が食事をしていると、廊下を玄関の方から歩いてきたと思ったら、突然トイレの前で前両足が横に開いて(後で考 |
| えると、立っている力が無くなっていたのかも)、座り込んでしまったきりその場から動かない①。 |
| しばらく椅子に座って抱いていたが、これが最後かもしれないと思って、デジカメのセルフタイマーを使って、写真を |
| 数枚撮った②。試しに大好物のサラミを目の前に置き、口を近づけてあげたが全く食べる気配が無い③。 |
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| “ これはやばい!” と思って、お母さん(女房)を起こし、それから30分ほど抱いた後、和室に寝かせ、お母さんが |
| 優しく撫でながら添い寝をしてあげた④。そして8時57分に、全く苦しむことなく安らかに息を引き取った⑤。 |
| トイレの前に座り込んでから約1時間半というあっという間の出来事、小梅ちゃんは龍馬に何が起こったのか、理解で |
| きているのだろうか⑥。これからの小梅ちゃんのことが心配だ。 |
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《龍馬からのお礼メッセージ》 |
〈お世話になった皆さんへ〉 |
| ボクを可愛がってくれた皆さん、本当に有難うございました。もう少し頑張ろうかと思いましたが、急にお迎えがやっ |
| て来ました。15年半も生きられたので十分だと思いますが、皆さんとゆっくりお別れすることは出来ませんでした。 |
| 最後は大好きなパパの腕に抱かれ、お母さんに添い寝して貰ってついウトウト寝てしまい、気が付いたら天国に来て |
| いました。他の犬よりも美味しいものを食べさせてもらい、長生きして、皆に可愛がってもらって最高の一生でした。 |
〈パパへ〉 |
| パパが大好きで、一緒にいる時間が一番長かったね、パパが家にいる時はいつもそばから離れず付きまとっていた |
| ね。でも面倒くさがらずによく面倒を見てくれてありがとう。また「犬だってドッグフードだけ食べていたら可愛そうだ、い |
| つ死ぬかもしれないんだから」と言って美味しいものを食べさせてくれました。特にアジの刺身、スーパーで美味しそう |
| なアジを見つけては、3枚におろし、小骨まで抜いて食べさせてくれたね。 |
〈お母さんへ〉 |
| 毎日オシッコを拭いたぞうきんの洗濯、有難うございました。パパがいない時は、お母さんのベッドで寝かせて貰いま |
| した。布団にもぐってお母さんの足をベロベロ、美味しかったかって?・・・複雑な味だったなあ。 |
〈菜樹ちゃん美朱ちゃんへ〉 |
| 夏、冬、春休みにしか会えなかったけど、一緒にいる時はとっても楽しかったよ、散歩に連れて行ってくれたり、可愛 |
| がって身体をやさしく撫でてくれてとても気持ち良かった!いつも別れる時は「次に来る時まで元気でいてね」と言って |
| くれたけど、今年の夏休みまで頑張れなくてゴメン!でも僕のツメで、ママにペンダントを作ってもらうんだって?僕のこ |
| とをそんなにまで思ってくれてありがとうね。 |
〈沙織姉ちゃんへ〉 |
| 忘れていました、沙織お姉さま。来た時はいつ取り押さえられて丸裸にされるかビクビクしていました。いつぞやは自 |
| 慢の尻尾のたて髪を刈られてしまい、恥ずかしくて外にも出られませんでした。前回はパパの助言で残してくれたお |
| 陰で、堂々と胸を張って天国に来ることができました。冗談はさておき、ボクのツメでペンダントを作ってくれるそうです |
| ね、いろいろ面倒を見てくれて本当にありがとね。 |
| 以下は龍馬の思いを、代筆します。 |
〈山内家の一員になった時〉 |
| 初めて皆に会ったのはペットショップの「カネダイ」、15年も前のことなのではっきりは覚えていないけど。最初にパパ |
| とお母さんがやってきて、どっちにしようか迷っていた。僕は13万円⑦、もう一匹の同じダックスは半額。そのうち剛ちゃ |
| んと沙織ちゃんもやって来てみんなで相談していたね。パパは僕のことを気に入っているみたいだが、もう一匹の値段 |
| にも心を動かされている様子。でも剛ちゃんの「こっちにしようよ、賢こそうだよ!」の一言で、パパも笑顔で決断した |
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| のが思い出される。 |
| 連れて行かれたお家は、新しく建て直してわずか6ケ月。でも歯がかゆくて、あちこちで歯を研いでいました。⑧は |
| リビングのテーブル、その赤枠の中に噛んだ跡が今でも残っている。皆は目が届かないので忘れているかもしれない |
| けど、ボクは見る度に後悔していたんだよ!本当かって? 信じてよ! |
| パパは、僕がかじりそうな角にはタイルを貼っていたけど、タイルを斜めにカットするなんてお見事!⑨。 |
| ⑩は最近のボク、すっかり落ち着いた顔をしてるでしょう? |
〈辛抱つよい性格なんだ!〉 |
| “ 男は黙って待つ ” という言葉があるけど、ボクにピッタリ。お皿に水が無くなっても、お腹が空いていても、黙って |
| お皿の前で待ってます、気が付いてくれるまで⑪。小梅ちゃんと一緒に上を見上げているのは、パパがアジの刺身 |
| を作っているのかな?こんな時でも黙って待ってます。パパがボク達の刺すような視線に負け、おこぼれをくれるまで。 |
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〈令和最初の日〉 |
| ゴールデンウイークに浜松からボクに会いに来た菜樹ちゃんと美朱ちゃん、2019年5月1日の令和最初の日に記念 |
| の写真を撮りました⑬。小梅ちゃんは小さいので美朱ちゃんが抱っこ、ボクは大きくて重いので(犬種は一応ミニチュア |
| ダックスフントなんだけど)パパが抱っこ。歳でいうとパパの次に年長なんです、それなりの風格があるでしょう? |
《最後に》 |
| あっけない龍馬との別れだったが、それで良かったのかもしれない。寝たきりで生きているより、亡くなる2時間前まで |
| 歩いていたし、最後は2人に見守られて天国に行った龍馬。幸せな一生だったと思うが、残された私の心の傷は深い。 |
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| いつも一緒で、食事が終わって2階の自分の部屋に行く時も「龍馬!行くぞ」、下に下りて行く時も「龍馬!行くぞ」。 |
| 買い物に行っても、今日はワンちゃんに何を食べさせようか?を一番先に考える。だから亡くなった今、2階の自室に |
| 行くのも無言で手ぶら、買い物に行っても張合いがない。亡くなった翌日は食欲が無くて、菓子パン1ケも食べ切れず |
| 畑仕事に熱中して気を紛らわす始末。ようやく今日になって、この「龍馬との思い出」を書く気になり、少しは立ち直っ |
| たようだ。 |
| 心配していた小梅ちゃん、龍馬が亡くなってから遺体引き取りまで約10時間もあり、その間動かない龍馬を見て納得 |
| したみたいだ。これまで龍馬に遠慮していたのか、亡くなった後は私の部屋にも来て昼寝するようになった、⑭は、龍馬 |
| の写真を見ながら食事する小梅ちゃん。2匹飼っていて1匹死ぬと、後を追うように・・・・ということを以前経験している。 |
| 小梅ちゃんだって15歳と1ケ月、これからもあまり気にせず、美味しいものを食べさせてあげようと思う。 |